こんにちは。
以前から取り組んでいる、「養液栽培の排液リサイクル試験」について最終結果をご報告します📝
2021年8月から栽培を開始し、2022年6月に終了しました。
今までの状況は過去記事をご覧ください。
今回の試験は、
<排液の圃場外排出量ゼロ>
<液肥使用量はレギュラー栽培相当>
という条件で栽培を行いました。
--結果--
項 目 |
ミニトマト |
大玉トマト |
収量(t/反) |
11.0(目標 -2.5) |
9.0(目標 -7.0) |
最大糖度(Brix%) |
7.0~10.0 |
5.0~9.0 |
✧ミニトマトでは、収量こそ目標に届かなかったものの、糖度が高くなり、新しい栽培方法として期待できる結果となりました。
✧大玉トマトでは、糖度の上りが遅く、終盤に尻腐れが多発してしまい、良くない結果となってしまいました。
Q糖度が高いのはなぜ?
排液リサイクルを繰り返すと、給液がだんだん濃くなります。(以下の図のように)
もちろん、制御盤で濃さは調節できます。
この仕組みにより、トマトにストレスをかけ、高糖度を目指しました。
<環境のことを考えた栽培をしたい>
<細かい水管理に自信がないが高糖度栽培をしたい>
という方に、ぜひ挑戦していただきたいです!
今作も8月下旬から、大玉トマトで再チャレンジをするので、ご興味のある方はぜひ農場視察にお越しください。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
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