2018.10.04 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
8月よりトマト・ミニトマトの定植が始まり、
第4圃場すべてのハウスで定植が終わりました。
定植後は誘引・側枝取りなどの世話管理以外に消毒も定期的に行っています。
研究農場では、現在週1回のペースで消毒散布を行っていますので
今回は作業風景をお伝えしていきたいと思います。
研究農場では、現在展示もかねてハイワイヤー用トマトスプレーカートを使用し消毒散布を行っています。
使用方法は、動噴のホースをスプレーカートに取り付け
散布したい列の奥まで進み、後退しながら散布していきます。簡単です!
噴口が左右に設置されているため、同時に2列散布が可能です。
カート自体が軽いので、女性の方でも簡単に散布できます(写真は男性です)。
上下にノズルを動かすこともないので作業労力の短縮にもなります。
また、噴口が前方を向くため後方にいる作業者に消毒液が掛かるのも回避できます。
農場で導入後は作業者の負担がだいぶ減ったように感じます。
台風が多く曇や雨の日が続くため今回はコナジラミ対策の殺虫剤の他に病気予防で殺菌剤の散布も行いました。
ハイワイヤー式のトマトスプレーカートは第4圃場で展示しています。
ご来場の際に是非ご覧ください。
記事研究農場スタッフより
2018.08.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
農場では、産直品目の栽培展示もしております。
産直場に新しい品目の紹介をすることで、少しでも多くの消費者の方に足を運んでもらえればと取り組んでいます。
今年は、4品目の取り組みを計画しています。
◎1つ目は、タネナッピーの栽培です。
種のないピーマンです。
調理のときに『ゴミが出ない』が売りです。
栽培はピーマンと同じ様にしています。
農場では2本仕立で栽培してます。
◎2つ目は、ミニ胡瓜です。
漬物専用胡瓜として紹介しています。
肉質がやや柔らかくパリパリ感は少ないです。
そのかわりピクルスや一夜漬けや浅漬などの漬物には向いてる品質です。
節成性が高く20節でピンチしても親づる収穫後また成り戻り親づると子蔓一枚摘葉しても、50個~60個の胡瓜が収穫できます。
◎3品目は、今度の秋冬に栽培する、絹鞘豌豆のスジナインです。
今ままで豌豆は一本一本背中の筋を取っていましたがその必要がなくなりました。
大変手間が省けて付加価値のある野菜と思います。
またゴミも減ります。
◎最後の四品目は子持ち高菜です。
こちらの方では馴染みが無く皆さん知りません。
収穫した子持ち高菜を皆さんに食べてもらうと
かなりの感想で美味しいとの評判でした。
天ぷら・野菜炒めなどがお勧めです。
今年から早生の子持ち高菜が発売されるとのことで出荷幅が広がると期待しています。
このような新しい野菜は。
生産者の方は作るにはリスクが高く私達が作り広めていかなければと思います。
今年は簡易なココバック栽培でちょっとしたチャレンジをしています。
それは、3種類の野菜を同じ管理で栽培をしています。
産直場へ出荷されている方は少量多品目が望まれます。
そうした方に提案ができたらと同じベットで種なしピーマン・ミニ胡瓜・大玉トマトを作っています。
上手く作れるかはまだ判りませんが上手く行けば良い提案ができると思っています。
また、実際に収穫した生産物を産直場に出品しお客さの評価を確認しています。
少し高めの価格設定をしてお客様の評価を見ています。
実際に最終消費者の方の評価がとても大切な事と思っています。
良い物は少し高めの価格設定でも買って頂き満足して頂く。
生産者の方はその野菜を栽培してお客様に喜んでいただければ一番良いことと思います。
記事 研究農場スタッフより
2018.06.15 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
先日、研究農場で1年間行ってきた試験の成果発表会がありました。
トマトだけでなくイチゴやキュウリの試験の報告や、ココバッグの試験や新商品を、来て頂いた方に報告できる良い機会だったと思います。
だいたいの作は6月で終了し、また8月頃から新しい試験が始まります。
次作から新しい作物も栽培予定なので、しっかりと準備を進めていきたいと思います。
記事 研究農場 スタッフより
2018.05.24 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
研究農場の第6圃場では、キャベツの後にコーンの品種比較試験を行います。
1回目の比較は3月13日に播種を行い、現在、絹糸が見え始めてきています。
品種によって絹糸の出始めに違いが出ております。
身長が少し低いのが気になりますが、今後は生育調査や成果物の調査を行いながら、品種特性を見ていきたいと思います。
2回目の比較は4月13日に播種を行いましたので、今後様子を見ながら調査を進めていきたいと思います。
記事研究農場スタッフより
2018.04.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
4月に入り、外は春でもハウスの中は夏になってきています。
激しい寒暖差や環境の変化で、「だるい」「イライラする」などの症状が現れることを「春バテ」というそうです。ストレスをためずにリラックスを心がけ、服装などで温度調整をすることで春バテを予防しましょう。
またこの時期から熱中症になる方もいるそうなので、ハウスで作業をするときは水分補給もしっかりしていきたいですね。
さて、農場ブログではミニトマトの状況を何度かお伝えしてきていますが、
いよいよラストスパートとなって来ました。
6月の作終了まで、しっかり管理をしていきたいと思います。
現在は少し樹勢が弱くなってきているので、温度管理や給液管理を変えて様子を見ようと思います。また萎れや果実の日焼けも発生してくるので、遮光もしっかりしていこうと思います。
3月までの生育や収量調査の結果もお渡しできますので、
ご来場の際は品種選定の参考にして頂ければと思います。
記事 研究農場スタッフより
2018.03.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
研究農場では、新しい産直品目のご紹介のため、
四川児菜(アーサイ)の栽培を行っています。
平成28年度にも栽培しJA産直の食彩村へ出荷しました。
栽培概要と昨年の販売状況をご紹介いたします。
[栽培概要]
①播種日:9月上旬
②128穴トレー播種
③育苗期間:約30日
④畝間と株間70cm×50cm
⑤元肥(成分量)(10a当り)N:14kg P:6kg K:14kg
追肥(成分量)(10a当り)N:16kg P:2kg K:5kg
元肥はやや少なめで様子を見ながら追肥で調整していきます。
追肥は2回に分けて散布
10月中下旬・11月上旬。
農薬は登録農薬少なく、なばな類と野菜類が適用農薬になります。
年内にアブラムシ・ヨトウムシ・コナガ等害虫中心に防除します。
後半は病気の防除が中心になります。
収穫は1月下旬から3月上旬になります。
15ケ~20ケの児菜が収穫できます。
葉の付け根にわき芽が着きますので、それを順次もぎ取って収穫します。
頂花蕾に6芽ほど着きますが2月の寒さに痛み全ては収穫できませんでした。
パオパオ等防寒資材の利用が有効的と思われます。
[昨年の販売実績と調理法]
5ケをパックに入れて250円で販売。
株あたり750円~1,000円になりました。
やはり馴染みが浅くあまり多く出すと売れ残る日が、
児菜(アーサイ)を食べた方に聞くと
ほろ苦さがあるが大変美味しいとの評判でした。
調理は天ぷら・炒め物が向いています。
また葉もお浸しとして食しても美味しくいただけます。
児菜の天ぷら
出荷荷姿
栽培圃場
記事 研究農場スタッフより
2018.02.01 [ 農場日記 | 公開調査 ]
先日、弊社研究農場でトマト・ミニトマトの公開調査を行いました。
新人研修も兼ねて行ったので、収穫は新人さんにやっていただきました。
営業の方や事務の方、苗の生産の方など、普段収穫作業を行わない方がほとんどなので、
良い経験になったのではないかと思います。
食味調査も行いましたが、多くの方の意見が聞けたので参考にしていきたいです*
今週はキャベツの公開調査もありますので、
研究農場ではしっかり準備を進めていきたいと思います。
記事 研究農場 スタッフより
2018.01.11 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します*
さて本日は、昨年の流行語大賞「インスタ映え」にちなんで、
インスタ映え野菜を紹介させていただきます。
農場の産直向け野菜の展示ハウスでは、昨年末に半分ほどの品種の栽培が終了しました。
紫色の白菜・ブロッコリー、スパイラル状のカリフラワー、カラフルな大根など、色とりどりでまさにインスタ映えする野菜がたくさん収穫できました*
昨年は多くのお客様にご来場頂き、紹介させて頂く事ができ、様々な品種を知っていただくことができ良かったです。
今はカラフルな人参が見ごろとなっております。
ぜひご来場くださいませ!!
記事研究農場スタッフより
2017.12.08 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
農場では、ミニトマトと同様に大玉トマトも品種比較試験を行っています。
栽培方法はココバッグ栽培です。
レギュラー品種6点と黄化葉巻耐病性品種13点を比較栽培しています。
基準品種に合わせた管理のため、草勢はそれぞれ差が出ています。
生育では開花段数や節間長、葉先枯れの発生具合
収量調査では食味、果実形状・肥大・硬さ・割れにくさなど様々な項目を調査しています。
栽培方法は産地によって異なり越冬長期作の産地や、短期作、夏秋作の産地など多種あります。
それぞれの産地、栽培方法に適した品種がご提案できるよう日々調査を行っています。
現在10段目開花、3~4段目収穫中です。
今年は10月の天候不順もあり、着果はしたものの肥大不良も見られます・・・。
品種特性はわかりやすくなっておりますので、ご来場の際は品種選定の参考にしていただければと思います!
記事 研究農場 スタッフより
2017.11.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
10月5日の記事で紹介しました農場の胡瓜の状況です。
農場では蔓下ろし栽培を行っており、親づるを14節目で摘芯し、側枝を4本伸ばす仕立て方をしています。
昨年度は摘芯した部分から病気が発生してしまったので、今年は予防策として切り口に農薬を塗布しました。
定植してからもうすぐ1ヵ月が経ちますが、今年は曇天続きの影響で側枝の発生が悪いように思います。
側枝の発生を助長するために、親づるを摘花してみましたが・・・効果があることを祈るばかりです。
記事 研究農場 スタッフより