SDGs

SDGsレシピ ~春野菜2023~

食品ロスについて

食品ロスには、事業活動に伴い発生する「事業系ロス」と各家庭から発生する「家庭系ロス」があります。

家庭で発生する食品ロスは主に次の3つに分類されます。(環境省の食品ロスポータルサイトより)

1. 食べ残し
2. 直接廃棄…賞味期限切れ等により、手つかずのまま廃棄されたもの
3. 過剰除去…不可食部分を除去する際に過剰に除去された可食部分


レシピ

春野菜

◎ごぼう、玉ねぎ、えんどう、たけのこ、セロリ、新ジャガイモ、ふき、いちご

野菜スープうどん
トマトで映える!たけのこの炒めもの
セロリ、新ジャガ、たけのこの春巻
ゴマ香る!ふきの葉みそ いちごドレッシングのフレッシュサラダ
ヘタも丸ごと!いちごスムージー


今回は、「食材使い切り」 をテーマとした、春に旬を迎える野菜を使ったレシピをご紹介します!
苦みや独特な香りのある野菜も美味しく調理して、春の食事を楽しみましょう!
なお、表記している分量はすべて目安です。
お好みに合わせて、量を調節して味をお楽しみください(^^)


~マーク解説~

食品ロス・・・食品ロス削減ポイントです。
健康改善・・・健康改善ポイントです。
伝統野菜あざやか・・・おすすめの伝統野菜です。


野菜の旨味で食べるうどん



【材料(2人分)】
うどん(冷凍) 2玉
ごぼう 1/2本
玉ねぎ 1/2個
人参 1/2個
ピーマン 2個
しいたけ    3個
絹さやえんどう 適量
鶏手羽中 200g
水 1250ml
A)しょうが 1片
A)酒    50ml
A)みりん 30ml
A)しょうゆ 大さじ1
A)塩 大さじ1



【作り方】
①ごぼうはささがき、玉ねぎは繊維にそって5mm厚さの薄切り、人参は5mm幅の角切り、ピーマンはへたと種を取って5mm幅の薄切り、しいたけは軸を取って5mm厚さに切り、絹さやえんどうの筋を取ります。


②お湯を沸かして塩少々を加え、絹さやえんどうを入れて約1分間ゆでます。
1分たったら冷水に入れます。

③①で残った玉ねぎの皮、人参の皮、ピーマンのへたと種、しいたけの軸、絹さやえんどうの筋をだし用パックに入れます。


④鍋に、水と手羽中、③をいれて強火にかけ、沸騰したらアクを取ります。
Aを入れて煮立ったら弱火にして約30分煮ます。


⑤④に、ごぼう、しいたけ、玉ねぎ、人参を入れて約15~20分煮ます。
最後にピーマンを入れて約3分煮ます。


⑥器にうどんを盛り、⑤のスープを入れます。
千切りにした絹さやえんどうをのせて出来上がりです。

【ポイント】 電球
*ごぼうは皮と実の間にうま味があるので、包丁の背でかるく泥をこそげ取ります。
*うどんの代わりに、そうめんや稲庭うどんでも美味しくいただけます。
*硬めのうどんが好みの方は、解凍せず食べてください。
*鍋の水は減ったら足してください。


春満開!旬のたけのこを味わおう!


【材料(2~3人分)】
ベーコンブロック 250g
水煮たけのこ 1本
ニンニク 4片
ミニトマト 
スナップエンドウ
オリーブオイル 大さじ2~3杯
塩 約大さじ1杯
黒こしょう 適量
レモン汁 適量


【作り方】
①水煮たけのこは切って水気をきっておき、スナップエンドウは筋を取っておきます。
②オリーブオイルとニンニク2片分を炒めて、匂い立たせます。使用したニンニクは取り除きます。
③厚切りにしたベーコンとたけのこを炒めます。


④火が通ってきたらスナップエンドウと残りのニンニク2片を加えて再び炒めます。
⑤スナップエンドウが鮮やかな緑色になってきたら、黒こしょうと塩とレモン汁で味付けします。


⑥最後にミニトマトを加えてサッと軽く炒めて完成です。


【ポイント】 電球
*たけのこはキッチンペーパーなどで水分をしっかり拭き取ってください。
*スナップエンドウは、絹さやえんどうなどでも代用可能です。
*ミニトマトの皮が気になる場合は、あらかじめ湯剥きしてください。



-春を包みました-



【材料(2人分)】
セロリ 1本
新ジャガイモ 1個
ゆでたけのこ 80g
春巻の皮 4枚
塩 小さじ1/2
小麦粉 適宜
揚げ油 鍋底から1㎝くらい

 


【下ごしらえ】
・セロリの茎は縦半分に切って斜め薄切り。葉はザク切り。
   塩を振り5分なじませます。その後、出てきた水分をしっかりしぼります。
・新ジャガイモは皮付きのまま千切りします。
・ゆでたけのこは千切りします。



【作り方】
①小麦粉を少量の水で溶き、小麦粉のりを作っておきます。
②具材をまぜて4等分にし、春巻の皮で包みます。包み終わりに2辺に小麦粉のりをつけて留めます。


③170℃の揚げ油で4分揚げたら完成です。



【ポイント】 電球
*セロリは葉も使いきれます。
*新ジャガイモは水にさらさなくてOKです。




捨ててしまうふきの葉っぱがごはんのお供に変身!



【材料】
ふきの葉 3枚
ごま油 大さじ2
みそ 大さじ4
みりん 大さじ2
すりごま 大さじ1~2

  


【作り方】
①ふきを洗い、水をたっぷり入れた鍋に入れて10分程度ゆでます。


②ゆで上がったら冷水をかけて冷まし、水をはったボウルに入れます。
③2時間程度水に漬けます。この2時間の間に2~3回程度、ボウルの水を交換します。
※ふきの葉には強いえぐみがあり、そのままではとても食べられません。時間をかけてしっかりとあく抜きしてください。


④少々食べてみて、えぐみがある場合は、一晩水に漬けます。
   ※③④を時短にする方法⇒ラップに葉を包み、レンジ500Wで1分加熱します。その後冷水にさらし、水を交換しながら置いておきます。 
⑤ふきの葉を絞って水気を落とし、粗みじん切りにします。 
⑥ごま油を熱したフライパンに、ふきの葉を入れ、弱火~中火で炒めます。 
⑦しんなりしてきたら、みりん・みそを入れて炒め、最後にすりごまを入れます。



【ポイント】 電球
*③④の段階で、味見をしながら、水にさらす時間を調整してください。苦い場合は水にさらす時間を増やします。
*ごはんに乗せたり、おでんの大根に乗せたりすると美味しいです☆彡
*ごはんに合うよう、みそ・ごま多めのレシピです。ふきの風味を強くしたい場合は減らしてください。

捨ててしまっては勿体ない!野菜の旨味が溶け込んだ万能だしです。



【材料(1L分)】
野菜の切れ端 両手一杯(約250g)
(写真はセロリと菜花の根本、ニンジンと玉ねぎのへた、キャベツの芯)
水 1.2L
料理酒
小さじ1
塩コショウ 少々



【作り方】
①材料を鍋に入れて中火にかけます。


②沸騰しかけたら弱火で30分煮込みます。
③ザルでこしたら完成です。 完成したベジブロスは、カレー、スープ、お浸し、炊き込みご飯など、料理に使う水の代わりとして使えます。


↑水の代わりにベジブロスを使った炊き込みご飯です。


【ポイント】 電球
*野菜はよく洗ってから使ってください。
*使う野菜の組み合わせによって、だしの色合いや味が変わります。
*保存する場合は、粗熱が取れてから容器に入れ、冷蔵で3日、冷凍で1ヶ月です。
*やさしい味わいなので、いろいろな料理に合います。


ピンク色のドレッシングで写真映え!いちごはヘタも食べられます。



【材料(2人分)】
グリーンリーフ 3枚程度
いちごのヘタ 10個程度
ヘタを取ったいちご 3個
A)酢 大さじ2
A)オリーブオイル 小さじ1
A)塩 ひとつまみ
A)こしょう(白) ひとつまみ



【作り方】
①いちご2個を縦8等分に切ります(小さいものは4等分ぐらい)。
②いちご1個と、いちごのヘタを全てみじん切りにします。


③②とAを全て混ぜ合わせます。


④グリーンリーフを食べやすい大きさにちぎり、お皿に盛りつけます。その上に①を乗せ、③をかけます。

【ポイント】 電球
*白いお皿に盛りつけることで、ドレッシングのピンク色を楽しむことができます。
*そのまま食べたり、ケーキに乗せたりするには少し傷んでしまった・・というようなイチゴでも、ドレッシングにするとおいしく食べられます。
*なるべく綺麗な色のヘタを選ぶと、色合いが良くなります。


ズボラさんでも超簡単!いちごをヘタごとミキサーに!




【材料(2人分)】
いちご 7個
ヨーグルト 75g
牛乳100ml


【作り方】
①いちごを洗ってヘタを付けたまま容器に入れ、ヨーグルトと牛乳を加え、ミキサーまたはブレンダーにかけます。
②ヘタが細かく粉砕されたら、完成です!

【ポイント】 電球
*いちごを洗う時はしっかり水につけ、ヘタとイチゴの間の汚れも落としてください。
*小松菜など青菜を少し追加するとさらに健康的です!


使用した食材紹介 
今回のレシピに使用した食材をご紹介します。トヨタネでおすすめしている品種はカタログに記載していますので、そちらも合わせてご覧ください!カタログに記載のない品種も取り扱っております。お気軽にお問い合わせください。

ごぼう
食物繊維が豊富で、腸を活性化し、コレステロール値の低下にも役立つ健康野菜。 ごぼうの炭水化物イヌリンは腎臓機能を高めるといわれています。

玉ねぎ 玉ねぎ
辛みやニオイの元になっている硫化アリルには血液サラサラ効果があり、また血栓や冷え対策としても効果的です。
カリウムが豊富でむくみ対策にもなります。[秋冬2022総合カタログ54~55ページ]

えんどう
ビタミンCの含有量が野菜の中でもトップクラスです。ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養であり、シミやしわの予防にもなります。 [秋冬2022総合カタログ58~59ページ]

たけのこ
春が旬をむかえる代表的な野菜の一つ、たけのこ!アクを取る前工程が大変ですが、独特な食感と味がクセになる。野菜の中でもたんぱく質を多く含み、チロシンというアミノ酸や食物繊維も多く含まれています。体の余分な塩分や水分を排出してくれる働きをもつカリウムの含有量は野菜の中でもトップクラス!

セロリ
セロリにはカリウムが多く含まれており、高血圧の予防になります。独特な香りはアイピンやセネリンという香り成分によるもので、ストレス緩和や鎮痛作用があるとされています。

新ジャガイモ
意外にもビタミンCが豊富で、通常のじゃがいもの4倍、レモン1個分相当です。 しかも新ジャガのビタミンCはでんぷんに守られているので加熱しても失われにくいです。

ふき
食物繊維が多く、腸内環境を整えます。また、ケルセチンやケンフェロールを含み、抗酸化作用、抗炎症作用があるので、動脈硬化を予防したり、関節痛をやわらげたりするなどの効果があります。基本的には茎を食用とします。葉は打ち身の際の湿布にも使われてきました。

いちご
いちごはヘタまでビタミンCが豊富で、風邪予防に効果的です。海外ではヘタを取らないことも一般的です。食物繊維ペクチンは、腸内環境を整えます。葉酸も多く含み、胎児の成長を助ける効果や貧血予防の効果があります。さらにキシリトールも多く虫歯予防も!そして美肌効果もあるなど、良いこと尽くしです。[春夏2023総合カタログ54ページ]


~あいち伝統野菜紹介~

「愛知早生ふき」
 愛知県HPより→ あいちの園芸農産(pref.aichi.jp)

「渥美白花絹莢えんどう」
 愛知県HPより→愛・地産アラカルト/野菜:ふき(pref.aichi.jp)


次回は 夏野菜 を7月頃に掲載します。乞うご期待!!