当社では、SDGs活動の一環として省エネ、CO₂削減に僅かでも貢献するために、今年も恒例のグリーンカーテンを本社事務所に設置しましたのでご紹介します。
■グリーンカーテンの設置準備
植物によりますが、グリーンカーテンに適した植物は、暑さに強いですが寒さには強くないので、植物の定植時期は暖かくなる5月頃がベストです。その2ヵ月前からグリーンカーテンの準備(材料や苗など)に入ります。
■グリーンカーテンに使用する植物
- 使用する植物には、花を楽しむ品種(アサガオ等)、果実を楽しむ品種(ゴーヤ等)などいろいろありますが、当社はグリーンカーテン導入時から「オキナワスズメウリ」を利用しています。
- オキナワスズメウリは、ウリ科に属する一年草のツル性植物です。オキナワという名前のとおり、日本では沖縄や琉球諸島に自生し、暑さに強く、病気にも比較的強く、赤く小さな可愛いらしい実がたくさんなる植物で、グリーンカーテンに人気のある植物です。
- ウリという名前で見た目も可愛らしいですが、実は有毒で食用ではありません
■オキナワスズメウリの苗生産
- 今までは社員が作った苗や不足分を園芸店で購入し定植していましたが、今年は昨年採取した種子を、当社のナーセリーにて生産しまた。下の写真のように素晴らしい苗が出来ました。
- オキナワスズメウリの苗は園芸店などでも売っていますが、種子が手に入ればご家庭でも苗の生産は出来ます。但し、播種から発芽までは、種子の殻が硬いのでゆっくりです。
■グリーンカーテン用の支柱設置とネット張り
- 支柱は、事務所の壁に金具等で固定しておりますので、毎年片付けずに利用します。数年前の設置から、ずっと下の写真の状態です。
- ネットは、グリーンカーテン終了後、植物と一緒に片付けてしまうので、毎年ネット張りをします。(当社のネットの高さ2m幅で支柱に取り付けています)
■植物の定植(50cm間隔で定植)
定植後、植物が1~1.5メートル位に成長したら、側枝を伸ばし横に広げるため、一番太い親蔓を摘心しています。
暑さに強いオキナワスズメウリですが、灌水は日曜・祝日を除き毎日行いました。猛暑日は、樹勢を見て1日2回の時もあります。
■定植後、約1ヵ月で下の写真のように成長しました。
【外観状況】
今年は特に暑さが厳しく、葉焼けなども見られ、今後が気になります。
左側の赤丸部分はゴーヤです。昨年の実から種が落ち、発芽し成長しています。毎年発芽し、ここ数年自生状態です。しかし、実は小さいです。実を楽しむなら毎年ゴーヤ苗を植えることをお薦めします。
【1階の会議室(応接室)の室内状況】
ブラインドカーテンより、グリーンカーテンのほうが爽やかさを感じて、会議室(応接室)
内は見た目で涼しさを感じます。ちょっとした癒しの空間です。
今後は更に植物が成長し、葉で覆われさらに日陰が増える予定です。可愛らしい赤い実が沢山なり出したらシーズン終了となります。
■グリーンカーテンの特徴
植物が日陰を作ってくれ、省エネ効果も期待
気化熱の効果で、温度を下げてくれる
見た目も涼やかで、精神的なリラックス効果が期待できる
導入費用は、お財布に優しく、エコです(但し、新たに花壇を設置する場合は、諸費投資費用がやや高額)
果実を楽しむ植物の栽培ができ、家庭菜園を兼ねることもできる
このように事務所内の遮熱効果、省エネ効果、癒し効果、また家庭菜園を楽しむ効果などが期待できるグリーンカーテンの取り組みを検討してみてはいかがでしょうか。
ご興味のある企業様は、当社HPまでお問い合わせ下さい。
当社のグリーンカーテン設置仕様などをご紹介します。
グリーンカーテンの取り組みには、本社の他、営業所でも取り組んでいますので写真でご紹介します。
【田原営業所事務所(7/13):使用している植物はゴーヤです】
【岐阜営業所倉庫(7/18):使用している植物はパッションフルーツです】