2022.06.11 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは!
今回は、アールスメロンの生育状況についてご紹介します。
5月13日に定植し、現在の展開枚数は23~24枚程です。
6月2週目に摘芯・交配を予定しています。
アールスメロン生育状況
品種ごとに展開枚数や側枝の違いはありますが、
今年は比較的天気が良いおかげで順調に生育しています。
これから摘果や玉吊り、生育に合わせた環境制御など作業が増え、気を付けることが多くなるので、気を引き締めて栽培していきます。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.06.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
今回は、5月上旬に少し紹介した、「スイートコーンの点滴養液栽培」について
書かせていただきます♪
---点滴養液栽培とは?
露地作物は通常、畑の土に肥料を混ぜ込んでおき(=元肥)、そこに作物を植えます。
さらに生育ステージによって、土に肥料を足し、混ぜ込みます(=追肥・中耕)。
点滴養液栽培は、元肥・追肥・中耕はせず、畑に潅水用の点滴チューブを設置し、
生育に必要な肥料成分を養液で定期的に潅水することによって補います。
栽培の様子はこのようになっています。
養液を打ち込むための装置や水源が必要になります。
5/26時点の慣行区と比較した写真がこちらになります。
両区とも、播種日は4/11、品種はゴールドラッシュ86です。
慣行区 |
養液区 |
|
|
(写真をクリックすると、拡大します)
養液区では、初期こそ肥料不足で黄化がみられたものの、現在、生育差はほとんど見られません。昨年同条件で行ったキャベツの試験では、生育の遅れがみられていたため、さっそく品目の違いが現れているのかなと思います。
今後も、出穂タイミングや耐倒伏性の違いについて観察していきます👓
状況はまた追ってブログでお伝えしていきます☺
2022.06.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
今回は、農場通信についてのご紹介です。
---農場通信とは?
農場の様子を写真とコメントでお伝えする刊行物です。
毎月上旬に、発信しています。
いままでは、営業所にて掲示・配布、または直接お渡しという形で発信していましたが、
今月からはブログでも紹介していきます☺
・農場通信
各ハウスの前月の状況を、写真とコメントで紹介。
管理のポイントや、環境データなども載せています。
・トピック記事
時期に合わせた話題についてご紹介しています。
今月は「トマト片付けについて」です。参考にしてみてください。
・トヨタネ農場マップ
農場へのマップ、各圃場の位置がわかります。
今後もブログで紹介していくのでぜひ楽しみにお待ちください🌸
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.20 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
今回は、第4圃場Iハウスで行っている「養液栽培の排液リサイクル試験」について
栽培状況のお知らせです☺
「排液リサイクル」とは?
通常の養液栽培では圃場外へ流れていってしまう「排液」を<ろ過><肥料成分を調整>することで、再び「給液」としてリサイクルするシステムです。
排液リサイクルには、
・水質汚染を防ぐ
・水という資源を大切にする
というメリットがあり、SDGsに基づいた取り組みになっています。
詳しくは過去記事をご覧ください。
現在の圃場の様子はこちらになります。
【ミニトマト】
【大玉トマト】
給液方法について
・EC3~10の高EC
・常に30%以上の排液が出るように
・給液には排液を50%混ぜる
・圃場外に排液は出さない
上記のような栽培をしていたので、培地内にはかなりストレスがかかってます。おり、ミニトマトの芽先は5㎜ほどで、大玉トマトでは尻腐れが多発しています。
【ミニトマト芽先】
【大玉トマト尻腐れ】
今作は摘芯済みで、6月で栽培終了を予定しています。また最終的な状況をは、ブログでも発信していきます。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.19 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは!
研究農場では、毎年アールスメロンの品種比較試験を行います。
試験が始まると「夏が来るな~」と実感します!
4/21に播種し、現在は育苗中です。
連休からずっと暑い日が続いているため、萎れないか心配していましたが、今のところ順調です☀
5月2~3週目にかけて定植を行います。
今後は、継続して萎れに注意し、定植に向けて潅水や保温管理をしていきます。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.18 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
研究農場で行っているスイートコーンの品種比較試験の続報です☺
作型のおさらい🌱
|
収穫タイプ
|
播種日 |
生育状況 |
早生作 |
82~85日
|
3/15 |
4/22追肥1回目、本葉7~8枚 |
晩生作 |
84~90日
|
4/11 |
間引き前、本葉1~3枚 |
どちらも、マルチを用いて、圃場直播で行っています。
「環境への配慮」や、「省力化」の観点から、生分解マルチを使用しています。
🎏5/5時点は写真のような状況です。
○早生作
○晩生作
また、晩生作と同じ作型で、点滴チューブを使った養液栽培に挑戦しています!
晩生作は、かなり発芽にバラつきが見られてしまいました。原因として考えられるのは、
□マルチ前の潅水不足
□ゴロ土による覆土不良
です。
反省点としては、
■播種前にも畝にたっぷり潅水しておく
■覆土は細かい土目のもので代用する
と考えています。
より良い情報が皆様に提供できるようになるには、まずは栽培をしっかり行うことが必要です。反省をしっかり生かして、より良い栽培をしていきたいです。
スイートコーンの状況は、また追ってブログでお伝えしていきます☺
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
「春蒔き小松菜」の品種比較展示を行っています。
小松菜もそれぞれの季節ごとに、品種の特長を生かして栽培されています。夏は生育がゆっくりで、冬は逆に生育が早い品種などを求められています。また、通年を通して作業性や生育の揃い、秀品率の高さなどが求められています。
研究農場では、季節ごとに同じ条件で栽培比較してより良い品種の選択ができるように栽培展示をしています。例えば、チップバーンの発生具合、草姿の立性状況、葉枚数やボリューム感の状況など、皆様にお伝えできるよう比較展示しています。
また、新しい試作品種の展示もありますので、今の品種を変えたいと思っている方にも参考になると思います。
「春蒔き小松菜圃場」
今回の春蒔き小松菜展示は、4月上旬に播種しているので5月中旬が収穫の見頃になります。小松菜の生産に携わっている方やご興味のある方は、是非農場へお越しください。
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは!
現在、研究農場ではセロリの新しい栽培方法の試験を行っています。
それは、隔離養液栽培です。
発泡スチロールを用いて培地を隔離し、元肥や追肥をせず養液で栽培しています。
【2月14日 定植(初日)】
この段階ではまだセロリのようには見えません、、、
【30日目】
葉が日に日に大きくなっているのを感じます。
【60日目】
茎がしっかりしてきました!食べてみましたが少し苦味が強かったです。
【現在 70日目】
見た目が立派なセロリになりました!ハウスに入るとセロリの香りが漂っています。
この試験では
・隔離養液栽培での生産性の確認
・病気の発生リスクの軽減
・「みどりの食料システム」化学肥料の使用量30%減の実現
を目的としています。
ここからどこまで大きくなるのか、すくすく成長してくれることを願います…
収穫は5月中旬予定なので、またその様子を発信します!☀
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2022.05.06 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さんこんにちは。
日中は暑いと感じる日が多くなってきましたね。
近年は春の熱中症が増えてきているそうです。
水分補給をこまめに行い、熱中症対策をしっかり行いましょう!
さて、本日は新商品のご案内です!
「根こそぎソケット」という商品で、インパクトドライバーと合わせて使用することで、イチゴの株の片付を簡単に行えるアイテムです!
従来はカマを使用してクラウンや根を刈り取って片付けていますが、この根こそぎソケットを使えば、簡単にクラウンを抜き取ることができます。また、抜き取る体積も小さくなるので、培土の減少を防ぐことができます。
使用方法は写真ではわかりにくいですが、クラウン部分に挿して、インパクトドライバーで回すだけでいいんです!簡単ですよね!!
さらにこの根こそぎソケットを使えば、給液用のチューブや、ベッドの発泡スチロールを傷つけにくくなります!
2022.04.21 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
今回は新商品のご紹介をしたいと思います。
その名も『ココバッグ 根域確認用』!
・・・そのままですね(笑)
これまで、作物の根を確認するには、土耕であればマルチをめくったり、ココバッグではバッグを一部切り開いて確認していました。ただし何度も同じ場所を確認していると根を痛めてしまうため、継続して観察するのが難しかったと思います。
そこで今回開発したのが「根域確認用のココバッグ」です。
写真① 根域確認用ココバッグ
写真①のようにバッグの下半分が透明フィルムで出来ていて、裾をめくることで根の様子が簡単に確認できます。
写真② 根域確認「定植10日後」
写真③ 根域確認「定植15日後」
写真②はトマト苗定植10日後の様子、写真③は定植後15日後の様子です。順調に根が生育しているのが良く分かります。
根をこまめに観察することで、これまで気付けなかった異常や不調に早めに気づくことができるかもしれませんね。
根域確認用バッグは農場で実際に使用していますので、実物をご覧になりたい方は研究農場までぜひお越しください!
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。