ブログ「クロロフィル通信」

2022.08.26 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

給液システムの「機器類の保守点検」は重要です

メンテナンス課では、弊社設置のハウス内外の設備(建物含む)・給液システム関係等(以下システム)の保守点検業務を請け負っております。

例えば、新設置のシステムから年数が経過する物(数年、十数年、数十年)まで、様々請負います。新設置のシステムであれば、設置からしばらくの間は、故障等は中々起こらないものですが、ある程度年数が経過した物であれば、年数を重ねる度に様々な不具合が生じてきます。細部、部品の摩耗から劣化、知らず知らずのうちの部品の脱落や、紛失、破損等様々です。

また、数十年ご利用の古い機器、機種の場合では、細かい部品の入手ができず(生産販売終了)、後続機種の購入をお勧めする場合もあります。

何にしましても、機器類の『保守点検』は栽培管理の上で非常に重要であり、また経営の面でも多くの場面で、より経済的な部分へと繋がる事と言えます。
(作の終わりから開始直前までの間の保守点検が適期。通常、作を開始してからの長期に渡る修理、改修には大きなリスクを伴います。)

例えば、蓋を開けて、しばらく経過すると蓋が開かなくなった。蓋が開かず、その後は内部パーツの清掃ができない。あるいは交換が出来ず最終的には、その使用が不可能になった等、少ない例とは言えません。この様な状況に陥る事が無い様に、機器類内部の清掃や、パーツ交換が終了した時点で蓋を閉じる際には、サビや液漏れにより起こる固着等を防ぐ為の、グリス・アップの実施をお薦めします。
(注:溶剤は、ゴム製品、樹脂製の部品を傷める場合有り。また、潤滑油では流出(流水と共に)してしまう。その様な箇所では、潤滑油が対象物に留まる様、グリスを施す。)

また、システムを経由し肥料成分を供給する際には、投入物によっては詰まり(成分の結晶や成分の固着による)の一因となる事があります。作の終了の時点で、液肥タンク内を一度、きれいに清掃することをお薦めします。

簡単な作業ひとつでも機器類への影響は大きく、また、結果的には経費削減のきっかけとなる事もあります。わずか数百円で解決する所が、数万円の費用を投じなければならない事態もあり得ます。

お客様での保守点検が、実施しきれない部分を、メンテナンス課へお任せいただけましたら『機能が設置の頃に近く、能力を充分活かせる』を心掛けて保守点検致します。

保守点検に関するお問い合わせは、お近くの営業所または当社HPにてお問い合わせ下さい。

前の記事を見る

次の記事を見る

トラックバック

このページのトラックバックURL:
https://www.toyotane.co.jp/p/trackback/002229

コメント

この記事に対するコメントはまだありません。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

前の記事を見る

次の記事を見る