先日、「緑の安全管理士 東海・北陸大会」に参加し、松くい虫についてお話を聞く機会がありました。
このように赤くなった松を見かけることはないでしょうか。松は紅葉する植物ではありませんよね。赤い松は紅葉している訳ではなく、枯れてしまった為に赤くなっているのです。
松枯れの原因の一つとして、松くい虫…「マツノザイセンチュウ」によるものがあります。マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリの気門(呼吸をする管)に入り込み、寄生することで他の木に移動し感染拡大していきます。この松枯れを防ぐには、薬剤によるカミキリムシ駆除や、伐倒駆除が一般的となっています。
しかしここ数年、薬剤散布に規制がかかる事もあって防除が困難になり、この松枯れの被害は急速に広まっているそうです。安全に配慮して薬剤を減らしても、正しい防除方法を行わないと、感染拡大させてしまうだけでなく、結局は環境汚染や人畜への被害に繋がってしまう事も…。何十年かけて育てた松林が、たった数年でほとんど枯れてしまった場所もあるとか。
弊社の場合、農薬や防除関連は園芸作物が対象となる事が多いですが、正しい防除知識を…という事については同じだと思いました。自分も正しい知識、指導ができるようにしていきたいです。
余談ですが会場近くに大須観音があったのでちょっと行ってみました。噂に聞いたとおりに鳩だらけでした!
私がいらん事したせいでこの鳩はみんな逃げてしまい…
近くで鳩の写真を撮っていた男性がいたので非常に申し訳なかったです(--;)笑
≪種苗課≫
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