2024秋冬総合カタログ
- ページ: 34
- カリフラワー栽培&品種特集!
は種・育苗
日当たり、風通しの良い場所で行う。セルトレイ育苗の場合はキャベツやブロッコリー
に準じ、128穴トレーで行う。品種は作型によって異なります。
詳しくは、本カタログ作型表をご参照ください。
カリフラワーは暑さが苦手!
日中は高温になるため、遮光して極端に暑くならないよう
注意。
潅水は朝十分行い、日中高温時や夕方遅くには避ける。
〈花芽分化条件の目安〉
カリフラワー
ブロッコリー
展開葉枚数
気温
展開葉枚数
気温
早生種
6∼7枚
20℃
早生種
7∼8枚
20∼23℃
中生種
11∼12枚
13∼15℃
中生種
10∼12枚
15∼18℃
定植時期
定植時期はセルトレイ育苗の場合、
晩生種 15枚以上 10℃以下
晩生種 12∼15枚
は種後30日前後を目安とする。
単条の場合、畝間60∼70㎝、株間33㎝以上(10aあたり4,000∼4,800本程度)で定植。
施肥管理
最初は一般的な栽培方法を参考にし、その後徐々に調整を行う。
基本的には、寒くなる前に株を大きく作るため、元肥中心に施肥を行う。
早生種は元肥中心、晩生種は追肥の回数を増やすイメージで管理。
〈10aあたり施肥目安〉
カリフラワーは樹勢が強い傾向がある
早生, 中早生種
株間は広めに。元肥が過剰にならないよう管理を行う。
株間が狭いと、十分に生育できない可能性があります。元肥が多すぎると、樹が出来
過ぎて花蕾形状の乱れや病気の発生、収穫の遅れに繋がります。
収穫
8∼10℃
N:20∼25㎏
P:15∼20kg
K:20∼25kg
中生∼晩生種
N:25∼30㎏
P:25kg
K:25∼30kg
花蕾の直径が12∼13㎝になった頃から収穫を行う。品質低下を防ぐため、適期収穫に努める。直接日光
が当たると表面が黄化するため、花蕾がピンポン玉大になったら葉を結束するか、外葉を 2 、3 枚折り
曲げて花蕾に被せる。
(品種によっては必要ない)
カリフラワーは登録農薬が少ない
こまめな薬剤散布で、被害の予防を!
カリフラワーは、ブロッコリー等と比べて殺虫剤、殺菌剤ともに登録農薬が少なく、対策が取りにくい品目です。
耐暑性に優れる
寒さに耐える
極早生品種で
生育旺盛シリーズ
耐寒性・低温伸長性を
兼ね備えたシリーズ
雪まつり
10/下∼11/中
寒月
1/中∼2月
バージンロード
10/中∼11/中
まり月
10/下∼11/中
日射量が多い時期の栽培のため、結束や葉
折りなどをしっかりして日焼け防止対策を。
収穫遅れは老化でアントシアンの発生が多
くなるため適期収穫を心がける。
34
春月
2∼3月
晩月93
4月
年内に株を作りすぎると花蕾形成が遅れ収穫
も遅くなるため追肥で調整する。年またぎ∼年
明けに霜や凍害で花蕾に細菌系の病気が発生
する可能性があるので風通しの良い管理を。
- ▲TOP