2020トヨタネ種苗_春夏
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- 収量があり、 黄化葉巻病に強い! 高食味も同時に実現した新品種 !
(TS‑MT721) オーデ ィ ン
ミニトマト
1 品種の特長
草勢が強いので、 玉揃いの良いダブル果房が安定して出現 し収量性が高い。 果実サイズは15 g 〜19 g 、 適度な大きさで揃いが良い。 黄化葉巻病に強い耐病性を持つので、 夏場の定植の栽培で も安心して栽培ができる。 すっきりとしたダブル果房で収穫しやすく、 裂果も少ない。 着果が良く安定し、 収穫の波が少ない。 皮が薄いので果皮が口に残らず、 食味が良い。 愛知県、 熊本県、 宮崎県でご試作を頂き、 冬場の果実の色が 良いことが評価されています。
2 耐病性
TYLCV : 黄化葉巻病 ToMV : タバコモザイクウィルス トマト系統 (Tm‑2a)、CL : 葉かび病 (Cf9) F1 ・ F2 : 萎凋病レース1 ・ レース2、J3 : 根腐萎凋病、 LS : 斑点病 (中程度の耐病性)
3 栽培のポイ ン ト
草勢は強めで、 節間はやや長 い。 そのため、 温度の日較差や 養液栽培では高めのEC管理 でストレスをかけ、 着果促進を 常に行うとよい。 さらなる増収のためには、 養液 栽培であれば、 ステルク ・ フォ ルタミーノなどの強勢台木を 用い2本仕立にしての草勢維 持が有効。 斑点病には耐病性であるが、 菌密度が高いと発症する可能 性があるので予防的な防除を 行い、 発病した場合は、 有効な殺菌剤で早めに防除する。 8〜9月の高温期には果形が縦長になりやすいので、 施設の換気などで、 室温を下げるよう努める。
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