先日、JA愛知みなみ、田原洋菜部会さんの『うずまきカリフラワー』の目揃会に参加させて頂きました!
目揃会とは、生産者の皆さんが、青果物の品質を統一する為、出荷前に出荷の規格、品質等を確認して目を合わせる事です。
うずまきは『ロマネスコ』と呼ばれるヨーロッパ原産の、蕾が円錐型の形状となりらせん状に配列され、幾何学的な模様となるカリフラワーやブロッコリーの仲間です。
収穫や箱詰め時にはとがった先端を傷つけない様に、非常に気を使われています。
又、寒さに当たったりストレスで綺麗な花蕾にならない事がありますので、栽培も難しいそうです。
全然関係ないですが、うずまきを見ると『キャプテンウルトラ』のキケロ星人ジョー?をいつもなぜか思い出します。
生産者の方にうずまきと、オレンジカリフラワーを頂きました!
生産者の方の奥様より、うずまきは天ぷらがサイコー!との情報を頂きましたので、早速家で天ぷらにして見ました。
ちょっと焦がしてしまいましたが、塩を付けていただいてみます。
『これはどうまい!』白いカリフラワーより甘みや風味が強いようです。
これはまさに、『カリフラワーのフランス革命や~』です。
茹でて、サラダも作ってみました。
コリコリした食感で、これもどうまい!
愛知みなみ田原洋菜部会さんの『うずまきカリフラワー』は近隣では、クックマートさんで販売されているそうです。
天ぷらどうまいですよ~
田原営業所
先日、「緑の安全管理士 東海・北陸大会」に参加し、松くい虫についてお話を聞く機会がありました。
このように赤くなった松を見かけることはないでしょうか。松は紅葉する植物ではありませんよね。赤い松は紅葉している訳ではなく、枯れてしまった為に赤くなっているのです。
松枯れの原因の一つとして、松くい虫…「マツノザイセンチュウ」によるものがあります。マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリの気門(呼吸をする管)に入り込み、寄生することで他の木に移動し感染拡大していきます。この松枯れを防ぐには、薬剤によるカミキリムシ駆除や、伐倒駆除が一般的となっています。
しかしここ数年、薬剤散布に規制がかかる事もあって防除が困難になり、この松枯れの被害は急速に広まっているそうです。安全に配慮して薬剤を減らしても、正しい防除方法を行わないと、感染拡大させてしまうだけでなく、結局は環境汚染や人畜への被害に繋がってしまう事も…。何十年かけて育てた松林が、たった数年でほとんど枯れてしまった場所もあるとか。
弊社の場合、農薬や防除関連は園芸作物が対象となる事が多いですが、正しい防除知識を…という事については同じだと思いました。自分も正しい知識、指導ができるようにしていきたいです。
余談ですが会場近くに大須観音があったのでちょっと行ってみました。噂に聞いたとおりに鳩だらけでした!
私がいらん事したせいでこの鳩はみんな逃げてしまい…
近くで鳩の写真を撮っていた男性がいたので非常に申し訳なかったです(--;)笑
≪種苗課≫
11月最後の3連休はとても暖かくて、お出かけ日和でしたね◎
せっかくの良い天気ということで、豊田市にある香嵐渓に行ってまいりました。
さすがは紅葉の名所ですね!
どこを見ても鮮やかに色づいていて、まるで別世界にいるようでした。
一面真っ赤の紅葉もキレイですが、個人的には緑から黄、赤色とグラデーションのように色づいているのが特に好きです。
香嵐渓といえば、五平餅かなと思い、絶対に食べる!と前々日から心に決めていました。
が、行ってみると五平餅の他にも、刀削麺、鮎、フランクフルト、豚汁などなどたくさん美味しそうなものがあって、どれから食べようかすごく迷いました。。。
暖かいお酒やワイン、柚子茶なども販売していて、家族みんなで来てもとても楽しめるなぁと思いました◎
香嵐渓に向かう道中も山が色づいていて、行き帰りのドライブもとても気持ちよかったです。
私は朝早く行ったので渋滞はそんなにしていませんでしたが、帰るころ(朝10時頃)にはかなりの渋滞をしておりました。
来年もし行く機会がありましたら、是非朝早くに散策しに行ってみてください(^^*)
すっごく寒かったので、防寒対策はしっかりとしてくださいね*
総務部
今話題の黄化葉巻病耐病性の大玉トマト、サカタのタネさんの『麗旬』の栽培状況を見させて頂きましたので、報告します。
この品種の特長は、黄化葉巻病の耐病性はもちろんの事、春の気温上昇下でみられる、軟化玉に強い、超硬玉の品種で言わば『カッチカチやぞ、ゾックゾクするやろ!』トマト品種です。
果実は若干腰高で、箱に詰めた時に少しボリューム不足と思われるかもしれませんが、腰高で驚くほど重みがある為、扁平の品種と比べて、箱の重さが足りないとことはまずありません。
『麗旬』は前述のとおり、超硬玉で樹熟に向きます。又、春の軟化玉の発生が少ないので、抑制の長期どりや促成栽培に向く品種です。
節間が長いので、軒高の高いハウスでの長段どりにお勧めです。
草勢は既存の『りんか409』より若干大人しい様子ですが、長段どりのスタミナもありそうです。
草姿は葉が、垂れ下がり、樹に巻きつくような形になります。
葉が果実を隠してしまいますので、低温、寡日照下では葉かきによる玉出しが必要です。
特に秋口より、本来は全体に着色し、色周りが良い品種ですが、葉で果実が覆われていると日が当たりやすいヘタ部から着色し、収穫作業時の着色の確認に手間がかかります。
黄化葉巻病の耐病性品種の全般に言えることですが、罹病性の品種と比較して熟すまでの積算温度が高く、言うなれば晩生となります。
玉出しも重要ですが、積算温度が高い関係で収穫までの時間が長く、6段開花前後で大きく樹に負担がかかり、草勢が落ちやすくなります。
『麗旬』は低段から玉伸びが良い品種の為、より着果負担は大きくなりますので、草勢の維持が特に重要です。
草勢が弱ると、落果や、苦土欠等の生理障害の発生も見られます。
『ペンタキープHYPER』等で葉面散布や、定期的な追肥、摘花等での草勢維持が必要です。
他の注意点としては、『麗旬』は水分要求量の多い品種です。
潅水が不足すると、角ばった果実や、先が尖ったもの、尻腐れ果の発生が懸念されます。
低段から早めに潅水を始め、潅水量を多めの管理でお願いいたします。
黄化葉巻病にお困りの、養液栽培の方や軒の高いハウスをお持ちの方で、長段どりされる生産者の方には、葉先枯れの発生が少なく、着果が良く、病気に強い栽培しやすい品種と思われます。
田原営業所