2024.10.31 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは、豊橋ナーセリーです。
最近の豊橋は気温が下がってきて、だんだんと冬の足音を感じる季節になってきました。この時期の豊橋ナーセリーは、夏の繁忙期が過ぎ、夏苗の反省や、冬春苗に向けた準備が進んでいます。
繁忙期には、4月に新入社員1名を加えた社員10名と、70名ほどのパートさんが一丸となって野菜苗を生産してきました。しかし、現在は閑散期を迎え、苗の生産作業にゆとりも出てきたため、苗の生産業務の他に苗の品質向上に向けた試験的な取り組みも行っております。
突然ですが、ここで4月に入社した新入社員である私の自己紹介をさせていただきます!
出身:愛知県
趣味:キャンプなどのアウトドア、水泳
トヨタネ株式会社に入社した理由:幼い頃から自然や農業に触れる機会が多く、そういった仕事に就きたいと考えていました。大学では農学を専攻しており、講義の1つである農場実習で、様々な種類の種や苗を扱ったことで種苗業界にも興味が湧き、苗生産の分野から農家さんを縁の下の力持ちのように支えたいと思い、入社を決めました。
入社して半年が経ちましたが、まだまだ覚えることが多く、周りの方に支えてもらいながら、日々業務に取り組んでいます。
写真は暖房機の稼働に向け、先輩の指導を受けながら燃焼部の掃除をしている様子です。お客様と同様に、ナーセリーでもこのような冬支度を行っています。
写真は、苗の品質比較試験の様子です。
生育条件を変えることで苗の状態がどう変わるのかなど、課員それぞれがテーマを決めて取り組んでいます。
このように豊橋ナーセリーでは磐田ナーセリー共々、お客様により良い苗をお届けできるよう、苗の品質向上に向け日々取り組んでおります。
新入社員の私も少しでも早く会社、そして皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2024.05.20 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは磐田ナーセリーです。
磐田ナーセリーの現在の様子をお知らせします。
磐田ナーセリーは、4月に家庭菜園苗やナスの苗などの出荷のピークを迎え、慌ただしい日々でしたが、5月は空いているベンチもあり、出荷がひと段落つきました。
現在は、環境整備に力をいれ、そのひとつとしてハウス内外にある雑草を取り、害虫の発生を抑制しています。スタッフ一同、お客様に喜ばれる苗を目指し、日々精進しています。
☆磐田ナーセリー入社4年目スタッフ「Hさん」の自己紹介
私は、今年の4月の人事異動で、磐田ナーセリーに配属になりました。配属から1ヵ月が経ち、育苗の難しさを感じました。
毎日環境が変わる中で潅水量を調整したり、生育の違いがあるところを確認し、苗移動を行うなど日々学ぶことばかりです。最初は小さかった苗が、大きく成長し出荷される際は、とてもやりがいを感じています。
これから気温が上がりハウス内も暑くなるため、今までの管理を見直し、お客様の元へ良質な苗をお届けできるよう尽力していきます。
1日1日を大切にして、営業所の皆さんと協力しながらこれからも頑張っていきます。
写真は現在育苗中のトマトのポット苗です。
スタッフ一同、夏のご注文もお待ちしております。
2023.11.30 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは、磐田ナーセリー課です。
最近は、最低気温が10℃を下回る日が多くなり、冬の訪れを感じます。
夏苗を終えた磐田ナーセリー課では、現在、ハウス内の冬支度が進んでいます。
【育苗棚の保温用トンネルフィルム準備】
冬に使う資材の準備や、ダクトの設置、自動潅水装置やヒートポンプなど各種機械のメンテナンス、ハウスフィルムの交換や補修、ハウス全体の環境整備など…これ以外にもやるべき事が多くあります。
【暖房用ポリダクトの設置】
さらに、同時進行で苗の改善試験や、新規格の試験生産などに取り組んでおります。
ナーセリー課スタッフが一人一人課題を考え、解決に向けて各々の視点でアプローチしています。
磐田ナーセリー課では、豊橋ナーセリー課と共により良い苗をお客様にお届けできるよう、より一層邁進していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
最後に私事ですが、先日姪っ子が誕生しました。
ついついネットでウサギのぬいぐるみを買ってしまうほど可愛いです。
これから元気に成長していく姿がとても楽しみです。
2023.11.14 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。
豊橋ナーセリーです。
最近の豊橋は、気温も下がってきてハウスの中でも過ごしやすくなりました。その分、夜間は気温が下がってきているため、豊橋ナーセリーでは暖房機も数週間前から使用しています。
夏の繁忙期が過ぎ、少し作業にゆとりが出来てきました。そのため、苗の質を向上させるため、管理方法の改善も行っております。
お客様のところに直接伺いお話をさせていただく機会もあり、お客様から多くのことを勉強させていただきました。お客様の求めている理想の苗姿は、それぞれで違ったのですが、どの方も共通して「しっかりとした根張りが良い苗」とおっしゃっていました。
お客様の求めている苗姿に近づけるように日々精進していきたいと思います。
当社のインターンシップについて少しご紹介します。当社ではインターシップの現場体験で豊橋ナーセリーの体験が組まれており、多くの学生さんに参加して頂いています。主に接ぎ木と鉢上げの作業を体験して頂いています。少し前には、リーフレタスを実際に鉢上げしてもらいました。
【リーフレタス】
グリーンのものとレッドのものを上げてもらったため、赤と緑の色合いがとても綺麗です。
これからはウリ科の苗生産が主になってきますので、冬に向けてハウス内の設備の準備や接ぎ木の練習を行っています。
【きゅうり】
豊橋ナーセリーでは、苗一つひとつを大切に扱い、より良い苗をお客様にお届けしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
2023.05.25 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。磐田ナーセリーです。
今期から、人事異動により磐田ナーセリーは、新しく1名を迎えて計7名でスタートとなりました。
磐田ナーセリーのある磐田市は、暑い日が多く、ハウス内も高温となっていますが、課員はもちろんのこと、働いてくださっているパートさん達も暑さに負けずに作業に取り組んでいます。
現在、苗としてはキュウリやメロンなどのウリ系や、トマトやナス、ピーマンなどもあり、多様な種類の苗があります。
そのなかでも、この時期特に多いのが、ネギのチェーンポット苗です。
【ハウス内のネギ育苗状況】
【刈る前のネギ】
【刈った後のネギ】
刈る前は、写真のようにかなりフサフサしていますが、刈った後はかなりスッキリした見た目です。トリミングした犬と似たようなビフォー・アフターですね。
ネギを育苗する上で、ネギ刈りはとても重要な作業で、葉先を刈ってネギにストレスを掛けることにより、ガッシリした良い苗になります。
【ネギの剪葉機】
これからは夏苗が増えてきて、また忙しい日々が始まると思いますが、課員一同、良い苗づくりが出来るよう頑張っていきます。
2023.05.16 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。生産部・豊橋ナーセリー課です。
本年もたくさんの苗をご注文いただき、誠にありがとうございました!
私の勤務する豊橋ナーセリー課は、今までは種苗部に属していましたが、4月の新組織体制で新たに設けられた「生産部」の所属となりました。磐田ナーセリー課も同様です。
本年度新たな部門でスタートする豊橋ナーセリー課は、今春・新入社員1名を加え、正社員8名となりました。夏シーズンに向けて、昨夏・春シーズンの見直しを行い、メンバー全員で一丸となって「良い苗」を生産し、皆様のもとへお届けすることに努めて参ります。
私は、異動で豊橋ナーセリー課2年目となり、この1年間は新たな発見と学びの連続でした。生産目線での苦労や品種の特徴、苗規格ごとの注意点など、生産サイドに関わらなければ分からないことも多く、毎日が疑問と質問の日々でした! 1年経った今でも、まだまだ学ぶことばかりの日々です。
2年目となる今年は、今まで学んできた経験を活かし、ナーセリーのメンバーだけでなく、営業部の種苗担当の方とも連携して「効率的に」、「良い苗を」、「安定して」お届けできる生産現場となるよう努めて参ります。
現在は、皆様から頂いた夏苗の受注票の入力を全速力でおこなっています! たくさんのご注文をいただき、嬉しい悲鳴を上げております。
そんな日々ですが、アフターファイブは趣味で心身のリフレッシュをしています。最近は、仕事終わりや休日に近所を散歩・ランニングすることです。満開の桜やツツジを見かけたり、小さな公園でぼーっとしてみたり、美味しそうなパン屋さんに寄り道したり……、もっともっと豊橋を好きになりたいと思います♪
今後ともよろしくお願いいたします!
2023.03.16 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。
磐田ナーセリーです。
3月に入って日差しがだいぶ暖かく感じるようになってきました。
最近の磐田ナーセリーでは、春苗の出荷が増え、暖かい日差しもあり、いい汗を流させていただいています。パートの皆さんからも「痩せた?」とうれしい質問もされます。
さて、ハウス内の様子ですが、先ほど話した通り日差しが暖かく、日中は暑いと感じる時もあるほどです。温度や湿度に関しては、我々人間以上に植物は敏感で、すぐに生育の過程でその症状が表れます。日中暖かく感じていても、日が落ちると急激に温度が下がるこの頃の季節、ハウス内の温度管理は非常に難しく思います。
そんな難しい管理の手助けをしてくれるのがプロファームコントローラー(統合環境制御装置)です。ハウス内外の環境をリアルタイムに計測し、制御プログラムがハウス設備・空調設備を自動でコントロールしてくれます。
【磐田ナーセリーのプロファームの設定モニター】
しかし、プロファームコントローラーにばかり頼るのではなく、最終的にはその日の気候や苗の状態に合わせて管理をして、より良い苗を作ることが私たちであることを忘れてはいけないと思います。
「植物は正直」、この言葉は上司のK課長が教えてくれた言葉です。苗生産に携わる私たちは、日々の植物の表情に気づき、管理していくことが求められていると感じる今日この頃です。
最後に季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですが、まずは皆で元気に働いていきます!
2023.02.21 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。
種苗部 豊橋ナーセリー課です。
たくさんの冬春苗のご注文ありがとうございます。
現在、繁忙期に入り、フル稼働で生産しております。
今回は、スイカ苗で2020年に本格生産し徐々に増えているちょっと変わった品種を紹介致します。小玉スイカの「ピノ・ガール®」です。
【特徴】
・タネが通常のスイカの約1/4サイズで食感が良い。
・シャリ感に富んだ硬い果実で、タネ周りの劣化が遅い。
・草勢が強く、一番果を全ての子ヅルにつけられる。
・草勢過多となりやすいので台木選定や着果数に注意。
と言った特徴があります。
一番の特徴が、タネが極小で嫌な異物感や苦みが少なく、タネを気にせずにそのままガブッと食べられる事だと思います。
ちなみに私は通常スイカでもタネを取らずに食べています。(面倒&気にならないので)
是非、今年の夏に「ピノ・ガール®」を食べてみてください。そして苗のご注文をお待ちしております。
2022.11.11 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。
磐田ナーセリーです。
昼夜の気温差が広くなり、本格的な秋の粧を肌で感じる季節となりました。
私達、磐田ナーセリーでは、良質な苗の生産・出荷に向けて日々作業に励んでおりますが、やはり夏とは違い、日中と夜間の環境が大幅に変化してくることが多くなりました。各棟に設置済のセンサーで気温・湿度・日射などの変動をPC画面と睨めっこしながら、現場でも肌で体感しながら、夏同様、又はそれ以上に神経を尖らせながら管理に従事しています。
秋の空に纏わる「急変しやすい」ということを謳ったことわざもありますが、「私達の苗に対する真摯な姿勢は不変です」と胸を張って言えるように、磐田ナーセリー一同、向上心を持って日々精進していきます。
今回は、少し前に甚大な被害を齎した台風15号について、コメントさせていただきます。
まずは被害に合われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
市内でも弊社がある豊岡地区が特に大きな被害を受けましたが、幸い弊社の施設は一部の床下浸水程度で留まりました。
ですが、周辺道路は流れてきた土砂や稲藁で通行止めが相次ぎ、復旧に長い時間を要しました。
弊社に勤務する数名のパートさんのご自宅や敷地内で、大量の雨水や土砂の流入による施設・愛車の損壊などの報告をいただきました。
被害は9/23の夜~翌24日の未明にかけて発生し、真っ暗の中で状況が理解できず本当に恐い思いをされたと思います。
私が住む隣の浜松市も、朝方まで雷から大雨から非常に激しく、スマホの緊急メールが鳴り止まなかったことを記憶します。
風光明媚なこの豊岡地区も1回の台風で情景が一変し、自然の猛威をこれほど身近で体験したことは過去を遡ってもなかなか無いことでした。
逆に言えば、普段何気なく当たり前に接している景色や環境が、どれほどありがたいものかも感じることとなりました。
気象情報でよく耳にする「◯◯年に一度の・・」「観測史上初めての記録的・・」ですが、昨今はもう聞き慣れてしまって来た感じがあります。
CO2削減やSDGsなど、喫緊で取り組まなければいけない数々の問題が身近に迫っていることを感じるとともに、私達の職務においても、先代の管理者が培って確立してきた栽培方法と共に、気象・気候に代表される昨今の情勢変化への対応力も重要だと改めて痛感しました。
地域の皆様と共に「永年の維持・繁栄」を目指すには何をすべきか?まずは目の前の小さな目標を確実にこなし、明るい未来を自分達で築いていければと考えます。
若干堅苦しい内容となってしまいましたが、皆さんが明るく元気に毎日を過ごせますように心より祈っております。今後とも、よろしくお願い致します。
2022.10.20 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]
こんにちは。
種苗部 豊橋ナーセリー課です。
たくさんの夏苗ご注文頂き、ありがとうございました。
今年は、昨年とは打って変わって天候に恵まれすぎて、6月から暑い日が続きました。
苗にとって暑すぎるのは良くありませんが、曇天が続くと様々な障害が発生しやすいので、昨年よりは順調な年でした。
ただハウス内で作業するには大変な年で、水分補給、ひんやりタオル、暑さ対策の農作業ベスト等の熱中症対策が欠かせませんでした。
現在は、夏苗の反省、問題解決への取り組み、新しい規格、品目等の継続試験を行っており、冬春苗に向けては、ハウス内の清掃、設備のメンテナンス、加温設備の準備を行っております。
取り組みの一つの「トヨスト苗」をご紹介します。
◎トヨスト苗の特長
▶ポリ鉢などの廃棄物が少ない環境に優しい苗です。
▶天然紙を主成分とする紙で根鉢を包んでおり、根鉢を崩さず直接定植できます。
▶ポット全体で給水、排水、通気を行いますので、発根が早く、定植後も活着が良いです。
▶根鉢がコンパクトなので、輸送性が高く、定植時にも作業性に優れます。
現在、トヨスト苗はトマトがメインではありますが、ナス、キュウリでも取り組みを行っております。
現状に満足する事なく、お客様のご要望や先を見据えての取り組みもしっかりと行い、より良い苗生産に努めてまいります。
冬春苗のご注文お待ちしております。