ブログ「農場日記」

2017.12.08 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「大玉トマト品種比較試験」

農場では、ミニトマトと同様に大玉トマトも品種比較試験を行っています。
栽培方法はココバッグ栽培です。

写真

レギュラー品種6点と黄化葉巻耐病性品種13点を比較栽培しています。
基準品種に合わせた管理のため、草勢はそれぞれ差が出ています。

生育では開花段数や節間長、葉先枯れの発生具合
収量調査では食味、果実形状・肥大・硬さ・割れにくさなど様々な項目を調査しています。
栽培方法は産地によって異なり越冬長期作の産地や、短期作、夏秋作の産地など多種あります。
それぞれの産地、栽培方法に適した品種がご提案できるよう日々調査を行っています。

現在10段目開花、3~4段目収穫中です。
今年は10月の天候不順もあり、着果はしたものの肥大不良も見られます・・・。
品種特性はわかりやすくなっておりますので、ご来場の際は品種選定の参考にしていただければと思います!

記事 研究農場 スタッフより

2017.11.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「農場の胡瓜」

10月5日の記事で紹介しました農場の胡瓜の状況です。

胡瓜

農場では蔓下ろし栽培を行っており、親づるを14節目で摘芯し、側枝を4本伸ばす仕立て方をしています。

昨年度は摘芯した部分から病気が発生してしまったので、今年は予防策として切り口に農薬を塗布しました。

摘芯

定植してからもうすぐ1ヵ月が経ちますが、今年は曇天続きの影響で側枝の発生が悪いように思います。
側枝の発生を助長するために、親づるを摘花してみましたが・・・効果があることを祈るばかりです。


記事 研究農場 スタッフより

2017.10.13 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「キャベツ栄養生長」

研究農場の品種比較栽培のキャベツ。

キャベツ

今年は集中豪雨や台風の被害も無く順調に生育しているなあと安心していたら、最近様子がちょっと変です。

心配なのは7月24日は種、8月18日定植の冬系キャベツ年内収穫の作型です。
通路が見えないくらい外葉が肥大し栄養成長気味となり球肥大が遅れています。

171013キャベツ

今年は定植してから猛暑日がつづき加えて雨もすくなく生育はゆっくり、9月11日に1回目追肥、土よせを実施、その後も雨がすくなく生育がゆっくりだったので、我慢しきれずに10月2日に2回目の追肥土よせ。

今思うと、あせらずに結球が進んだ段階で2回目の追肥をすればよかったと生育に合わせた追肥の難しさを実感しています。

葉物野菜のキャベツは基本的には栄養生長気味に管理すれば良いのですが、生育が旺盛になりやすい年内収穫の作型は栄養生長に傾けすぎない肥料管理も必要です。
とはいえ、10月、11月は研究農場キャベツ圃場で各作型・生育段階による品種の違いを見ることができる良い時期になります。

ご来場お待ちしております! 

記事 研究農場 スタッフより

2017.10.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「きゅうり養液栽培」

研究農場第4圃場のDハウスでは、きゅうりの養液栽培展示を行います。

D準備1

昨年度は培地加温試験を行いましたが、今年の試験内容は
★TF濃縮トマトとTFフルミックスの肥料比較試験
★給液時間の違いによる生育の差の確認
★品種比較試験の3項目です。

今はまだ育苗中ですが、様子を見つつ10月上旬ごろ定植する予定です。

キュウリ苗1

キュウリ苗2

きゅうりの養液栽培は全国的にはまだまだ普及しておりませんが、
「きゅうりの養液栽培といえばトヨタネ!」といって頂けるよう栽培技術を確立させていきたいと思います。

出展:「世界のA農」日本農業新聞」9/1より (北海道より北の国でのキュウリ養液栽培)

記事 研究農場 スタッフより

2017.09.21 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「ミニトマト品種比較試験」№2

8月25日の定植時ミニトマトは、
ミニ品種比較

9月15日現在2~3段目が開花している状態です。
写真のように順調に生育しています☆
品種比較画像


品種によって樹勢が違ってきているので、管理を統一するのが大変ですが、しっかり比較できるよう栽培していきたいです。

研究農場の第4圃場は、
キュウリを残して、全てのハウスでの定植が終わりました。
第4ほ場

これからも栽培状況などを随時お伝えしていきたいと思いますので、宜しくお願いします。

記事 研究農場 スタッフより

2017.09.07 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「ミニトマト品種比較試験」

8月25日に、弊社第四圃場Aハウスにてミニトマト品種比較試験の定植を行いました。

ミニ品種比較

1ハウスでレギュラー品種が21種類、好食味品種が15種類で、合計36種類の品種を栽培し、比較していきます。

調査項目は収量、糖度など果実の調査の他に、開花段数や葉枚数、伸長速度などを調査していく予定です。
定植から2週間ほど経ちますが、開花スピードにも品種の差が見受けられます。
ホルモン処理も9月4日から開始しましたので、収量、樹姿にこれからどのような差がでてくるのか楽しみです。

記事 研究農場 スタッフより

2017.08.30 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

産直向け品種 『ベビーキュウリ』

こんにちは*
まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様元気にお過ごしでしょうか。

今回は産直向け品種として農場で栽培している、ベビーキュウリ「ミニQ」についてご紹介したいと思います。

ミニQ
ミニQ圃場栽培状況
ミニQパッケージ
ミニQ出荷パッケージ

ミニQは名前の通り、果長8~10cm、果重40g前後のミニサイズのキュウリです。
イボのないタイプで、皮、果肉ともに柔らかくなっています。
サラダや手巻き寿司などでもおいしく召し上がれますが、水分がやや多めなので、ピクルスや一夜漬けに適しています。

私のお勧めの食べ方は浅漬けです。
市販の浅漬けの素を使用すれば、お手軽においしい浅漬けが食べられます。

キムチ漬け・浅漬け・ピクルス

キムチの素をかければ、ピリ辛な大人の味に仕上がります!!
キュウリのピクルスのレシピは、インターネットで多く紹介されていますので、是非お気に入りのレシピを探してみてください!

キュウリは夏場のカリウムと水分の補給に適していると言われており、クールダウン効果のほかにむくみをとる効果も期待できますので、この時期積極的に食べたい野菜のひとつですね☆

記事 研究農場 スタッフより

2017.08.03 [ 農場日記 | 公開調査 ]

「アールスメロン公開調査」

7月27日に、5月10日に定植したアールスメロンの公開調査を行いました。
*詳しくは6月1日の農場日記をご覧ください*

公開調査では、玉の大きさやネットなどの見た目などの調査。
また食味調査の結果を踏まえてそれぞれの品種について意見交換を行いました。

アールス公開調査1
公開調査

アールス食味調査2
食味調査

また各営業所の種苗担当の方からは、産地情勢について説明して頂きました。
アールスメロンは味だけでなく、カット販売したときに見た目が良いものや結果枝の太さなど。
品種を選ぶ上で重要になるポイントが多くあることを学びました。

記事 研究農場スタッフより

2017.07.21 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トマト育苗始まる

第4圃場のB・Cハウスでは、大玉トマトの育苗が始まりました。

BC育苗

今作は夜冷制御がトマトにあたえる影響を調査していきますので、育苗の段階から夜冷制御ハウスと夜冷制御を行わないハウスで別々の管理をしています。

また定植時は、夜冷制御ハウスと夜冷制御を行わないハウスそれぞれの中でも、育苗時に夜冷を行った苗とそうでない苗の2種類を定植し、育苗時の夜冷制御の効果を調査していきます。

これからは他の作物の育苗も始まっていきますので、しっかりと準備・管理をし、定植していきたいと思います。

記事 農場スタッフより

2017.07.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「産直向け品種-人参-」

研究農場では、産直に出荷される農家様向けに産直向け品種の栽培を行っております。
今年は葉物野菜やカブ、ダイコンなどを栽培しましたが、今回は人参について紹介したいと思います。
プランターでの栽培で、3列の条まき、間引きを2回行い最終的な株間は6cm程にしました。

人参

間引き後の株間は、広ければ肥大が早くなります。
人参は本葉が7枚程度のときに根長が決定しますので、間引き適期を逃さないことが大切です。

人参②

肥大する前の時期が、人参にとって一番大切な時期になります。
最近はカラフルな人参も多くあるので、様々な色の人参を組み合わせて出荷するとインパクトがあって良いかもしれませんね☆

記事 研究農場 スタッフより