ブログ「社長のつぶやき」

2012.12.26 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

来年に向けて~3つの標語~

 今年も一年、大変お世話になりました。弊社にとって年末の最大のイベントは、全社忘年会を兼ねた下期勉強会です。私はそのように言いますが、社員の立場から見れば、忘年会に下期勉強会がおまけという感じでしょうか・・・。会社では年3回全社員が集まる機会があります。5月の『経営計画発表会』と7月の『上期勉強会』、そしてこの年末の『下期勉強会+忘年会』です。しかも、泊まりがけで行われるのはこの下期勉強会のみです。少々予算はかかりますが、会社にとっては一年区切りの大切な会です。忘年会が始まり、1時間位過ぎるとだいたい毎年収拾がつかない状態になります。2時間後には早く後片付けをしたいホテル(旅館)側と、まだ飲み続けたい酔っ払い社員との拮抗状態が続きます。正直、過去には、元気のよすぎる社員のおかげで出入り禁止になった旅館もあります。
 私は、今年の下期勉強会で
3つの標語を掲げました。1つ目は『和気あいあいよりも切磋琢磨』です。和気あいあいは一見良いことのように思いますが、慣れ合い、気の緩み、内向志向、そして退廃につながる可能性があります。実際、お客様から君の会社は『ぬるま湯』だと指摘される事があります。お互いがよりよいサービスをしようと切磋琢磨している姿が感じられなければ、お客様は去っていくでしょう。2つ目は『年だからとは言わせない!』です。弊社の平均年齢は、男女合わせて37歳を超えました。公務員の平均よりも少し上です。少子高齢化、まして来年からは60歳になっても年金がもらえない時代を迎えます。50歳を過ぎて、定年を指折り数えるような社員は、当社には不要です。中高年全員がますます働くぞ!と心意気を持てるような会社にしたいという願望を込めてです。最後は、「GOODGREATの敵」です。大抵の人は、自分が見習いだと思っている間は、一人前になろうと多かれ少なかれ努力します。しかし、まあまあ一人前になったと思った時からが本当の勝負です。そこで手を抜いたら、進歩がありません。個人の価値観においてはGOODの何が悪いのかということでしょうが、お客様に向き合う組織においては、GOODGREATの敵です。それは、和気あいあいだけでは良い会社ではないという意味でもあります。