2019.03.15 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
・三寒四温と言われる3月~4月は気温の低い日と温暖な日が交互にやってきます。
また一日の中でも寒暖差が大きく、雨量も比較的多い時期になります。
・近年は極端な温度変化・乾燥・湿害により生理障害が問題となりやすく、潅水・追肥・土寄せ・消毒などの管理作業をタイミングを逃さず実施することが重要です。
・播種後にべたがけ資材を活用することで、低温・風による生育不良やカラス、ハトなどの鳥害を軽減できます。
【お勧め資材】
◇ナルミゲンL経済的かつ省力型一発肥料。
・N:10・P:6・K:7・Mg:2
・100%有機物由来の天然ミネラル原料に即効性と緩効性2つのチッソ配合。
◇フレッシュサンソ粒剤
・亜リン酸の働きで発根が良くなり、環境ストレスに強くなる力が養成されます。
・施用方法:1000~1500倍で葉面散布。
◇ソフトシリカ U2
・ケイ酸塩白土、ケイ酸以外にマグネシウムを多く含む。
・ケイ酸補給により茎や葉の細胞が強化され維管束が太くなり倒伏しにくくなります。
・10アール当たり100kg~200kgを目安に土壌混和。
◇タキイトレエース
・成分のトレハロースは高温・低温・萎れなどによるストレスを軽減する効果あり。
・肥料登録資材 500~1000倍で葉面散布。
・春作の遅霜対策、抑制作の高温萎れ対による萎れ対策に。
・500~1000倍で葉面散布。
◇P-マックス・L
・亜リン酸の働きで発根が良くなり、環境ストレスに強くなる力が養成されます。・
・1000~1500倍で葉面散布。
【病害虫防除】
・マルチ栽培での除草剤散布は、高温や乾燥により薬害を生ずることがあるので注意。
・アワノメイガ・アブラムシおよび紋枯れ病の防除を雄穂の出圃時期と絹糸が出た頃を中心に行います。
2019.03.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
【栽培管理ワンポイントアドバイス!】
・天候が周期的に変化し、ハウス内環境が日によって大きく変化します。
「エクリプス」ハウス遮光塗料を使うことで天候変化による急激な温度上昇防止などの環境改善ができ結露多湿が原因の灰色かび病、チップバーンやガク焼けなどの発生を軽減できます。
・風の強い日にハウスの側面換気を開けると、換気部に近い畝とハウス中央の畝の温度・湿度差が大きくなり生育ムラの原因にもなることがあります。風上と風下の換気幅を変えるなどの工夫をしましょう。
【環境制御・養液栽培をバックアップ!】
春のお勧め資材
◇P-マックス・L
亜リン酸の働きで発根が良くなり、環境ストレスに強くなる力が養成されます。
施用内容:1000~1500倍で葉面散布。
規格内容:1L、10L (比重約1.4)
◇ペンタキープHYPER (5ALA+微量要素配合)
・施用することで光合成バックアップ。
・春の日差しを有効活用することで収量、品質アップ。
・葉面散布で作物表面の病害の原因となる汚れなどを剥離。
・根圏施用で酸素を即効的に補給し、発根促進。
◇ホスカル亜リン酸カルシウム液肥、葉面散布で施用。
・チップバーン予防と発根促進、徒長抑制に。
◇エクリプスF4
低コストなハウス用遮光塗料。
1缶20kgを水100リットルで薄めて約1000㎡塗布、2~3ヶ月持続。
★病害に負けない樹づくりに・・・
フレッシュサンソ液剤100倍+P-マックス・L 1000~1500倍
★軟弱徒長・チップバーン予防に・・・・
ホスカル800~1000倍+ペンタキープHYPER5000倍
【病害虫防除】
◎うどんこ病及び灰色かび予防を主体に行いましょう。
病気発生の葉をなるべく早く除去し病害の広がりを防ぎましょう。
◎うどんこ病原菌及びハダニは水に弱いので、薬剤散布は発生初期に葉裏までしっかり薬液がかかるように散布することで蔓延を予防することができます。
◎気温の上昇によりアブラムシ類やアザミウマ類の・発生・侵入が増えてきます。
薬剤のローテーション、散布間隔を切り替えていきましょう。
2019.03.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
月に入り、春の陽気を感じる日が増えてきました。
露地の圃場では快適な時期になりますが、ハウス内は冬から一気に夏に変わります。
グラフは、研究農場で測定した過去2年間の日射量の推移です。
《3月から4月》にかけて日射量が急激に増加し、《8月下旬》と同等になるのがわかります。
外はまだ風の冷たい時期ですが、油断してハウスの換気が遅れるとあっという間に夏のような気温まで上昇してしまい、作物にダメージを与えます。
しかし換気をしすぎると、まだ乾いた北風が強く吹く時期でもあるため、ハウス内が過剰に乾燥し、それも植物には良くありません。
夏に定植し冬を越す長期栽培の作型では、換気管理が最も難しい時期と言えます。
記事 研究農場スタッフ
2019.03.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
◎「三寒四温」と言われるように気温の低い日と温暖な日が交互にやってきます。
また一日の中でも寒暖差が大きく、雨量も比較的多い時期になります。
◎近年は極端な温度変化・乾燥・湿害により生理障害が問題となりやすいですね。
潅水・追肥・土寄せ・消毒をタイミングを逃さず実施することが重要です。
◎お奨めとして
活用することで低温・風による生育不良やヒヨドリなどの鳥害軽減に役立ちます。
【春のお勧め資材】
◇P-マックス-L
亜リン酸の働きで発根が良くなり、環境ストレスに強くなる力が養成されます。
施用内容:1000~1500倍で葉面散布。
規格内容:1L、10L (比重約1.4)
※注意事項
カルシウム資材、アルカリ資材及びアルカリ性農薬・銅剤との混用はできません。
◇鉄力あくあF14
根からも葉からも吸収されやすい2価鉄やホウ素など成分とする微量要素肥料。
ホウ素欠乏などの生理障害予防に。
施用内容:5000~10000倍で葉面散布
◇ペンタキープHYPER
配合内容:5ALAプラス微量要素。
施用内容:5000倍にて2~3回葉面散布。
【病害虫防除】
◎「越冬したコナガ」が東海地方では活動をはじめる時期です。
(比較的病害虫は少ない時期ですが)
「初期防除」:食害がみられたら収穫前日でも散布可能なBT剤などで。
◎「根こぶ病・菌核病など」の病害発生株は早めに抜き取り圃場外処分を行いましょう。
◎「収穫残渣」がコナガなどの害虫繁殖場所になるので収穫が終了したら早めにすき込む。
「再生残渣」も早めに除去しましょう。
◎根こぶ病発生圃場
「休眠胞子」への殺菌効果もあるフロンサイドを低温期であっても定植前に散布土壌混和することで菌密度を減少させることができます。
◎菌核病発生圃場
「栽培終了」後、すき込み前に微生物殺菌剤ミニタンWDGを800g/10a散布し土壌混和。
2019.01.10 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
1月10日に、キャベツの公開調査を行いました。
公開調査では、大きさ、形、耐病性などそれぞれの結果をもとに品種ごとの意見交換を行いました。
やはり、露地野菜は、見た目が良く、作りやすく、生産者の方に提案しやすいものに票が集まりました。
しかし、台風によりどの品種も生育が遅くなっており、穫る時期がずれたため冬系はアントシアンが多く出て、春系内の中間系と呼ばれる品種は冬系と同じで春系と比べると低温伸長性がないため玉が肥大しきれず、収穫が不可能となってしまいました。
収穫調査できていない品種は追って調査を行い、社内に配信したいと考えていますのでよろしくお願いいたします。
記事 研究農場スタッフ
2018.12.06 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
11月21、22日に50周年の展示会を行いました。
研究農場では、ミニトマト・房取りミニトマト・大玉トマト・トマト台木・ピーマン・パプリカ・キュウリ・直売所向け品種の展示を行っていました。
展示会が終わっても見学は可能です。
気になる品種がありましたらぜひお越しくださいませ。
記事 研究農場スタッフより
2018.10.04 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
8月よりトマト・ミニトマトの定植が始まり、
第4圃場すべてのハウスで定植が終わりました。
定植後は誘引・側枝取りなどの世話管理以外に消毒も定期的に行っています。
研究農場では、現在週1回のペースで消毒散布を行っていますので
今回は作業風景をお伝えしていきたいと思います。
研究農場では、現在展示もかねてハイワイヤー用トマトスプレーカートを使用し消毒散布を行っています。
使用方法は、動噴のホースをスプレーカートに取り付け
散布したい列の奥まで進み、後退しながら散布していきます。簡単です!
噴口が左右に設置されているため、同時に2列散布が可能です。
カート自体が軽いので、女性の方でも簡単に散布できます(写真は男性です)。
上下にノズルを動かすこともないので作業労力の短縮にもなります。
また、噴口が前方を向くため後方にいる作業者に消毒液が掛かるのも回避できます。
農場で導入後は作業者の負担がだいぶ減ったように感じます。
台風が多く曇や雨の日が続くため今回はコナジラミ対策の殺虫剤の他に病気予防で殺菌剤の散布も行いました。
ハイワイヤー式のトマトスプレーカートは第4圃場で展示しています。
ご来場の際に是非ご覧ください。
記事研究農場スタッフより
2018.08.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
農場では、産直品目の栽培展示もしております。
産直場に新しい品目の紹介をすることで、少しでも多くの消費者の方に足を運んでもらえればと取り組んでいます。
今年は、4品目の取り組みを計画しています。
◎1つ目は、タネナッピーの栽培です。
種のないピーマンです。
調理のときに『ゴミが出ない』が売りです。
栽培はピーマンと同じ様にしています。
農場では2本仕立で栽培してます。
◎2つ目は、ミニ胡瓜です。
漬物専用胡瓜として紹介しています。
肉質がやや柔らかくパリパリ感は少ないです。
そのかわりピクルスや一夜漬けや浅漬などの漬物には向いてる品質です。
節成性が高く20節でピンチしても親づる収穫後また成り戻り親づると子蔓一枚摘葉しても、50個~60個の胡瓜が収穫できます。
◎3品目は、今度の秋冬に栽培する、絹鞘豌豆のスジナインです。
今ままで豌豆は一本一本背中の筋を取っていましたがその必要がなくなりました。
大変手間が省けて付加価値のある野菜と思います。
またゴミも減ります。
◎最後の四品目は子持ち高菜です。
こちらの方では馴染みが無く皆さん知りません。
収穫した子持ち高菜を皆さんに食べてもらうと
かなりの感想で美味しいとの評判でした。
天ぷら・野菜炒めなどがお勧めです。
今年から早生の子持ち高菜が発売されるとのことで出荷幅が広がると期待しています。
このような新しい野菜は。
生産者の方は作るにはリスクが高く私達が作り広めていかなければと思います。
今年は簡易なココバック栽培でちょっとしたチャレンジをしています。
それは、3種類の野菜を同じ管理で栽培をしています。
産直場へ出荷されている方は少量多品目が望まれます。
そうした方に提案ができたらと同じベットで種なしピーマン・ミニ胡瓜・大玉トマトを作っています。
上手く作れるかはまだ判りませんが上手く行けば良い提案ができると思っています。
また、実際に収穫した生産物を産直場に出品しお客さの評価を確認しています。
少し高めの価格設定をしてお客様の評価を見ています。
実際に最終消費者の方の評価がとても大切な事と思っています。
良い物は少し高めの価格設定でも買って頂き満足して頂く。
生産者の方はその野菜を栽培してお客様に喜んでいただければ一番良いことと思います。
記事 研究農場スタッフより
2018.06.15 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
先日、研究農場で1年間行ってきた試験の成果発表会がありました。
トマトだけでなくイチゴやキュウリの試験の報告や、ココバッグの試験や新商品を、来て頂いた方に報告できる良い機会だったと思います。
だいたいの作は6月で終了し、また8月頃から新しい試験が始まります。
次作から新しい作物も栽培予定なので、しっかりと準備を進めていきたいと思います。
記事 研究農場 スタッフより
2018.05.24 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
研究農場の第6圃場では、キャベツの後にコーンの品種比較試験を行います。
1回目の比較は3月13日に播種を行い、現在、絹糸が見え始めてきています。
品種によって絹糸の出始めに違いが出ております。
身長が少し低いのが気になりますが、今後は生育調査や成果物の調査を行いながら、品種特性を見ていきたいと思います。
2回目の比較は4月13日に播種を行いましたので、今後様子を見ながら調査を進めていきたいと思います。
記事研究農場スタッフより