こんにちは。
研究農場では、昨年8月に定植したトマトの栽培が今年7月で終了し、一息つく間も無く、次作の育苗が始まっています。先日はココバッグに定植するトマト苗の『鉢上げ』を行いました。
ココバッグでは、通常はポット苗を使用し、1ポットに2本の苗が植えられています。
ポットに直接タネを播けば簡単なように思いますが、発芽率が100%ではないのと、発芽したとしても状態の悪い苗も一部は出てしまうため、一度トレーに播種をして、改めてポットに鉢上げを行うことで、2本がキレイに揃ったポットに仕上がります。
手順を簡単にご紹介します。
①ポットに培土を詰めます。ポットは、ココバッグ用の『スルーホールポット』に黒ポリ鉢を重ねて2重にしてあります(写真ではわかりにくいですね)。土の量も一定になるように注意します。
②トレーに播種して発芽した苗です。ここから良いものだけを選別します。
③根を切らないように注意して1本1本掘り取ります。
④1ポットに2本植え付けます。この時も根を痛めないように注意します。
⑤完成です!ここから2週間ほどでココバッグへ定植となります。
『苗半作』と言われるように、育苗での丁寧な仕事が、本圃へ定植後のスムーズな活着や初期収量に大きく影響しますので、暑い中ですが気合いを入れて作業をしています。今後は、定植後の様子も定期的にご紹介していこうと思いますので、ご期待ください。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
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