ブログ「農場日記」

2011.03.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トマト栽培中(長期栽培)

    目的は品種比較栽培。計24品種を長期栽培中です。耕種概要は播種平成22年7月8日。定植7月27日。株間40cmで植えつけました。
    只今の生育状況は樹高が5~6m位。開花段数が20段前後。収穫段数が12~14段位です。収穫完了は7月上旬予定です。
   
    トマト外観             果実
 長期栽培の場合は種蒔きから収穫完了まで1年近くかかる為、樹勢の維持が出来るもの。病気に対してある程度耐病性のある物。暑い時や弱光線下でも着果、肥大する事などクリアしなければならない条件が色々あります。今の所は黄化葉巻病で抜き取った株が数株ありますが、病気や虫でダメになることもなく栽培中。
 生育調査や収量調査を継続して行なっていきますので、農家さんに良い品種を紹介できると思います。基準品種は桃太郎ヨーク、りんか409です。      
研究農場 岩原

2011.02.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

育苗ハウスの苗たち② 西瓜 メロン

西瓜

西瓜2 

1月24日に接木のハウス栽培トンネル西瓜の苗は隣り合う株と葉が触れる位に大きくなりました。


西瓜2-1


こちらはその次の作型のトンネル西瓜の苗です。こちらは鉢上げをしたばかりです。



地這いネットメロン 

地這いネットメロン苗


地這いネットメロンの種は2月22日に播種しました。メロンの種も播種後2-3日で発芽しています。鉢上げは2月28日頃になりそうです。


   今回は色々な苗の写真を撮りましたが この時期は発芽が早く春が近いことを感じさせられました。暖かいのは良いのですが スギ花粉は穏やかに飛んでほしいと思っています。   研究農場 広田

2011.02.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

育苗ハウスの苗たち① コーン ブロッコリー

 今回は育苗中の苗のレポートです。2月19日を過ぎて暖かい日が続きますね。寒い時期の管理から暖かい時期の管理に変わってきました。苗半作と言われますが,農場でも各担当者が数時間おきに様子を見たり 換気の幅を徐々に大きくしたりと良い苗ができるように こまめに世話をしています。


スイートコーン(露地トンネル栽培)



トンネルコーン2  


トンネル栽培のスイートコーンの種は2月21日に播きました。

コーン嵩上げ     トンネルコーン2



2日程度で発芽し 太い直根がプラグトレイの下から出てくるので,下に箱を置き嵩上げして育苗します。スイートコーンはもうしばらくトンネル育苗が続きます。


春ブロッコリー




春ブロッコリーは1月20日に播種しました。約40日育苗して3月上旬に定植します。1月~2月前半は,寒さを防ぐためにハウス内でトンネルを使って育苗していましたが,今は気温の上がりすぎに注意しながら管理をしています。          研究農場  広田

2011.02.22 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

白菜と甘藍の状況

研修生伊藤です。担当している圃場の状況。

第2圃場 冬系甘藍・春系甘藍


年内グループは凍霜害・裂皮にて収穫期が終了しました。次作のトンネル西瓜栽培のために2月24日から片づけを始めます。 

   
年明け①グループ(1~2月収穫)は、収穫期中です。今、在圃性の確認をしています。
冬系甘藍    春系甘藍
   
    冬系年明②         春系年明② 

年明け②グループ(2~3月収穫)は、春系は低温肥大性があるので大きくなっていますが、冬系は生育が止まっている感じでまだ収穫不可の状況です。

 

第5圃場 白菜

年内グループは凍霜害にて収穫期終了。片づけを2月24日から始めます。

年明け①グループ(80~85日タイプ)は収穫期中。外葉の傷み・芯の伸びを確認しながら収穫期限度の在圃性の確認をしています。

年明け②(90日タイプ)は収穫始まり~収穫期中。外葉の傷み・芯の伸びを確認しながら収穫期限度の在圃性の確認をしていきます。

研究農場 伊藤

2011.02.21 [ 農場日記 | 公開調査 ]

白菜公開調査

2月17日に白菜の公開調査を行いました。

2.17白菜公調01


熟期が80-85日型と90日型の白菜の収穫状況を確認し
ました。

2.17白菜公調1

球内の締まりや色だけではなく,外観の凍霜害や暖かく
なる中での芯の伸び具合等の圃場在圃性に関わる部分
を見ることを学びました。         研究農場 広田

2011.02.21 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

ブロッコリー収穫中

ブロッコリ-の2.3月穫り品種を収穫中です。
ブロッコリ-2/中

今の作型では,美緑410や盛緑81などの品種が収
穫期をむかえています。ブロッコリーでは花蕾の揃
いや形状を調査しています。       研究農場 広田

2011.02.08 [ 農場日記 | 公開調査 ]

キャベツ公開調査 年明穫り① 冬系・春系

2月3日にキャベツの公開調査を行いました。

公開調査では各品種を一度に見ます。外観,内部の色や
締まり具合,重さ,揃い性,耐寒性,在圃性等を見た後に
参加者の投票が行われます。

今回は1年生社員を対象とした栽培勉強会後の公開調査
で「品種の選び方」のおさらいも出来て勉強になりました。
      研究農場 広田

2011.02.08 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

立春

 今年は,年明けは寒かったですが,2月に入りようやく

少しだけ暖かくなって来ました。外ではまだ霜が降りるこ

ともありますが,日中の最高気温は1月下旬よりも高くな

っています。(立春以降は露地の圃場では日中最高気温

は10℃を越えています)

 ハウス内は30℃位になることもあるので,農場でもトマ

ト養液栽培では給液回数を増やしたり,換気を多めにし

たりと管理を変えるようになっています。 作物の様子や

体調管理に気をつけたいと思います。

研究農場 広田

2011.01.28 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

夕顔(干瓢)と南瓜

タイトルを見ると何のことか分かりにくいかもしれないですね。
実は西瓜を接ぐ主な作物が夕顔と南瓜です。
接木苗は土壌病害対策(つる割れ病他)や,樹勢維持・低温伸長性の確保といったことを主な目的に使われます。
西瓜は暑い条件を好みますが,1月2月の寒い時期の定植では,気温・地温が低すぎる場合があるため,低温伸長性に優れた夕顔や南瓜に接いだ苗を使うのが一般的となっています。

ユウガオという名前から,アサガオやヒルガオの仲間の様な印象を受けるかもしれませんが,ユウガオはウリ科です。
アサガオやヒルガオはヒルガオ科で,ちょっと紛らわしいですね。

研究農場 広田

2011.01.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

西瓜接木

ハウス栽培用西瓜苗の接木作業は1月24日に行いました。
現在の西瓜栽培は,接木苗を使う方法が主流になっています。
接木苗を使うことで病害を低減や,生育~収穫期間の樹勢の維持が期待できます。

研究農場では農場課員総出で作業に当たりました。
接木作業では台木(ユウガオ)に穂木(スイカ)を挿しますが,一連の作業は細かくて慣れるまでは大変でした。

この接木苗は3月上旬に定植し5月下旬に収穫します。

双葉をひろげている苗を見ていると,これからの生育が楽しみです。


0121西瓜    西瓜台木
西瓜発芽         西瓜用台木

研究農場 広田