ブログ「農場日記」

2019.10.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

10月~11月・秋の「ブロッコリー」管理ワンポイント

ブロッコリー 秋のブロッコリー管理

この時期は秋から冬への季節の変わり目になります。
秋の長雨や台風による降雨・多湿や泥ハネ、傷口感染により黒腐病、菌核病、べと病、軟腐病などの感染が心配される圃場では早期の予防・対処が重要になってきます。
外葉が通路を塞ぐ前にしっかりと土寄せを行い土壌の排水と作物の根張りを確保しましょう。

【秋のお薦め資材】
👉ナルミゲンL
ミネラル含有一発肥料。
即効性と緩効性の2種類のチッソを配合。
◉保証成分10-6-7 元肥、追肥どちらでも使用できます。
◉原料内容
豚・鶏の畜産副産物の燃焼灰由来の天然ミネラル分、トウモロコシ発酵副産窒素(硫安)。
◉90日ロングタイプ加工尿素

👉ホストップ/PマックスL
亜リン酸カリウム液肥。
◉日照不足などによる作物の軟弱徒長を軽減するとともに、発根促進・作物の抵抗力を増進。
◉1000倍にて 葉面散布

👉フレッシュサンソ液剤
フレッシュサンソ液剤は100倍で葉面散布施用。
長雨や台風などの潮風による塩分、泥などの作物の汚れを洗い流し。
灌注する ことで集中豪雨時の冠水による酸素不足を改善。

👉ペンタキープHyper
ペンタキープは5-ALAを世界で初めて配合した液体肥料。
5-ALAは植物体内にある大切なアミノ酸、クロロフィル(葉緑素)の元となる物質。
施用することで光合成の一役に。
窒素過多の作物は病害虫におかされやすいと言われます。
光合成を 促進することで作物の窒素代謝を高めます。
◉5000~7000倍にて葉面散布。

★台風通過直後の塩分洗い流し、<生育回復に・・・たっぷりと葉面散布> 
ペンタキープHyper 5000倍+フレッシュサンソ液剤 100倍+ホストップ/PマックスL 1000倍

【病害虫管理】
「引き続き病害虫の発生が多い時期です。」
➤害虫はコナガ、アブラムシ、ハスモンヨトウなど。
病気は黒腐病、軟腐病、べと病などの防除を中心に行います。

「病害発生株早期に除去。」
➤収穫残渣も早期に鋤き込むなどして病害虫の発生源を圃場に残さないようにしましょう。

【農薬散布事例】

薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考
1
スターナ水和剤
軟腐病、黒斑細菌病
収穫7日前まで
2000
2回以内

アクセルフロアブル
コナガ、アオムシ、ヨトウム シ、ハスモンヨトウ、オオタバコガ
収穫前日まで
1000~2000
2回以内 トルネードエースと同系統
まくぴか
シリコーン系展着剤
10000~5000

農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

2
カッパーシン水和剤
黒腐病
収穫21日前まで 1000
4回以内
予防効果のある銅と治療効果のあるカスガマイシンの混合
ミックスパワー
展着剤
3000
無機銅、有機銅剤などの薬剤を均一に付着。







3
ランマンフロアブル
べと病
収穫3日前まで 2000
4回以内 ライメイと同系統
フェニックス顆粒水和剤
アオムシ、コナガ、アブラム シ類、アザミウマ類
収穫14日前まで 2000 3回以内 ベリマークSC、プレバソンと同系統。
まくぴか シリコーン系展着剤 10000~5000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める。

4
アニキ乳剤
コナガ、アオムシ、ハスモンヨトウ 収穫3日前まで 1000~2000 3回以内 アファームと同系統。
まくぴか シリコーン系展着剤 10000~5000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める。

5
グレーシア乳剤
コナガ、ウワバ類、ハスモンヨトウ 収穫7日前まで 2000~3000
2回以内 新規薬剤
キノンドー水和剤
黒腐病
収穫14日前まで 800
3回以内 有機銅。
高温時薬害注意。
ミックスパワー
展着剤
3000
農薬を均一散布、
汚れ軽減。
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

2019.10.03 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

品種比較試験(冬系キャベツ)

こんにちは。(*・∀・)p
農場では「播種」、「定植」を4作型に分けて行っています。
それぞれの作型で基準となる品種があります。

それらの品種と比較してどうなのか?
またどういった強みのある品種なのか?
適正の作型等を見極めるために行っています。

この時期に問題となるのが「虫」

去年は、コナガ、ヨトウムシによる被害。
今年はシロイチモジヨトウ、ハイマダラノメイガによる被害が多いように思います。

下記表枠は今年の耕種概要です。

年内作
7/25播種       8/19定植

年またぎ作
8/5  播種       8/28定植

年明け作
8/20播種       9/13定植

4月どり作
8/29播種       9/24定植
以上のようになります。

今回は ①の年内作、農場の現状についてです。

【第6圃場】キャベツ品種試験
第6圃場(キャベツ品種試験)

キャベツ
現在の生育状況は、どの品種も2枚目の写真のように結球し始めています。

<見頃について>
11月下旬がになると思われます。

ご興味ある方は是非見学に来て下さい。

お問い合わせは最寄り営業所までお願いいたします。
お待ちしております。

研究農場スタッフ

2019.10.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

10月~11月「トマト・ミニトマト」の栽培

【栽培管理】ワンポイントアドバイス
◉日中気温はまだ高い日もあります。
10月~11月の平均積算日射量は年明け(1月下旬~2月)と同じくらい。
「日ごとに日射量」が少なくなってきます。

秋の長 雨など平均気温が高く日射量が少ない日が続くと樹のバランスが崩れやすい。
天候予測情報などを活用した温度、水分管理を行いましょう。

◉トマトにとって適温(夜間13℃~昼間25℃)が維持しやすい秋。
実は病害虫にとっても適温となりやすいのです。

薬剤系統を考えた農薬ローテーションが重要です。

葉面散布資材を薬剤散布と合わせて活用する。
そのことで生育改善がしやすくなります。

【環境制御をバックアップ】秋のお勧め資材!
P・PアミノSP号 フレッシュサンソ液剤 ペンタキープ 鉄力あくあF-14
PPアミノSP号 フレッシュサンソ液剤 ペンタキープHyper 鉄力アクア

👉PPアミノSP号
カツオ・マグロから抽出したアミノ酸と亜リン酸の相乗効果。
生育促進、発根促進、品質向上。
【窒素成分5%全量がアミノ酸由来】


👉フレッシュサンソ液剤
液剤を株元灌注:即効的に土壌に酸素を供給し根の酸素不足を軽減し発根促進。
葉面散布:作物の汚れや細菌などを剥 離・洗い流し、併用する殺菌剤の効果が安定。

👉ペンタキープHyper
葉緑素の素のアミノ酸5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
軟弱徒長や根張り不足を改善しスタミナのある樹作りをサポート。

👉鉄力アクア
根からも葉からも吸収されやすい2価鉄を成分とする微量要素肥料。
低日照時ペンタキープHyperと混用がおすすめ!

★着果負担がかかった時の樹勢維持、回復に
・・・ペンタキープHyper5000倍+鉄力あくあF14 5000倍葉面散布
★秋の長雨など低日照時の品質向上に
・・・ペンタキープHyper5000倍+PPアミノSP号1000倍葉面散布

【病害虫防除】
◉引き続き病害虫の発生の多い時期です。
コナジラミ対策を中心に現場の状況に合わせて、
ヨトウムシ、ハモグリバエなどの防除を早めに行います。

◉うどんこ病、葉かび病、灰色カビ病予防を行います。
曇雨天が続くことが予想される場合疫病の予防も。

《農薬散布参考例》
1
薬剤名
主な病害虫
使用時期
使用倍率
使用回数
マルハナ影響日数
備考
ランマンフロアブル
疫病
収穫前日まで
1000~2000
4回以内
ほとんど影響なし
ライメイと同系統
グレーシア乳剤
ハスモンヨトウ、コナジラミ 類、トマトハモグリバエ
収穫前日まで
2000
2回以内
1日
浸透性あり。新規系統殺虫剤。
まくぴか
シリコーン系展着剤
3000~10000

農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

 
2
プロパティフロアブル うどんこ病
収穫前日まで 2000 2回以内 ほとんど影響なし 新規系統殺菌剤
ウララDF 
コナジラミ類、アブラムシ類、 ミカンキイロアザミウマ 収穫前日まで 2000 3回以内
1日
浸透移行性、吸汁阻害。
まくぴか シリコーン系展着剤 3000~10000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

3
ボトキラー水和剤
うどんこ、灰色かび 散布1000倍
ダクト内投入
10~15g/日 
ほとんど影響なし 微生物農薬。予防。
サフオイル乳剤
チャノホコリダニ、トマトサビ ダニ、コナジラミ類
収穫前日まで 300
乾燥後影響なし
植物油による気門封鎖。殺卵効果もあり。軟弱徒長時、高温時薬害注意

まくぴか シリコーン系展着剤 3000~10000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

4
カンタスDF
葉かび、灰色かび、菌核
収穫前日まで
1000~1500
3回以内
乾燥後影響なし  アフェットと同系統
アニキ乳剤
ハモグリバエ、ハスモンヨトウ、コナジラミ類、トマトサビダニ
収穫前日まで 1000~2000
3回以内 1日 アファーム、コロマイトと同系統
まくぴか シリコーン系展着剤 3000~10000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

5
チェス顆粒水和剤
アブラムシ類、コナジラミ類
収穫前日まで 5000
3回以内 1日
浸透移行性。吸汁阻害作用。コルトと同系統
フーモン
ハダニ類、コナジラミ類、アブラムシ類、うどんこ病
収穫前日まで 1000
乾燥後影響なし
気門封鎖。展着剤不要、軟弱徒長時、高温時薬害注意

薬剤によっては農薬登録内容(使用回数など)がトマトとミニトマトでは異なる場合があります。
<ご注意ください。>
農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。


2019.09.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

秋冬作スタート!!

研究農場では、8月中旬から各圃場の定植が始まりました。

ハウス栽培の圃場では、トマト・ミニトマト・中玉トマト・パプリカの定植を行いました。
露地圃場ではキャベツ・ブロッコリーを順次定植中です。

ミニトマト品種比較 8月22日定植
開花がはじまりました!

ココバッグラインナップ比較展示8月23日定植

パプリカ栽培試験8月26日定植分

記事研究農場スタッフ

2019.08.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

8月~9月・夏の「カリフラワー」管理のワンポイント

カリフラワー 夏の「カリフラワー」の管理のワンポイント

👉高温時の発芽不良改善
播種後48時間の冷蔵処理、遮光資材や循環扇などを活用し育苗トレーの地温上昇を抑えます。

👉育苗後半の軟弱徒長防止
午前中たっぷりと潅水し、午後の潅水は葉水程度とし夕方には培土の表面が乾いているようにし、夜間の水分過多による徒長を防止。

👉根こぶ病は気温18℃~25℃の時期で酸性土壌、多湿条件で発生しやすくなる。
定植前の苦土石灰、WHITEシリカなどで土壌pH及び排水性の土壌改良を行 う。
トラクターなどの農機具を良く洗浄し発生圃場からの持ち込みを防止。

【夏のお勧め資材】
👉粒状亜リン酸1号:液状タイプ亜リン酸より長期間効く粒状品
軟弱徒長の抑制、発根促進に。
◉培土1Lに5g~8g混合もしくはセルトレーに散布。

👉バリカタ: ケイ酸液肥。
苗を硬く仕上げ軟弱徒長を防止します。
◉1000倍にて葉面散布、潅水。アルカリ性資材との混用はできません。

👉WHITEシリカ:高品質ゼオライト土壌改良資材。
土壌の排水性、保水性、保肥性の改善に。
◉10アールあたり60kg~100kg施用。

👉フレッシュサンソ:粒剤は酸素を4ヶ月間に渡り土壌に供給
作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
液剤は即効的に土壌に酸素を供給し、 根の酸素不足を軽減。
◉粒剤は畝立て時に10アール40~60kg施用。
◉液剤は100倍で施用し、台風などの潮風による塩分の洗い流 し及び集中豪雨時の冠水による酸素不足を改善。

👉ペンタキープHyper:葉緑素の素 
5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
定植後の活着促進、夏の暑さに負けない丈夫な作物作りに。
◉5000~ 7000倍にて葉面散布。

👉露地用ネット:台風のなどの強風対策ネット。
ネットを張ることで苗が強風で傷んだり、飛ばされるのを防止します。
◉12ミリx400cmx50m 価格も 手頃で軽く取り扱いが楽です。

【病害虫管理】
➤病害虫の発生が多い時期です。
育苗中及び定植後はハイマダラノメイガ(シンクイ)およびコナガの防除を中心に行います。

➤根こぶ病発生圃場でなくとも根こぶ病防除はしっかりと行い、病気の蔓延を防止しましょう。

【農薬散布参考例】


薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考

1
プリンスフロアバウル
ハイマダラノメイガ、コナガ
収穫14日前まで
2000倍
2回以内




2
フロンサイドSC
根こぶ病
定植前
500ml/10a
1回以内
100~200L/10aに希釈し本圃に全面散布、土壌混和



3
ランマンフロアブル
根こぶ病 定植前日~当日
500倍
灌注1回以内
育苗での灌注1回以内

プレバソンフロアブル
アオムシ、ハスモンヨトウ
育苗後半~定植当日
100倍
灌注1回以内 散布回数灌注で1回、散布で3回以内。フェニックス、ベリマークと同系統



4
ゴーゴーサン乳剤
1年生雑草
定植前
200~400ml/10a
1回
雑草発生前に75~150L/10aに希釈して全面土壌散布



5
スピノエース顆粒水和剤
コナガ、ハイマダラノメイガ、アオムシ
収穫3日前まで
5000倍
3回以内
ディアナと同系統


まくぴか
シリコーン系展着剤
-
10000~5000倍
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める



6
ランマンフロアブル
根こぶ病
収穫14日前まで
2000倍
灌注1回以内
本圃での灌注回数1回以内。250ml/株を多発場所に灌注。本圃(べと病)での散布4回以内、収穫3日前まで。



7
グレーシア乳剤
コナガ、ウワバ類、ハスモンヨトウ
収穫7日前まで
2000~3000倍
2回以内
新規薬剤

Zボルドー
黒腐病、軟腐病、べと病

500倍
- 無機銅剤。高温時及び花蕾形成時期以降は薬害の恐れがあるので注意。

ミックスパワー
展着剤
-
3000倍
-
農薬を均一散布、汚れ軽減
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

2019.08.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

8月~9月・夏の「キャベツ」管理のワンポイント

キャベツ 夏の「キャベツ」の管理

👉高温時の発芽不良改善
播種後48時間の冷蔵処理、遮光資材や循環扇などを活用し育苗トレーの地温上昇を抑えます。

👉育苗後半の軟弱徒長防止
午前中たっぷりと潅水し、午後の潅水は葉水程度とし夕方には培土の表面が乾いているようにし、夜間の水分過多による徒長を防止。

👉根こぶ病は気温18℃~25℃の時期で酸性土壌、多湿条件で発生しやすくなる。
定植前の苦土石灰、WHITEシリカなどで土壌pH及び排水性の土壌改良を行 う。
トラクターなどの農機具を良く洗浄し発生圃場からの持ち込みを防止。

【夏のお勧め資材】
👉粒状亜リン酸1号:液状タイプ亜リン酸より長期間効く粒状品
軟弱徒長の抑制、発根促進に。
◉培土1Lに5g~8g混合もしくはセルトレーに散布。

👉バリカタ: ケイ酸液肥。
苗を硬く仕上げ軟弱徒長を防止します。
◉1000倍にて葉面散布、潅水。アルカリ性資材との混用はできません。

👉WHITEシリカ:高品質ゼオライト土壌改良資材。
土壌の排水性、保水性、保肥性の改善に。
◉10アールあたり60kg~100kg施用。

👉フレッシュサンソ:粒剤は酸素を4ヶ月間に渡り土壌に供給
作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
液剤は即効的に土壌に酸素を供給し、 根の酸素不足を軽減。
◉粒剤は畝立て時に10アール40~60kg施用。
◉液剤は100倍で施用し、台風などの潮風による塩分の洗い流 し及び集中豪雨時の冠水による酸素不足を改善。

👉ペンタキープHyper:葉緑素の素 
5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
定植後の活着促進、夏の暑さに負けない丈夫な作物作りに。
◉5000~ 7000倍にて葉面散布。

👉露地用ネット:台風のなどの強風対策ネット。
ネットを張ることで苗が強風で傷んだり、飛ばされるのを防止します。
◉12ミリx400cmx50m 価格も 手頃で軽く取り扱いが楽です。

【病害虫管理】
➤病害虫の発生が多い時期です。
育苗中及び定植後はハイマダラノメイガ(シンクイ)およびコナガの防除を中心に行います。

➤根こぶ病発生圃場でなくとも根こぶ病防除はしっかりと行い、病気の蔓延を防止しましょう。

【農薬散布参考例】


薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考

1
プリンス粒剤
ハイマダラノメイガ
播種時
セルトレー当たり20~30g
1回以内




2
フロンサイドSC
根こぶ病、菌核病
定植前
500ml/10a
1回以内
100~200L/10aに希釈し本圃に全面散布、土壌混和



3 ランマンフロアブル
根こぶ病 定植前日~当日
500倍
灌注1回以内
育苗での灌注1回以内


プレバソンフロアブル
ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ
育苗後半~定植当日
100倍
灌注1回以内 散布回数灌注で1回、散布で3回以内。フェニックス、ベリマークと同系統



4
フィールドスターP乳剤
1年生雑草
定植後10日まで
50~75ml/10a
1回
雑草発生前に100L/10aに希釈して全面土壌散布



5
スピノエース顆粒水和剤
コナガ、ハイマダラノメイガ、アオムシ
収穫3日前まで
2500~5000
3回以内
ディアナと同系統


まくぴか
シリコーン系展着剤
-
10000~5000
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める



6
ランマンフロアブル
根こぶ病
収穫14日前まで
2000倍
灌注1回以内
本圃での灌注回数1回以内。250ml/株を多発場所に灌注。本圃での散布3回以内



7
グレーシア乳剤
コナガ、ウワバ類、ハスモンヨトウ
収穫7日前まで
2000~3000
2回以内
新規薬剤

キノンドー水和剤
黒腐病
収穫14日前まで 500~800
3回以内
予防剤、高温時薬害注意

ミックスパワー
展着剤
-
3000
-
農薬を均一散布、汚れ軽減
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

2019.08.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

8月~9月・夏の「ブロッコリー」管理のワンポイント

ブロッコリー

夏の「ブロッコリー」の管理


👉高温時の発芽不良改善
◉播種後48時間の冷蔵処理、
◉遮光資材や循環扇などを活用し育苗トレーの地温上昇を抑えます。

👉育苗後半の軟弱徒長防止
◉午前中たっぷりと潅水し、
◉午後の潅水は葉水程度とし夕方には培土の表面が乾いているようにし、
◉夜間の水分過多による徒 長を防止。

👉根こぶ病
【気温18℃~25℃の時期で酸性土壌、多湿条件で発生しやすくなる。】
◉定植前の苦土石灰、WHITEシリカなどで土壌pH及び排水性の土壌改良を行 う。
◉トラクターなどの農機具を良く洗浄し発生圃場からの持ち込みを防止。

【夏のお勧め資材】
👉粒状亜リン酸1号:液状タイプ亜リン酸より長期間効く粒状品
軟弱徒長の抑制、発根促進に。
◉培土1Lに5g~8g混合もしくはセルトレーに散布。

👉バリカタ: ケイ酸液肥。
苗を硬く仕上げ軟弱徒長を防止します。
◉1000倍にて葉面散布、潅水。アルカリ性資材との混用はできません。

👉WHITEシリカ:高品質ゼオライト土壌改良資材。
土壌の排水性、保水性、保肥性の改善に。
◉10アールあたり60kg~100kg施用。

👉フレッシュサンソ:粒剤は酸素を4ヶ月間に渡り土壌に供給
作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
液剤は即効的に土壌に酸素を供給し、 根の酸素不足を解消。
◉粒剤は畝立て時に10アール40~60kg施用。
◉液剤は100倍で施用し、台風などの潮風による塩分の洗い流 し及び集中豪雨時の冠水による酸素不足を改善。

👉ペンタキープHyper:葉緑素の素 
5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
定植後の活着促進、夏の暑さに負けない丈夫な作物作りに。
◉5000~ 7000倍にて葉面散布。

👉露地用ネット:【台風のなどの強風対策ネット】
ネットを張ることで苗が強風で傷んだり、飛ばされるのを防止します。
◉12ミリx400cmx50m 価格も 手頃で軽く取り扱いが楽です。

【病害虫管理】
➤病害虫の発生が多い時期です。
育苗中及び定植後はハイマダラノメイガ(シンクイ)およびコナガの防除を中心に行います。

➤根こぶ病発生圃場でなくとも根こぶ病防除はしっかりと行い、病気の蔓延を防止しましょう。

【農薬散布参考例】


薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考

1
プリンスフロアブル
ハイマダラノメイガ
播種時
2000
1回以内
定植前の散布2回以内、収穫30日前まで



2
フロンサイドSC
根こぶ病
定植前
500ml/10a
1回以内
100~200L/10aに希釈し本圃に全面散布、土壌混和



3 ランマンフロアブル
根こぶ病 定植前日~当日
500倍
灌注1回以内
育苗での灌注1回以内


プレバソンフロアブル
アオムシ、ハスモンヨトウ
育苗後半~定植当日
100倍
灌注1回以内 散布回数灌注で1回、散布で3回以内。フェニックス、ベリマークと同系統



4
フィールドスターP乳剤
1年生雑草
定植10日まで
50~75ml/10a
1回
雑草発生前に100L/10aに希釈して全面土壌散布



5
スピノエース顆粒水和剤
コナガ、ハイマダラノメイガ、アオムシ
収穫3日前まで
5000倍
3回以内
ディアナと同系統


まくぴか
シリコーン系展着剤
-
10000~5000
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める



6
ランマンフロアブル
根こぶ病
収穫14日前まで
2000倍
灌注1回以内
本圃での灌注回数1回以内。250ml/株を多発場所に灌注。本圃での散布(べと病)3回以内



7
グレーシア乳剤
コナガ、ウワバ類、ハスモンヨトウ
収穫7日前まで
2000~3000
2回以内
新規薬剤

キノンドー水和剤
黒腐病
収穫7日前まで 800
3回以内
有機銅。高温時薬害注意

ミックスパワー
展着剤
-
3000
-
農薬を均一散布、汚れ軽減
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

2019.08.07 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

8月~9月「トマト・ミニトマト」栽培管理のワンポイント

【栽培管理ワンポイント】
◆定植活着のためにハウス内温度及び地温が高くならないようにする。
【具体的に】
遮光・遮熱塗料のハウスフィルム塗布、ハウスの遮光、タイベックマルチなどを行ないます。
ま た、ヒートポンプ、二重カーテンを活用した夜冷を行なうことで「トマトの高温ストレス」軽減ができます。

◆花が健全な状態で花粉が出ていることを確認します。
朝夕はハウス内気温が30℃以下になる9月下旬以降にマルハナバチの導入を行なうようにしてください。

【環境制御をバックアップ!・夏のお勧め資材】
地力の素 フレッシュサンソ液剤 プリベンタ・マグ ペンタキープハイパー5000 レディヒート
地力の素 フレッシュサンソ液剤 プリベンタマグ ペンタキープHyper レディヒート

◆地力の素:カナダ産高純度天然腐植土壌改良材
フルボ酸が植物の根に直接作用して発根を促します。
圃場に腐植を供給することで土作りをし、地 力を回復させます。
堆肥と併用すると相乗的に効果が高まります。

◉畝立て時に10アール40~80kg施用、定植時に5g~10g植穴処理。
◉液体品「リキッド12」を葉面散布または、苗ドブ漬け処理にて施用。

◆フレッシュサンソ液剤
◎粒剤は4ヶ月間に渡り土壌に酸素を供給する土壌改良材。
作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
◎液剤は即効的に土壌に酸素を 供給し、根の酸素不足を低減。

◉粒剤:畝立て時に10アール40~60kg施用
◉液剤:100倍液を定植時ドブ漬け及び定植後に潅水。

◆プリベンタマグ/ホスマグ:亜リン酸マグネシウム液肥。
亜リン酸とマグネシウムの相乗効果で発根が促進され、肥料の吸収が良くなり、病気にかかりにくくなります。
◉1000培にて葉面散布。

◆ペンタキープHyper
5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
夏の暑さに負けない丈夫な樹作りに。
◉5000~7000倍にて葉面散布。

★苗の活着促進に
・・・定植前に苗をドブ漬け処理
(ペンタキープHyper5000倍+地力の素リキッド12 1000倍、またはフレッシュサンソ液剤100倍)

★定植後の根張り、生育促進に
・・・ペンタキープHyper5000倍+ホスマグまたはプリベンタマグ1000倍 葉面散布

【病害虫防除】
◆害虫の発生の多い時期です。
コナジラミ対策を中心に現場の状況に合わせて、ヨトウムシ、ハモグリバエなどの防除を早めに行います。

◆マルハナバチ・クロマルハナバチ農薬の影響日数にも注意。

農薬散布参考例

薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
使用回数
マルハナ影響日数
備考
1
ダントツ水溶剤

コナジラミ類、
アブラムシ類、
ハモグリバエ、
収穫前日まで
2000~4000
3回以内
15日以上
ベストガード、モスピランと同系統。浸透移行性あり。
まくぴか
シリコーン系展着剤
-
3000~10000
- - 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

2
ダコニール1000
葉かび、灰色かび、うどんこ病、疫病
収穫前日まで
1000

ミニ2回以内、トマト4回以内
0日
薬剤系統は異なるがベルクートと作用点は同じなので連用は避けたい
ディアナSC
コナジラミ類、アザミウマ類、ハモグリバエ、ハスモンヨトウ
収穫前日まで
2500~5000
2回以内
3日
スピノエースと同系統
まくぴか
シリコーン系展着剤
-
3000~10000
-
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

3
コルト顆粒水和剤 コナジラミ類
アブラムシ類
収穫前日まで 4000 3回以内 7日 チェスと同系統
まくぴか シリコーン系展着剤 - 3000~10000 - - 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

4
アフェットフロアブル
灰色カビ病、葉かび病、うどんこ病、すすかび病
収穫前日まで 2000~4000
3回以内
0日
カンタスと同系統
トランスフォームFL
コナジラミ類、トマトサビダニ
収穫前日まで 1000~2000
2回以内
7日
新規薬剤。浸透移行性(葉表から葉裏への移行)と浸達性(下葉から上位葉へ)あり。
まくぴか シリコーン系展着剤 - 3000~10000 - - 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

5
フーモン
ハダニ類、コナジラミ類、アブラムシ類、うどんこ病
収穫前日まで 1000
- 乾燥後影響なし
気門封鎖。展着剤不要、軟弱徒長時、高温時薬害注意。
カリグリーン
うどんこ病、灰色カビ病、葉かび病 - 800
- 0日
初期治療、残効性、カリ肥料としての効果も。アルカリ性農薬のため亜リン酸肥料、強酸性資材との混用不可。

※薬剤によっては農薬登録内容(使用回数など)がトマトとミニトマトでは異なる場合があるのでご注意ください。
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

2019.08.07 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

8月~9月「イチゴ」栽培のポイント

【栽培管理のワンポイント】
👉 苗の管理
ランナーどりなどで育苗ハウスに入るとき
◎作業の順番を育苗ハウス → 本圃としたりする。
◎育苗ハウスに入るときは作業服や手袋や靴を替える。
◎コ ンテナやポットを使いまわししない。
など育苗ハウスに病害虫を持ち込まないよう気をつけましょう。

👉 炭そ病は高温多湿で蔓延しやすい
◎育苗ハウスでの長時間の連続した潅水は避ける。
◎夕方には葉が乾いているようにしましょう。

【夏の育苗と定植準備のお勧め資材】
P・PアミノSP号 アグリPツイル ペンタキープハイパー5000 フレッシュサンソ粒剤 地力の素
P・PアミノSP号 アグリPソイル ペンタキープHyper フレッシュサンソ 地力の素

👉 P・PアミノSP号
マグロ・カツオ抽出のアミノ酸を配合した亜リン酸肥料。
根の活力を高め、がっちりとした苗づくり、定植後の活着促進に葉面散布 施用。

👉 アグリPソイル
カニ殻、微生物入り土壌改良材
◉ポット育苗土に3~5%混合、
◉または、苗の発根確認後育苗ポット表面に3~5g散布。
◉定植2~3週 間前に6~15袋(90kg~225kg)施用。

👉 ペンタキープHyper
葉緑素の素5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
高温時、天候不順時の生育不良を軽減。

👉 フレッシュサンソ
粒剤は酸素を4ヶ月間に渡り土壌に酸素を供給
◎作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
◎液剤は即効的に土壌に酸素を供 給し、根の酸素不足を低減。

◉粒剤は畝立て時に10アール40~60kg施用
◉液剤は定植時に苗を100倍液にドブ付け、または定植後 100倍液を潅水。

👉 地力の素
カナダ産高純度天然腐植土壌改良材
◎フルボ酸が植物の根に直接作用して発根を促します。
◎圃場に腐植を供給することで土作りをし、地力 を回復させます。
堆肥と併用すると相乗的に効果が高まります。

◉畝立て時に10アール40~80kg施用
◉定植時に5g~10g植穴処理。
◉液体品 「リキッド12」を葉面散布または、苗ドブ漬け処理にて施用。

★病害に負けない苗づくりに
・・・農薬散布時に葉面散布
(P・PアミノSP号1000倍+ペンタキープHyper5000倍)

★定植時の活着促進に
・・・・フレッシュ酸素粒剤40kg/10a土壌混和または植え穴処理、定植前にどぶ漬け
(フレッシュ酸素液剤100倍+ペンタキープHyper5000倍)


【定植後の病害虫防除】
➤炭そ病、うどんこ病及びハダニ類、ハスモンヨトウ、ミカンキイロアザミウマ、アブラムシ類など発生初期防除を心がけます。

➤炭そ病発生株を見つけたら
◎感染の疑いのある周辺の株もいっしょに早期除去。
◎除去株を圃場内及び圃場周囲に放置しない。

【農薬参考事例】

薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考
1
アクタラ粒剤5
アブラムシ類
定植時
1g
1回
植穴混和。ミツバチ影響日数30日。モスピラン、ベストガードと同系統

2
ベルクートフロアブル
灰色かび病、炭そ病、うどんこ病
収穫前日まで
2000~4000
本圃5回以内

コテツフロアブル
ミカンキイロアザミウマ、ハスモンヨトウ、ハダニ類
収穫前日まで 2000
2回以内
ミツバチ影響日数10日、ミヤコカブリダニ類影響日数7日
まくぴか
シリコーン系展着剤 -
3000~10000
- 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める

3
ゲッター水和剤
炭そ病
収穫開始21日前まで 1000
3回以内
薬剤系統は異なるがベンレート、トップジンと作用点は同じなので連用は避ける。
フーモン
コナジラミ類、ハダニ類、うどんこ病
収穫前日まで
1000
-
気門封鎖による殺虫。高温時薬害のおそれ、残効性低、展着剤不要。

4
ファンタジスタ顆粒水和剤
灰色かび病、炭そ病
収穫前日まで 2000~3000
3回以内
シグナム、アミスター、ストロビーと同系統。
サンマイトフロアブル
ハダニ類、チャノホコリダニ、コナジラミ類
収穫開始3日前まで 1000~1500
1回
ミツバチ影響日数4日。ダニトロンと同系統。浸透性はない。
まくぴか
シリコーン系展着剤 - 3000~10000 - 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める。


※農薬散布にあたっては、農薬登録内容をラベルなどで確認の上、農薬散布を行いましょう。

2019.08.01 [ 農場日記 | 公開調査 ]

アールスメロンの公開調査

先日、アールスメロンの公開調査を行いました。

【耕種概要】です。
◎播種:4月19日
◎定植:5月10日
(この写真の撮影日:定植12日後です。)
撮影:定植12日後の写真
◎交配:6月2日

<生育途中の写真>玉焼けしないようにカバーも。
生育途中
◎収穫:7月24日
◎公開調査:7月25日
公開調査

今作は「長雨の影響」でネットが消えてしまう品種もあり、
また着果節位が低く全体的に扁平気味に仕上がっておりましたが、
公開調査は15品種『それぞれの特性』が確認できるよい機会となりました。

今作は片付けが終わってしまいましたが、
次作も栽培予定ですので興味がある方はぜひご来場ください!

公開調査では「品種ごとのネットの出方」、大きさなどの「外見の調査」と、
「糖度」、「食味など果肉」の調査も行っております。

結果は弊社営業スタッフなどにお尋ねくださいませ*

記事研究農場スタッフ