ブログ「農場日記」

2021.02.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トヨタネの栽培サポート課って??

みなさま、こんにちは。
栽培サポート課スタッフです!

今回は私が所属する「栽培サポート課」について紹介したいと思います。

弊社には下記のように「栽培支援部」「栽培サポート課」という部署があります。

*栽培支援部
栽培に関する専門知識を持って栽培技術面からお客様のサポートを行う。
品種比較や商品展示などを行う「研究農場」と「栽培サポート課」から構成される。
◎研究農場
実際に農産物を生産しながら様々な試験を通してお客様をサポートしております。
◎栽培サポート課
生産現場へ出向き、お客様と接しながら農業生産のサポートをしております。



■栽培サポート課の仕事って?
栽培サポート課の主な仕事はココバッグ栽培、イチゴ高設栽培を中心とした
養液栽培システムやプロファーム導入者様への栽培サポートとなります。

◎養液栽培の管理の基本や機器の使い方
環境制御技術について、お客様の圃場の状況に応じた適切な管理をアドバイス。

◎定期的な現場巡回、栽培資料の配布
メール・電話対応など、様々な手段でお客様をサポート。

【対象】
養液栽培を初めて導入されて、栽培管理に不安な方、環境制御に興味があるけど、
どんなところから取り組んだら良いのかお困りの方

ぜひトヨタネ栽培サポート課のサービスをご利用くださいませ!



栽培サポート課 m.u
研究農場事務所

2021.02.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

新人研修

こんにちは。
1月19日(火)と26日(火)に研究農場にて新人研修をおこないました。

19日(火)午前中は、全ての圃場の試験内容を説明。
午後からは、収穫作業・葉かき作業を経験してもらいました。

研修風景

26日(火)は、トマト収穫作業・生育調査などを行う。

外は寒い、ハウス内は暑い中での作業環境。
新人研修の皆さんには、体調管理に十分注意してもらいました。

実際のところ?

農場での実習研修の経験が、
今後の農家様に役立つ情報として活かせればと思います!

研究農場 m.m

2021.01.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

露地作の状況

こんにちは。

露地作の状況について。
昨年は、台風の襲来も無く露地野菜にとっては順調すぎるぐらい生育が進みました。

しかし豊作の秋を迎えた12月に入り低温・乾燥。
1月7日から5日間は最低気温が氷点下を下回る温度で生育が停滞しました。

また1月21日は-3.5度と最低気温を更新。
キャベツ・ブロッコリーなどは、霜が降りて凍り付いてしまいました。

しかし日中には13度と気温が上がり1月としては珍しい天気になりました。

昨年は、生育順調で野菜の価格が低迷していました。

年末から年始にかけては1000円台/ケースをキープ。
何とか生産者のみなさんは、ほっとしたと思います。

コロナ禍ではありますが、
生産者の皆さまが潤うように春まで価格が安定すればと思います・・・・・

農場春系キャベツ

研究農場 m.m

2020.12.22 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

ウリ科野菜「接木工程やメカニズム」解説

 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、本格的な冬を迎えました。

 ナーセリー(苗生産)において、冬春シーズンのウリ類(スイカ、メロン、キュウリなど)
接木苗の生産が本格的にスタートしております。

 今回はウリ科野菜の接木について、
その工程やメカニズムを解説していきたいと思います。

育苗

 ウリ類の接木には、ナスやトマトの接木と異なります。
基本的にプラスチック製のチューブを使用せずに、
穂木を台木に挿し込む「挿し接ぎ」と呼ばれる方法で接合します。

 まず、穂木と台木が接合した部分に褐色の糊(のり)状物質が発生してきます。
これを「カルス」といいます。

この「カルス」が仮導管細胞に分化し、仮の通導組織としてつながっていきます。
仮導管は養水分を台木から穂木に送る仮パイプの役目をします。

 順調に活着すれば、この仮導管が台木から穂木へ網目状に密に繋がります。
接木から5日目頃には細胞の隔壁が消失し、パイプ状の導管になります。
穂木、台木それぞれの導管が網目状に完全につながって初めて接木が完成します。

 接合部が活着するまで、およそ7日間。
穂木と台木の間で養水分を十分にやり取りできない間は、温度、湿度を一定に保ったトンネルや養生室で管理をしていきます。

 この間の温度、湿度などの管理の仕方、手のかけ方が苗の仕上がりを決めます。
更には本圃でのパフォーマンスを左右する重要なポイントとなります。

 今回説明させていただいた、接木に関する管理だけでなく、
播種から一次育苗、二次育苗における苗の状態においても、
緊張感と責任を持って、お客様に満足していただける苗作りに努めてまいります。

種苗部 h.n

2020.12.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

無くてはならない「地図アプリ」!?

こんにちは
仕事柄、愛知県外のお客様の元へ車で移動することが多いです。

そのときにとてもお世話になっているものがあります。
そう、スマートフォンの地図アプリです。

スマートフォン地図アプリ

知らない土地に行くときも、地図アプリのナビ機能があれば安心です。

また訪問するお客様から次のお客様までの移動時間も調べることが出来ます。
その日の行動予定を立てるのにも非常に役立っています。

また移動先での食事場所を探すのにも活躍します。
遠くに行った際の食事も仕事中の楽しみの1つです。

スマートフォンの地図アプリに頼っているので、
仕事中バッテリーが無くなりそうだと、ヒヤヒヤします。

バッテリー切れヒヤヒヤ

ナビが無い時代があったことを思うと、
ナビの有る時代に仕事ができていて良かったなぁと思います。

栽培サポート t.s

2020.10.21 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

来季に向けた「レディヒート」などのテスト

栽培サポート課として
お客様と話す話題に、
「夏の暑さ」対策があります。

今年のように9月に入っても30℃以上の日が続き、
8月に定植したトマトの活着や根張り、
着果に悪影響が出てしまった生産者様も多くみえます。

暑さ対策としてお薦めしたいのが、
「レディヒート」「トランスパー」など遮熱塗料です。

来年の春以降のために、
弊社研究農場ハウスに
遮熱塗料の新しいタイプのものと従来タイプのものの比較試験を行い、
塗布面の変化を確認しております。

遮熱塗料

今年は愛知県に台風の上陸は無く、
8月24日に塗布した試験ではあまり大きな変化はありませんが、
試験結果をメーカー様と共有することで、より良い商品をお客様に提案できるようになればと思います。

研究農場に栽培サポート課が移動して半年、
研究農場と連携した商品や栽培の試験を行うことができるようになりました。

トマトやイチゴの養液栽培でも
研究農場と栽培サポート課のメンバーが連携した試験をいくつか行っております。

弊社研究農場に来場された際には、
そちらもご覧いただければと思います。

栽培サポート課 f.h

2020.08.27 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

オンラインでの栽培サポートはアリかナシか?!

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、
私たち栽培サポート課もお客様のアフターフォローに影響が出ています。
全国の緊急事態宣言は解除され、現場の緊急度に応じて出掛けるようになったものの、
「自分が知らないうちに感染していて、お客様にうつしてしまわないかな?」
「お客様は業者の出入りが不安でないかな?」と心配は尽きません・・・。
日々、マスクや消毒などしっかり対策をとって栽培サポート活動を行っている状況です。

 現在は8月も終わりが近づき、施設園芸農家様は続々と定植を迎えています。
コロナだからといって作物の生育は待ってはくれないため、
栽培管理に困っている農家様がいらっしゃれば、私たちはしっかりサポートしたいのです!
そこで、いま流行りのZOOMを使ってオンライン栽培サポートを行ってみることにしました。
Zoom
 これまで電話やメールでお客様の問い合わせに対応させて頂くことは度々ありましたが、
カメラを使った栽培サポートは初めて・・・。
「やり取りは上手くいくかな?」「トマトの様子はしっかり把握できるかな?」
と不安でしたが、実際試してみると、生育の良し悪し、
病気の発生の有無などの話をしながらその場ですぐに映像で状況を確認でき、非常に便利だと実感!!!
お客様には画面共有の機能で私たちの手持ちの資料もすぐ見て頂くことができ、
電話やメール以上に充実したサポートとなりました。
Zoom
 遠方にいらっしゃるなかなかお会いできなかったお客様、
いますぐに問題を解決したいお客様とのやり取りには十分に「アリ!」なのではないでしょうか。コロナ禍の中でも、利用できるものはどんどん利用して、
今後もより充実した栽培サポートができるよう部署一同取り組んでいきたいと思います。

研究農場
栽培サポート課スタッフ

2020.08.20 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

研究農場の今作の予定をお知らせ致します!

施設圃場
・パプリカ、ピーマン → 8月下旬定植
・トマト、ミニトマト → 8月下旬定植
・イチゴ       → 9月中旬定植
・キュウリ      → 10月上旬定植
・エンドウ      → 10月上旬定植
・小松菜       → 10月上旬播種

ピーマン イチゴ セル苗

露地圃場
・キャベツ     →1作目(年内作)8月19日定植済み
           2作目以降は順次定植予定
・ブロッコリー   →1作目(年内早生作)8月下旬定植予定
           2作目以降は順次定植予定
・子持ち高菜    →10月上旬

作物以外でも、環境制御装置や試験の取り組みなど
様々な内容をご見学していただけます!

興味がある方は、
お気軽に最寄り営業所のスタッフまでお問い合わせくださいませ。

研究農場スタッフ
スタッフ1

2020.07.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

7月~8月の「トマト・ミニトマト」参考

【栽培管理】参考
・作の切替時期、前作からの病害虫に注意
※施設内の コナジラミ対策および施設周辺の除草も
・定植時に遮熱塗料や遮光カーテンを活用し
※地温が35度以上にならないよう注意
ヒント

【夏のお勧め資材】
👉地力の素 カナダ産高純度天然腐植土壌改良材
堆肥と併用する事を推奨。
畝立て時:10アール40~80kg施用
定植時:5g~10g植穴処理
リキッド 12(液体品):葉面散布または苗ドブ漬け処理

👉フレッシュサンソ 土壌改良材
粒剤:目安4ヶ月間:作物の根張りを改善、土壌の団粒化促進
液剤:即効的に土壌に酸素を供給し、根の酸素不足を軽減
粒剤:畝立て時:10アール40~60kg施用
液剤:100倍液を定植時ドブ漬け及び定植後に潅水
「ココバッグ栽培について」
定植時に追肥タイプ酸素粒剤の「ネハリエース」をポット上に10~20g程度施用

👉プリベンタマグ/ホスマグ 亜リン酸マグネシウム液肥
亜リン酸とマグネシウムの相乗効果で発根が促進
肥料の吸収が良くなり、病気にかかりにくくなります
1000 培にて葉面散布

👉ペンタキープHyper
★苗の活着促進に・・・定植前に苗をドブ漬け処理
(ペンタキープHyper5000倍+フレッシュサンソ液剤100倍)
ネハリエースをポット上20g施用
★定植後の根張り、生育促進に
・・・ペンタキープHyper5000倍+ホスマグまたはプリベンタマグ1000倍 葉面散布

【病害虫防除】
・害虫の発生の多い時期の対策
コナジラミ対策を中心にヨトウムシ、ハモグリバエなどの防除も早めに
・マルハナバチ・クロマルハナバチ農薬の影響日数にも注意。
・栽培開始前に防虫ネットの破れに注意、ハウス外部からの害虫侵入を防ぐ

《農薬散布参考例》
農薬登録内容を改めてご確認ください。
農薬散布参考例

※注意事項
・薬剤によってはトマトとミニトマトでは異なる場合があります。
 農薬登録内容(使用回数など)ご注意・確認ください。
・散布:農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上ご使用ください。

スタッフ2

2020.02.18 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

2月~3月の「イチゴ」管理のポイント

イチゴ【栽培管理】ポイント!

イチゴ栽培 三寒四温

🍓冬から春への季節の変わり目の時期になり日射しが日毎に強くなってきます。

🍓ハウス内気温も同様に上昇しやすくなります。
➤・・・換気を行うと気温だけでなく 湿度も急激に低下することがあります。

🍓急激な環境変化は作物にとってストレスとなります。
➤・・・『チップバーン』などの生理障害、不受精果、灰色かび病やうどんこ病などの
            病害引き起こす原因となります。

✅遮光カーテン、レディソル、エクリプスなど
  遮光塗料を状況を見ながら活用してゆきましょう。
ワンポイント
【環境制御】と併用したい季節の変わり目のお勧め資材
👉レディソル/エクリプス 「ハウスフィルム用白色塗料」
10アール当たり1缶(20kg)
約100リットルの水で薄めて鉄砲噴口でハウスフィルムに吹き付ける。
「30~ 40%」の遮光ができます。
紫外線や雨で少しづつとれ、
レディソルは「約3~4ヶ月間」、エクリプスは「約2~3ヶ月間」持続。

👉ホストップ/PKF32  「亜リン酸カリウム肥料」
亜リン酸とカリウムの相乗効果で発根及び果実肥大促進、葉先枯れ対策としても。

👉ペンタキープHyper 「葉緑素の素のアミノ酸5ALA」
施用することで光合成をバックアップ。
光合成及び肥料吸収を促進し樹勢の維持強化に。

👉カルパンチMIX  「腐植酸配合微量要素入カルシウム液肥」
樹勢の安定およびホウ素、カルシウム補給することで尻腐れ果、異常茎(メガネ)対策としても。

★季節の変わり目の樹勢強化・果実肥大に
・・・ペンタキープHyper 5000倍+鉄力あくあF14 5000倍葉面散布
★季節の変わり目の樹勢安定と生理障害予防に
・・・カルパンチMIX800倍+PKF32 1000倍葉面散布。

【病害虫防除】
 ・気温の上昇とともに、害虫の侵入や発生が増えてきます。
黄色粘着板を追加設置したり、ハウス出入り口付近の隙間を補修するなど物理的防除対策も見直しましょう。

《天敵に影響の少ない農薬散布》参考例
イチゴ栽培「天敵に影響の少ない農薬散布例」
《ご注意ください》
農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

栽培サポート資料より