今年の冬は例年以上に寒い日が続いたような気がする。地球温暖化と言われる中、ブレが激しくなっているのだろうか?
それでも今年は春が待ち遠しい。新型コロナウイルスによるパンデミックから開放される日が近いのではとの期待が上回っている。
「冬来たりなば春遠からじ」日本の古いことわざだと思っていたら原典はイギリスの詩人シェリー「西風に寄せる歌」の一節「If winter come, can spring be far behind?」であるとのこと。
この原稿を書いている2月15日現在、13都県の蔓延防止措置が3週間延長され、3月6日までとなっている。おそらく今がピーク、あるいは少し減少傾向と思われるので、もう少し我慢すれば第6波が終焉すると強く期待している。仮に第7波があったとしてもかなり穏やかな形になるだろうと信じたい。
梅の花が咲き、桜のつぼみが確認される早春は私にとっても大好きな季節です。
新卒採用活動もこれから本番を迎えるが、弊社でも現状はすべてNet配信、Net選考。大事な青春時代の2年間をコロナ禍で活動が制約された学生は、私の目線からは大変気の毒だと思うが、彼等にとって2年間の経験は一部常態化(普通のこと)しているのではないだろうか?
そう考えると今後の社会における行動様式は大きく変わるであろうと想像する。
農業も大打撃、冠婚葬祭や外食産業に依存する農産品は暴落した。仕入原料のインフレと販売商品の下落が追い打ちをかける。食料廃棄の低減運動は社会にとって良いことだが、農産物市場にとっては縮小を意味する。今後地球環境問題・温暖化対策がどのような変数となってアウトプットされるのかは未知数、正にいばらの道です。
それでも今回のコロナ禍を通じて多くの消費者が、国産の新鮮な野菜や果物を食することの価値観、幸せを今まで以上に感じてくれたなら、中長期的には農家にも明るい未来があると信じたい。
「冬来たりなば春遠からじ」この言葉を念じて、桜の頃にマスク無しで賑やかに楽しい宴会、美味しい食事、ついでにお酒も気兼ねなく飲めたら嬉しいですね。