秋冬2023総合カタログ
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- 減肥栽培・品種特集
今、減肥栽培と品種に注目
ご存じですか、
ちょっとした一工夫で減肥栽培が可能となります。
では、
ここで減肥栽培に必要なアイテムの一部をご紹介します。
1 まず、始めに作付け予定圃場の土壌分析を行いましょう。
作付け前に土壌診断をすることで、どの程度肥料が土中に存在しているかが判断できます。
この事によって、栽培する作物にとって基肥等、肥料がどの程度必要なのかを予め把握することができます。
2 次に、可能なら前作に緑肥等の作物を栽培しましょう。
機能性を備えた各種緑肥があります。
一例)前作にソルゴーを作付けし、すき込むことで、カリ減肥効果が期待できます。
東三河農業研究所の試験結果では、ソルゴー栽培後にカリを20kg/10a減肥してキャベツを栽培しても
慣行施肥と同等の収量が得られました。
[図1]
[図2]
[図3]
二例)前作にクロタラリア(マメ科)を作付けし、すき込むことで、窒素減肥効果が期待できます。
東三河農業研究所の2017年の試験結果では、クロタラリアすき込み2週間後にキャベツを定植し、減肥試験
を行ったところ、窒素施肥量を6㎏(慣行の2割)削減した区でも、夏季裸地区と同等の収量が得られました。
[図4]
[図5]
注)図1∼図6 東三河農業研究所より
3 そして、減肥栽培に適した品目・品種の選定をしましょう。
露地野菜品目が、今のところ減肥栽培に於いて可能性があります。
キャベツ・ブロッコリーといった品目の中から、減肥栽培が可能な品種を選定します。
その他に可能性のある品目として、大根、太葱などがあります。
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[図6]
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