秋冬2023総合カタログ
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- 栽培にチャレンジ
は種・育苗
根深葱
発芽適温:15∼25℃
生育適温:15∼20℃
発芽するまでは多めの潅水管理で、発芽してからは潅水過多に注意をする。
効率よく定植できるチェーンポット育苗がおすすめ!
(詳細はP.9で)
定植(チェーンポット苗の場合)
育苗日数約50日で、本葉2.5枚を目安に定植する。15㎝前後の溝を掘り、苗を定植する。
収穫・調整
土寄せ作業
ネギの葉
部を遮光することにより、葉
イメージ
部の伸長を図り、長くて締まりの良い葱を作る。
夏場の高温期は生育が緩慢になり病害が発生しやすくなるため、土寄せは避ける。
削り込み、中耕
定植後活着したら土を通路部から削り、3∼4㎝程度埋め戻す。その後1∼2回に分けて
平らになる程度に溝を埋め戻す(①②)。
土寄せ
株元がやや低くなるように( M字型のように)土寄せするのがポイント。1回の土寄せは
5∼7㎝程度で、3∼4回に分けてこまめに行う
(③∼⑥)。
葉は光合成する大切な部位なため、本葉4∼5枚は確保する
追肥
中耕、土寄せの度に数回に分けて畝間に施用し、直後にロータリーで土壌混和
しながら土寄せする。
最終土寄せ
⑥
⑤
④
③
cm
②
①
5-7
高温期に収穫する場合は首下までとし、それ以外の時期は首元近くまでしっかりと寄せる。
最終土寄せから収穫までの日数は、夏場では3週間程度、冬場では1カ月以上かかる。
収穫・調整
収穫遅れによる襟割れや老化に注意をする。切り口から水分が垂れて出荷
箱がつぶれる可能性があるので、水分を切ってから箱詰めする。
抽苔
ネギは一定の大きさまで生育した後(葉 径5∼7㎜以上)、一定期間の低温
に遭遇することで花芽形成し、高温と長日条件で抽苔する。
抽苔を回避するためには、晩抽性品種を使うことや、肥料切れを起こさない
ようにすることなどがポイントとなる。
病害
さび病
葉や花茎に、黄色からオレンジ色のやや盛り上がった小
斑点を多数形成する。春や秋の比較的低温で降雨が多
い場合に多発しやすい。肥料切れは発生を助長するの
で、適切な肥培管理をする。
08
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べと病
葉に不鮮明な黄白色の病斑を形成し、症状が進むと葉
は淡黄色に萎れて枯れる。連作地や、水はけが悪く風通
しの悪い圃場では発生が多くなるので注意する。
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