ブログ「社長のつぶやき」

2011.05.30 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

農業委員会について

  久しぶりのブログです。しばらくご無沙汰していました。当社は4月30日決算、その後GWを挟みながら、経営計画発表会等もあり、あっという間の1ヶ月でした。しかし当社のビジネスにとってはこの5月から6月までが大変重要です。秋冬作物が中心の当地方においては、この時期に種苗の選択がきまり、また多くの施設園芸農家では、新たな設備投資案やリフォーム案が決まる頃です。売り上げ自体は少ないですが、この時期の動き次第で少なくとも上半期の当社の成績が決まってしまいます。
 小生、恥ずかしながら豊橋市において農業委員を務めています。豊橋の農業委員は定員40名 内35名は選挙により選出された委員ですが、残りの5名は公選委員となります。私は非農業者ですので、議会推薦枠で農業委員を務めさせていただいています。農業委員は若干の歳費もいただく特別公務員なので、公費をいただく以上、委員会の用事は常に最優先とせざるをえません。
 経営セミナーなどに行くと、「社長が、力もないくせに地元の名士気取りで公職を多数引き受けているような会社は倒産予備軍」とよく言われます。 私もその通りだとは思うのですが、「農業」は私にとって職業を離れてもライフワークと思っているので・・・・というか引き受けた言い訳として自分にそう言い聞かせています。
 豊橋では毎年この時期に市長あて及び農業会議所あてに建議書・要望書を取りまとめています。私の農業委員会での最大の役目はこの建議書・要望書に関わることなのです。その時期がちょうど5月になるので、個人的には少々つらい時期ですが、毎年地域農業に関わる問題や、農家の想いを聞くことができるので、自分にとっては大変勉強になります。今は24年度建議書・要望書作りの真最中です。メディア等では農業委員会不要論や、日本農業近代化の妨げになる圧力団体のごとき言われることもありますが、少なくとも豊橋では、委員の皆さんは農業の将来を真剣に案じている人ばかりです。農地には番人が必要です。番人がいなければ「錬金術師」や「産廃業者」にいいように振り回される可能性が高いからです。
 今年の要望書・建議書はまだできていないですが、昨年までのものは豊橋市農業委員会のHPで調べていただければ見ることができます。私は主に前文の作成に関わっていますので、一読いただければ幸いです。それではまた