ブログ「農場日記」

2021.09.10 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

イタリア野菜

こんにちは。
9月に入りましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。

さて、みなさんは「イタリア野菜」をご存知でしょうか。

最近はメディアで取り上げられることも多く、スーパーなどで見かける機会も増えてきています。
イタリア野菜と聞いて、私が真っ先に思いつくのは「トマト」ですが、
調べてみると、トマトの原産地は南米ペルーのアンデス高地だそうです。

また、下記の写真はトキタ種苗㈱様のフローレンスフェンネル(作物名)、「ナポリ」です。

フィノッキオ

フェンネルはイタリアでは必要不可欠な野菜の一つです。
日本ではまだまだ聞き慣れない野菜ですが、今後需要増加が見込まれるイタリア野菜、
栽培してみませんか?

今年、研究農場では話題のイタリア野菜などの新品目栽培の展示を行っております。
様々な品目をご紹介させていただきますので、栽培にご興味をお持ちの方は、
ぜひ一度、研究農場へご来場ください!

ご連絡、お待ちしております!

*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
HP問い合わせフォーム:https://www.toyotane.co.jp/contact/
または、担当の営業スタッフまで。

2021.09.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

酷暑再び・・・

こんにちは。

連日の雨がようやく終わり、再び夏空が戻ってきて、猛暑日が続きます。
ハウス内温度は、ここ数日35℃を超えて、時には40℃近くになる日もあります。
研究農場のメンバーも暑さ対策を十分に取り、業務に取り組んでいます。

研究農場では、トマトの定植を試験ごとに分けており、写真は8月24日に定植したハウスです。
一見良さそうな苗に見えますが、育苗時が雨天続きだったため、やや軟弱に生育しており、定植後に一気に陽を当てると萎れるものが多々見られます。

8/24定植 トマト苗

このような時は、高温のため根がうまく培地に伸びていかないので、しばらくは遮光を積極的に行って、少しでも涼しい環境で苗にストレスをかけない管理をしていきます。
また、根を活性化させる液体肥料『フレッシュサンソ液剤』の潅注も効果があります。


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2021.08.30 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

キャベツも始まっています

こんにちは。
今年もいよいよキャベツの播種・定植時期になりました。
農場では、収穫時期によって以下の4つの作型を設けています。
①年内(11月)
②年またぎ(12~1月)
③年明け(1~2月)
④3~4月

キャベツ育苗

もう3作目までの播種が済み、1作目の定植をしたいなというところですが、連日の大雨により畑に入ることができず、定植が1週間ほど遅れる見込みとなっています。

□雨の止むのを待っていると老化苗になってしまう
□早く植えていたとしても雨で苗が流されてしまっていたかも

など、いろいろ考えますが、これという正しい方法はその年が終わってみないとわからない
というのが、露地作物の難しいところだなあと思います。

そこで農場では、老化苗対策に「ホストップ」を使っています。
窒素中断の効果があり、苗が大きくなるのを阻止してくれ、引締まった苗にしてくれます。

キャベツ 老化苗

ホストップとは、亜リン酸とカリウムを配合した液体肥料で、老化苗対策にオススメの使用倍率は800倍です。
ホストップ商品情報:https://www.toyotane.co.jp/products/000749.html

お盆から雨天・曇天が続き、あんなに暑くて嫌になっていた太陽が待ち遠しいです。



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2021.08.20 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

オンラインインターン

こんにちは。
弊社では6月末から、2023年入社の方向けの“オンラインインターン”がスタートしています。
詳細・申し込みは、弊社ホームページ>採用情報インターンシップ情報をご覧ください。

オンラインインターン①

オンラインインターンの中でも、農場との中継では、
・農場のメイン圃場の紹介
・目線カメラによる作業体験
といったプログラムをご用意しています。

先日、オンラインインターンの第4回が行われました。
毎回たくさんの学生さんに参加していただき、とても嬉しく思います。

オンラインで、ハウスの規模感やトマトの生育状況などをお伝えするのは思ったよりも難しいな、と感じています。
テレビの中継って当たり前の技術ではないのだなあ、と感心してしまいます。

オンラインインターン②

研究農場では、オンラインインターンで皆さんにより多くのものを感じ取っていただけるように、実施後は反省点を検証し改善に努め、精一杯準備してお待ちしております!

2021.08.19 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

台風の季節到来

こんにちは。

研究農場では、8月中旬からキャベツ・ブロッコリー等の露地秋冬野菜の定植が始まります。
しかし、毎年この時期に心配なのが台風です!

この記事を書いている日も、ちょうど台風9号が接近中で、思ったよりも風が強く、ハウスの換気をこまめに調整しました。

昨年は、研究農場のある豊橋では幸運にも台風の接近がゼロでした。

今年もゼロだと嬉しいのですが、台風は毎年来るものと思って、万全の備えをしていきたいと思います。

台風による作物への被害をいかに小さくするか、また被害を受けてしまった場合はいかに素早く回復させるか、この2点が栽培管理者の腕の見せ所となります。

研究農場では、台風対策のノウハウがいろいろとありますので、今後もブログ記事で順次紹介していければと思います。


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2021.08.18 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

スナックエンドウのココバック栽培

農場では、スナックエンドウのココバック栽培を2年間行っています。

豌豆は連作を嫌い、有効な土壌消毒剤も今後の規制で使いづらくなる中、特に土壌病害である立ち枯れ病の発生が問題になってきます。
そうした中、土壌と切り離したココバック栽培で、スナックエンドウの栽培ができれば、有用な栽培となると期待しています。
この2年間での栽培では、収穫期間が3月下旬までとなっています。
収穫段数を50段以上で、4月下旬まで収穫期間が伸ばせれば、十分、土耕栽培以上の収益性はあると思います。
今年も継続して試験栽培を行いますが、特に給液と排液のバランスを検討していく予定です。

    豌豆ココバック栽培     豌豆ココバック栽培ローラーフック


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2021.08.04 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

ミニトマト・大玉トマトの作付け準備が始まりました

こんにちは!

農場ではミニトマト、トマトの次作準備が始まりました。
現在は定植前の段階です。

トマト苗 定植準備

8月上旬には、私が初めて担当を持つことになる変わり種トマトが始まります。
黄色や緑色、紫色などのカラフルな品種や色だけではなく、プラム型など形も様々な品種を扱います。

珍しいトマトを一度にたくさん見る機会もなかなかないので今から楽しみです。
またその様子もお伝えしたいと思います。

興味のある方はぜひお問い合わせください!

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2021.08.03 [ 農場日記 | 公開調査 ]

アールスメロン栽培終了

こんにちは。

8月に入り、本格的に暑い日が続いていますね。

突然の雷雨に悩まされる日々も、しばらく続きそうです…。


さて、4回に渡ってご紹介してきたアールスメロンも、収穫を終えました。

例年に比べると見学に来てくださった方は少なかったですが、ブログを通じて皆様のもとに情報が届いていれば幸いです。


アールスメロンは、7月27日に交配後52日で収穫を行い、16品種すべてのメロンを並べて、外観や食味の調査を行いました。

アールスメロン公開調査

単体で見てもわからない違いも、比較してみると意外と違いが分かり、面白いですね。

アールスメロンの栽培は、これで終了となります。


今後は、トマトの品種比較試験や、キュウリやイチゴの栽培が始まります。

これらの栽培状況なども、随時お伝えしていきますので宜しくお願い致します!


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2021.07.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

オススメ産直品目『ミニ胡瓜』

只今農場では、ミニ胡瓜の栽培と産直販売をしております。

ミニ野菜の販売は以前から行われておりますが、定着しているのは「ミニトマト、ミニ南瓜」など数点の品目のみです。

今回ご紹介するミニ胡瓜については、肉質が柔らかでパリパリ感はありませんが、ピクルスや一夜漬けの胡瓜として推進しています。

ミニ野菜の難しいところは、一般品目に比べて小さいがゆえに、クズ野菜としての取り扱いがされてしまうこともあります。
ミニ胡瓜は一般の胡瓜とは別物として販売する事が大切だと思います。
今後は、ミニ胡瓜の販売の位置づけが、『漬物用』になればと思っています。

ミニ胡瓜 販売中

 
栽培面では、節成性が強く、一節から4本ほどの胡瓜が取れます。
親蔓1本仕立て蔓下げ栽培にて、上手に栽培すれば4ヶ月程で100節以上の収穫ができることもあります。

ミニ胡瓜 栽培の圃場   ミニ胡瓜 果実

ぜひ一度、ミニ胡瓜の栽培を試してはいかがでしょうか。

2021.07.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

アールスメロン生育状況④

こんにちは。
7月に入り、晴れた日のハウス作業が辛い日が多くなってきました…。

さて、農場のアールスメロンの生育状況ですが、今回で4回目のご紹介となります。

ネット・肥大は順調で、現在は袋かけも終わっており、残る課題は仕上げ期の糖度上昇のみです!

アールスメロン 袋かけ終了

結果枝の葉のマグネシウム欠乏が糖度上昇のサインですが、現在の葉はまだ青々としており元気いっぱいです…

今後は給液ECを下げつつ、量も減らしていく予定です。給液量を減らしすぎて萎れてしまうと、果肉の品質が落ちるため慎重に行っていきます。
アールスメロン 圃場