2021.04.20 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さん、こんにちは!
今回は、産直向け品目として適当ではないかと3年栽培している「子持ち高菜」
四川児菜・湖南児菜(しせんアーサイ・こなんアーサイ)の紹介をします。
産直向け品目として適当であると思われる点をご紹介します。
①収穫期間が長く生産物が軽い。
*芽キャベツのように節間に脇芽が付きそれを2ケ月程の期間で収穫する。
②早生(湖南)と晩生(四川)の品種の組み合わせで1月上旬から3月上旬まで収穫できる。
③当地ではまだ栽培少なく珍しい品目である。
④ほろ苦さが有り、天ぷらや炒め物で食すれば大変美味しい。柔らかく調理も早くでき食味も良い。
以上が主な注目点です。
<栽培概要>
播種時期:9月10日頃。プラグ128穴(早蒔は早期抽苔しやすい。8月蒔きは不可)
定植:10月上旬。25日育苗 株間・条間:50cm✕70cm
登録農薬:なばな類・野菜類 (登録農薬は少ない。)
年内にアブラムシ・コナガ・ヨトウムシの防除を行う。アブラムシが付きやすい。
収穫:
湖南児菜で1月上旬コブ状脇芽が出来るので順次手でもぎ、収穫する。
四川児菜が2月上旬より収穫開始になる。
2021.04.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは!
皆さん、突然ですがマイクロナノバブルってご存知ですか??
マイクロナノバブル(MNB)とは、直径がマイクロバブルとナノバブルの中間の大きさを持つ泡のこと。人間の見える限界ぎりぎりの大きさなので、肉眼ではほとんど見ることはできません。MNBはごく小さいために、普通の泡とは違った様々な現象を起こします。
例えば、小さいために浮力が弱く、水面に向かって上昇しないため、いつまでも水中を漂い続けるので持続性が期待されます。またMNBを含んだ水は、表面張力がわずかに低下します。そのため、今まで入らなかった小さな隙間にも、水が浸透していくようになります。
(株式会社ナック HPより引用)
研究農場では今年、イチゴの栽培にMNBを使用しました。
酸素供給による土壌微生物の活性化や、作物の養分吸収の助長、根はりを良くし、成長促進や収量増加等の効果が得られるそうです。
何年も使用し、空気層が減少した培土では特に効果が期待できそうですね。
研究農場でも使用を続けていきます!
設置も簡単で、電源があればハウス間も移動できますので、本圃で使用しない時期は育苗ハウスで使う、なんてこともできます!
マイクロナノバブル、試してみたい方は営業スタッフまでお問い合わせください!!
2021.04.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
電線の工事の関係で、研究農場の圃場が一時停電になるというお知らせがありました。
そこで、今回は停電の対策についてご紹介します。
普段、研究農場のハウス内にあるセンサーが、
温度や湿度、CO2濃度などを測って、
測った数値を、機械に送り、
自動で暖房を炊いたり、
自動で天窓が開いたり、
自動でCO2を施用したり、、、と
24時間、自動で最適な環境を整えてくれているのですが、それらが全て止まってしまうのです。
そこで行った対策が2つ!
・天窓を手動で、全開にする(100%)
・遮光カーテンをほぼ全閉にする(95%)
停電の時間は、午後の1時~4時という、比較的あたたかく、日射の強い時間帯だったので、
しおれないように、このような対策を取りました。
ただ、実際には、12時ごろからパラパラと雨が降ってきてしまったため、
雨がハウス内に降りこまないように、
天窓を半開(50%)にしました。
停電対策のご相談もお待ちしております!
2021.03.25 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
農場では例年、「3月播種」と「4月播種」の2作に分けて
スイートコーンの品種比較をしています。
今年もその1作目がスタート。先日3/15に、播種しました。
昨年の1作目は、育苗 → 定植 + マルチ + トンネルという形で栽培を行いました。
今年の1作目は、直播+マルチのみでの栽培。
スイートコーンの発芽適温は25~30℃、最低温度は10℃。
これを下回ると極端に発芽が悪くなるとされています。
朝と夕方に圃場まで地温を確認しに行っていますが、朝は11℃なんてこともあります。
しっかり発芽してくれるといいのですが、、、!
日中は上着がいらないくらいの暖かい日が多くなってきて、
夜も生ぬるい暖かい空気を感じるようになり、ついに毛布をしまってしまいました。
コーンのためにも自分のためにも、寒い夜が戻ってこないことを祈るばかりです。
研究農場 h.m
2021.03.24 [ 農場日記 | 公開調査 ]
こんにちは。
春らしい陽気のなか、キャベツの品種公開調査を行いました。
研究農場では『寒玉』と呼ばれるキャベツを年4作栽培します。
今回は最後の4作目となります。
昨年8/24に種まきをして、冬の間じっくり生長し、春に収穫となる作型です。
今作は2月から暖かい日が続き、全体的に大きな玉になってしまいました。
生産者様としては、あまり大きすぎる玉は値段が安くなってしまうため、ほどほどの大きさで仕上がる品種を求められます。
ただしそのような品種は寒い年は逆に小玉過ぎて商品にならない可能性もありおます。
一概にこの品種が最適というのが難しいところです。
農場では毎年の天候による影響も考慮しながら、より良い品種をご提案できるように栽培試験を行っています。
キャベツの栽培状況は毎年10月頃~4月頃までご覧いただけます。
お気軽にお問い合わせください。
研究農場y.o
2021.03.19 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
暖かい日が続いていますね。
研究農場では、
ココバッグで栽培できる作物の紹介として、
パプリカを栽培、展示しています!
研究農場のパプリカ栽培ハウスは、
最低温度を16℃の設定にしてあります。
パプリカは開花~収穫まで、長いときだと2ヶ月程かかります。
少しでも気温を高めに設定して収穫までの日数を短くしています。
早く収穫できたほうが、樹への着果負担も軽減されます!
今年度は、パプリカの後にアールスメロンの栽培を予定しておりますので、
パプリカの栽培期間は4月上旬までとなっております。
ご見学希望の方は、お早めに営業担当へご連絡ください。
オンライン見学でもご案内できますので、よろしくお願いいたします!
研究農場 n.m
2021.03.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さんこんにちは
栽培サポート課スタッフです。
3月に入って、ハウスの中はとても暖かくなってきましたね。
これから夏に向かってどんどん日射、気温が高まっていきます。
トマトでは強日射による裂果や着色不良果の発生。
イチゴでは高温で果実の成熟が早まり、収穫作業が遅れると過熟になってしまいます。
対策としておすすめなのは遮光・遮熱剤の塗布です。
遮光カーテンの設備が導入できなくても、必要な時期だけ遮光・遮熱ができ、手軽でおすすめです。
(左写真:塗布、右写真:塗布なし)
○イチゴ栽培:3月中旬からの塗布がおすすめ
「エクリプスF4」
遮光剤で、太陽光を反射し、作物を熱と光から守ります。
3ヶ月ほど効果が持続します。
降雨や紫外線により自然と落ちていきます。
→果実の焼けや高温により成熟が早まるのを抑え、果実品質の低下を抑えます!
○トマト栽培:4月からの塗布がおすすめ
「トランスパー」
遮熱剤で、太陽光のうち熱線を多く反射し、
光合成に必要な光は遮光剤よりも多く透過させます。
効果は3~5ヶ月持続します。
→裂果や着色不良果の減少、管理作業環境の改善に効果が期待できます!
エクリプスF4
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トランスパー
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遮光カーテンを使用している方でも、
遮熱剤を塗布することで、ハウス内がより涼しくなったとの声もありました。
製品の詳細については
最寄りの営業所までお問い合わせください。
栽培サポート課 t.s
2021.03.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
営業スタッフの方から「ひよこ豆」の問い合わせがありました。
当地区(全国的にも)では、ほとんど栽培されておりません。
一度試しに栽培しようと思い昨年の春から栽培をしてみました。
栽培する前に事前に調べてみました。
メキシコから南米で生産されているようです。
◆【栽培上の注意点】として
発芽後は、多湿を好まず乾燥気味で栽培するほうが良いとされていました。
スープやカレーなどに入れて調理されるようです。
栄養価は高いとされていました。
3月下旬に露地で直播きしました。
発芽の具合はあまり良くなく3粒蒔きは必要と感じました。
春は移植栽培が良いと思います。
(因みに秋も栽培しましたが移植の活着が良くなかったです。)
株間は50cm、畝間は70cmで播種しました。
6月までは順調でしたが7月の長雨で傷んでしまい収穫までには至りませんでした。
「秋にハウスにて再チャレンジ」。
10月下旬に播種し1月下旬には花が咲き始めました。
結実は2月中旬からでした。 3月下旬には収穫になると思います。
樹姿は高さ80cm、幅が60cmほどになり1.5mほどの支柱が必要です。 畝間も1mは必要です。
やはり発芽は良くなく移植をしましたが活着は良くなかったです。 写真:ひよこ豆結実
活着さえうまく行けば後の管理は支柱立てぐらいで手間は殆どかかりません。 珍しい品目として産直場の販売品目として面白いと思います。 |
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安定生産が出来るよう再度、栽培したいと思っています。
研究農場 h.k
2021.03.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
トヨタネ研究農場です。
今週末、豊橋は暖かいですね~。
日向ぼっこ日和です!
そんなぽかぽか陽気な気分も、キュウリのハウスに入ってみると一変…あ、暑い…。 |
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キュウリのハウス内温度は、もともとトマトよりも高めの設定なのですが、
それにしても、最近ますます暑くなったように感じます。
なにか理由があるはず!と、キュウリの栽培担当者に聞いてみると…。
樹が固く締まって、葉の色も濃くなってきたため、養分が、茎や葉にたまっていると判断。果実への転流を促すために、ハウス内の温度を上げたそうです。
トヨタネ研究農場では
キュウリの培地比較試験を行っています。
3種類の培地で、同じ品種のキュウリを育て、生育の差や、収量の差を見る、という試験です。
圃場見学受け付けておりますので、ご興味のある方は、ぜひ。
オンライン見学も可能です!
研究農場 s.n
2021.02.25 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
入社1年目の新人です。
私の担当するハウスでは、培地のpH低下がミニトマトの生育に及ぼす影響を調査しています。
これまでの生育状況
日時
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生育状況
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作業
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1月8日(木)
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スタート
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ミニトマト定植
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1月30日(金)
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2段目開花 |
ホルモン処理開始 |
2月10日(水)
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3段目開花
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現在
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4段目開花
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定植時と現在の様子を写真で比較すると、こんなにも大きくなったことに驚きです!
ここ数日は天気も良く、暖かいためか、さらに成長スピードが速くなったように感じます。
わからないことばかりですが、先輩方の協力を得て日々奮闘しています。
お客様の役に立てる結果が得られるよう、試験を続けていきたいと思います!
研究農場スタッフ h.m