ブログ「クロロフィル通信」

2014.10.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

夏男キャベツ!『藍天』

 ただ今田原市で好評のキャベツ品種『藍天』の栽培状況を見させていただきましたので、報告いたします。

 この『藍天』キャベツは暑い夏でもグイグイ馬力を出し、慣行品種で問題となるカルシウム欠乏症の発生が少ない、まさに海と夏が似合う『夏男キャベツ』です。

圃場の様子


 上の写真は圃場の様子で、暑さにも負けずすごい馬力で、根の強さが伺えます。
 根が強い為か、カルシウム欠乏症も見られません。
 球色が濃く、藍天の圃場は一目でわかる程です。

 球の様子はこんな感じで、もう2週間ほどで収穫できそうです。

球の様子

 見させていただいた圃場では、7月25日頃の播種だそうです。
 今年は高原のキャベツが少なめで、藍天を早く出荷された方は喜んでいただけた様子です。

 この『藍天キャベツ』は、暑さには極めて強いですが、寒さにはすこぶる弱いです。

 この品種の活かし方は、愛知県田原市で7月初旬から、遅くとも7月25日までに播種してください。
 収穫は10月上旬~10月末で、遅くとも11月上旬には収穫をし終えるようにお願いいたします。

 『藍天キャベツ』は暑さに強い反面、寒さで生育が止まってしまい、あまり遅い播種では結球の充実が不足します。
 また、温度の低下に伴い、べと病の発生が見られますので、予防的な殺菌剤の散布をお願いいたします。

 来年の秋どりキャベツのトップバッターとして有望な品種です。
 是非お試しください!

田原営業所 


2014.10.11 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

【台風・豪雨対策】はお早めに!

台風19号が東海地方に接近中です…!
先週の18号につづき、作物の傷みや圃場の冠水などの被害が予想されます。前回の記事にも掲載しましたが、改めて台風対策を提案させて頂きます。

■通過直後は「フレッシュサンソ液剤」


フレッシュサンソ

⇒台風通過後、フレッシュサンソ液剤を100倍で葉面散布

過酸化水素の剥離効果により作物表面にかかってしまった海水の塩分や、ゴミなどを洗い流します。スプリンクラーの散水では洗い流しきれず、作物が傷んでしまった経験のある方は是非試してみてください。
※無機銅剤(ICボルドー)、無機硫黄剤(イオウフロアブル)、アルカリ性資材との混用はしないでください。
※展着剤は入れなくても構いません。

⇒水の溜まってしまった部分に100倍で潅注
水が溜まった部分は根が酸欠になりやすく、根傷みの原因になります。フレッシュサンソを潅注することで即効的に酸素供給できます。


■作物の立て直しに
「ペンタキープ」+「ホストップ」


 

⇒ペンタキープ5000倍+ホストップ1000倍で葉面散布
ペンタキープが光合成を促進させ、吸肥力を向上させます。また、ホストップの水溶性カリが根の回復に、亜リン酸が抵抗性の向上や活性酸素の分解に働きます。
圃場が冠水してしまうと、根の生長点がやられてしまっている事が多いので、葉面散布が有効です。
台風通過直後に一回、その5~7日後にさらにもう一回散布すると効果的です


台風通過後の処置は早ければ早いほど立て直しがききます。
通過から2日以内が勝負です!


豊橋市内は各地で地区のお祭りなど行事が控えているようですね。
畑や作物もそうですが、皆さんも十分台風にはお気をつけください。個人的には14日の朝、豊橋に来れるか心配です(-_-;)


≪肥料農薬担当≫

2014.10.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

ガンバレ!キャベツ!ブロッコリー!

 昨日、台風18号が浜松市付近に上陸し、関東へ抜けていきました。
 ここ田原市でも、明け方からものすごい風と雨でした。

 台風18号で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

 午前9時ごろに少し風も雨も弱まりましたので、早速キャベツ、ブロッコリー畑の被害状況を見て回りました。
 畑では、風で飛んでしまっているような畑は見受けられませんでしたが、風と雨で痛めつけられた状況でした。

圃場の様子①


 一部では冠水してしまっている圃場も見られました。

圃場様子②


 台風や大雨後のキャベツやブロッコリーの対策についてご紹介したいと思います。

 ①畝にたまった水の排水を行い、スプリンクラー等による潅水で、苗に付着してしまった塩や土を洗い流し、新しい水を流すことにより、酸素の供給を促します。

 ②圃場に入れる状況になりましたら、予防的な殺菌剤を散布されると思います。
 その時に『フレッシュサンソ液剤』の散布をお勧めしております。(効果の強い殺菌剤や、アルカリ性の資材、農薬との混用は避けてください)
 100倍希釈で1反当り300~500ℓを洗い流すように散布してください。『フレッシュサンソ液剤』を葉面散布して頂くと、過酸化水素の剥離効果により、葉の表面の汚れや塩を洗い流す効果が高まります。

フレッシュサンソ


 ③根が傷んでいる状況だと思いますので、葉面散布剤も使用し弱った株の回復を促してください。(根が傷んでいる状況では葉面散布が効果的です。)
 特におすすめの葉面散布剤は『ホストップ』です。
 『ホストップ』を1000倍希釈で葉面散布してください。



 この『ホストップ』は水溶性カリと亜リン酸の葉面散布剤です。
 
  • ホストップの水溶性カリが地上部の浸透圧を安定させ、転流が早いので根の回復に非常に有効です!
  • ホストップの亜リン酸がストレスに対する抵抗力を引出し、代謝を向上させます!
 5日~7日後にもう一度『ホストップ』を葉面散布していただくとより効果的です。
 台風後の対策は早ければ早いほど効果的です。

 順調に収穫を迎えられますように、お祈り申し上げます。
 

田原営業所 坂神 
 



 


2014.10.03 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

好評のトヨタネ葉菜セル培土!

 
 ブロッコリーやキャベツの夏播きセル成形育苗でお客様にご好評を頂きました種蒔き用培土をご紹介いたします!
 その名も『トヨタネ葉菜セル培土』です。

トヨタネ葉菜セル培土

 商品は写真の様な硬派な感じです。
 ちなみにチッソが150(㎎/ℓ)のタイプと200(㎎/ℓ)のタイプを2種類ご用意しています。
 40ℓ入りで、128穴のセルトレーなら12枚ほど作れます。

 このトヨタネ葉菜セル培土の最大の特長はゼオライトを多く添加しており、ゼオライトが窒素を吸着してじわじわと窒素を効かせます。
 その為、夏場の育苗でも徒長しにくく、がっしりとしたセル苗に仕上げることが出来ます。

 実際にお使い頂いている生産者の方の苗場ハウスを訪問しました。

ブロッコリー苗の様子①


 生産者の方の腕も良いですが、素晴らしい揃いのブロッコリー苗です。(N-200タイプを使用)

ブロッコリー苗の様子②


 窒素が多めのN-200のタイプをお使いですが、徒長せずがっしりした苗に仕上がっています。
 貝割れは落ちてしまっていますが、この方はな、なんと、潅液をしないで定植出来てしまい、非常に省力化になると喜んでおられました!
 通常はどうしても2週間程度で肥料が切れてしまい、液肥で潅液をしなければなりませんが、ゼオライトの効果で肥料切れを起こしにくいようです。(潅水量によっても肥料の抜け方が異なりますのですべての方が潅液が不必要なわけではありませんのでご注意ください)

キャベツ苗の様子


 これは違う生産者の方のキャベツ苗の様子ですが、ある程度水はけが良いので、根が白く健全な苗となっています。

 詳しい商品説明はコチラ

トヨタネ葉菜セル培土

 これからの播種となる初夏どりのキャベツやブロッコリーは育苗期間も長くなりますので、特にN-200のタイプがおすすめです!
 ゼオライトが多く含まれている培土でありながら、ある程度リーズナブルでお使いいただきやすい価格を実現しています。
 是非お近くのトヨタネの営業所の担当者までお問い合わせください!

田原営業所 坂神