2013.12.26 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]
今年も無事に下期勉強会を開催することができました。もともと弊社では、忘年会だけは会社スタ
ッフ全員が集まり、しかも飲酒運転の心配がないように(気兼ねなく思いきり飲めるように)と、泊まりがけで行なっていました。「ホテルに全員宿泊の忘年会なんて、結構贅沢ですね。」と言われることもありますが、我が社にとっては長年続く重要行事であり、全社フェイス ツウ フェイスの貴重な場ということで、私も大事にしています。とはいっても、現在のスタッフは約170名…これが200名を超えるようになると会場がなくなるでしょうから、もうぎりぎりです。また、せっかく忘年会で全員が集まるのだから、その前に「下期勉強会」を付けくわえようと数年前からこの形式になったのが、本当のところです。
しかし、今年の下期勉強会はいつもと違っていました。(株)デンソーさんとの農業支援ビジネス分野での提携発表、そして、中堅社員が中心となった5年・10年後の会社の方向性にスポットを当てた「未来プロジェクト」の中間発表がありました。会社は、確実に新しい階段を上がろうとしています。特に(株)デンソーさんとの取り組みは、単に相手が巨大企業というだけでなく、日本のものづくりの中核企業ということで、「販売業」をベースに仕組みが出来上がっている弊社にとっては、二重の意味で未知との遭遇です。教えてもらうことばかりですが、それに恥じることなく「夢」を熱く語り合うようになれば、モチベーションもアップします。正直、私の器のなさゆえですが、社員が本来持っている能力、ポテンシャル、成長志向を十分発揮できていない会社の現状があると認識しています。成長したいと思う人がグングン成長できる会社、年末に「今年は頑張ったなあ。」と一人一人が思えるような会社を、目指したいと思います。そんな会社を目指して、来年はいよいよ上記案件の実行の時、会社全員の力でよい年にしていく所存です。シェア:
2013.12.10 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]
早、師走!そんな印象が特に強い1年です。今年の流行語大賞に「いつやるか?今でしょう」が選ばれましたが、弊社にもまさに「今でしょう!」があります。
12月3日、㈱デンソーさんの「農業支援ビジネス参入」プレス発表に同席させていただきました。多くの記者、TV局が参集されました。超優良大企業でありますが、自動車関連事業者と認識されている㈱デンソーさんが「農業ビジネス参入」という切り口は、メディアとしても新鮮だったのでしょう。当日夕方のTV、そして翌日の朝刊各紙で取り上げられました。
弊社は、㈱デンソーさんと共同で、施設園芸(当面はトマト対象)における生産性向上技術を網羅した「プロファームシステム」(商品名)の開発、販売に向けた一歩を踏み出しました。当面は、施設園芸トマト栽培における単位面積当たり生産性を、従来農法と比べ2~3倍にすることを目指します。そのために必要な設備投資を最小限に抑えながら、実用レベルで10a当たり40トン以上の収穫を目指します。
更に特筆すべきは、㈱デンソーさんならではの技術として、トヨタ生産システムにおける「カイゼン」を農作業現場に導入し、働く人の労働生産性を格段に向上させようと計画していることです。「カイゼン」という言葉は、深い思想と実践を意味するキーワードです。社長以下管理職は、常に「カイゼン」を志向し、組織に実行させる役目があると教えられました。常に生産性の向上とコストダウン、そして、お客様にとってより付加価値の高い商品を生み出すべく、「カイゼン」に夢中になる必要があります。現在の農作業現場において、規模拡大を目指す専業農家にとっては雇用労力の使い方も最重要課題です。農作業現場に「カイゼン」思想を持ち込むことは、大変価値があると確信しています。ITを駆使した、高品質でアイデアに満ちた機器、その上に適切な栽培指導、更に「カイゼン」が加われば、真に農家の皆様に役立つ商品になるのではないかと夢見ています。農業における「カイゼン」の取り組みはこれからですし、またそれをどうビジネスとするのか、今のところ答えは全くありませんが、とても楽しみだと思います。まさに「いつやるか?今でしょう」。シェア: