秋冬2023総合カタログ
- ページ: 38
- トヨタネ
カリフラワー栽培して
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カリフラワーはキャベツやブロッコリーの仲間であるアブラナ科品目。
原産地は地中海沿岸の温暖地で、耐暑性・耐寒性はあまりありません。
育苗や畑づくりに関しては、キャベツやブロッコリーとよく似た作りとなります。
品目の移行を考える方の中で、注目度上昇中!
!栽培ポイントをご紹介します!
は種・育苗
日当たり、風通しの良い場所で行う。セルトレイ育苗の場合はキャベツやブロッコリーに準じ、128穴トレーで行う。
品種は作型によって異なります。
詳しくは、本カタログP39∼P41をご参照ください。
カリフラワーは暑さが苦手!
〈花芽分化条件の目安〉
日中は高温になるため、遮光して極端に暑くなら
ないよう注意。
潅水は朝十分行い、日中高温時や夕方遅くには
避ける。
定植時期
カリフラワー
早生種
ブロッコリー
展開葉枚数
気温
展開葉枚数
気温
6∼7枚
20℃
早生種
7∼8枚
20∼23℃
中生種
11∼12枚
13∼15℃
中生種
10∼12枚
15∼18℃
晩生種
15枚以上
10℃以下
晩生種
12∼15枚
8∼10℃
定植時期はセルトレイ育苗の場合、は種後30日前後を目安とする。
単条の場合、畝間60∼70㎝、株間33㎝以上(10aあたり4,000∼4,800本程度)で定植。
施肥管理
最初は一般的な栽培方法を参考にし、その後徐々に調整を行う。
基本的には、寒くなる前に株を大きく作るため、元肥中心に施肥を行う。
早生種は元肥中心、晩生種は追肥の回数を増やすイメージで管理。
カリフラワーは樹勢が強い傾向がある
株間は広めに。元肥が過剰にならないよう管理を行う。
株間が狭いと、十分に生育できない可能性があります。
元肥が多すぎると、樹が出来過ぎて花蕾形状の乱れや病気の発生、収穫の遅れに
繋がります。
〈10aあたり施肥目安〉
早生, 中早生種
N:20∼25㎏
P:15∼20kg
K:20∼25kg
〈結束方法〉
中生∼晩生種
N:25∼30㎏
P:25kg
K:25∼30kg
収穫
花蕾の直径が12∼13㎝になった頃から収
穫を行う。品質低下を防ぐため、適期収
穫に努める。直接日光が当たると表面が
黄化するため、花蕾がピンポン玉大に
なったら葉を結束するか、外葉を 2 、3 枚
折り曲げて花蕾に被せる。
(品種によっ
ては必要ない)
花蕾を包むように外葉を束ね、
ひもで結ぶ
もしくは外葉を切って花蕾の上を覆う
カリフラワーは登録農薬が少ない
こまめな薬剤散布で、被害の予防を!
カリフラワーは、ブロッコリー等と比べて殺虫剤、殺菌剤ともに登録農薬が少なく、対策が取りにくい品目です。
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