2024秋冬総合カタログ
- ページ: 32
- 異常気象を乗り越える生理障害対策
結球期に発生すると中心が腐る芯
腐れ症状となる。高温や急な多雨
などでキャベツが急激な肥料吸収
を起こした場合に、窒素吸収が勝
り、カルシウム等の吸収が間に合わ
ず発生が助長される。
結球前∼結球初期に発生するとチッ
プバーン(葉のフチが枯れる症状)を
引き起こす。
発生時期が結球期に近いほど内部
の葉までこの症状が見受けられる。
植物が吸収しやすい亜リン酸で構成されて
おり、成長点で不足しがちなカルシウムを
速攻補給。強い窒素中断効果も持ち合わせ
ているためすぐに効果が現れやすい。
成分(N : 1 P : 15 B : 0.5 Ca : 3.8
Mg : 0.1 Zn : 0.01)
欠乏
ム
ウ
シ
ル
カ
葉面散布:500∼1000倍希釈 灌水施用:200∼500ml/10a
栽培期間が長期に渡る場合、微量要素を吸収しづら
くなって下葉∼中位葉が黄化、更には赤化してくる。
土壌水分が少ない場合や肥切れ時に散見される。
欠乏
ム
ウ
シ
ネ
マグ
葉緑素の元であるマグネシウムを補給す
ることで光合成が促進され、葉色も濃く
なる。これによりできた栄養を、吸収しや
すい亜リン酸が花蕾など隅々まで運び、
花蕾品質の向上をサポートする。
成分(N : 1 P : 7 Mg : 4 Mn : 0.1
葉面散布:500∼1000倍希釈 灌水施用:200∼500ml/10a
ホウ素欠乏
乾燥が続いてからの急な多雨や窒素の過剰吸収
などで作物の生育が急に進む場合などに、ホウ素
の吸収が間に合わず発生する。
定植後の根痛みによって微量要素が十分に吸収
できない場合にも発生する可能性がある。
32
Fe : 0.07)
ホウ素の転流を促進する資材設計のため、根からは吸収
しにくい成分もしっかりと行き渡らせる。欠乏症の起きそ
うな天候時には前もって散布することでB(ホウ)作に‼
成分(水溶性マンガン : 1 水溶性ホウ素 : 19.5 水溶性苦 : 8)
葉面散布:500∼1000倍希釈/10a
- ▲TOP