ブログ「社長のつぶやき」

2013.10.31 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

Profarm(プロファーム)

 心配された台風27号・28号の直撃は免れやれやれというところですが、過去には平成2年11月30日和歌山に上陸し、東海地方の農業にも大きな被害を出した28号台風もありましたので、今年の異常な暖秋傾向の中ではまだまだ気の抜けない日々が続きます。

 弊社は10月23日(水)~25日(金)東京ビックサイトで開催されたアグロ・イノベーション2013に、株式会社デンソーと共同出展いたしました。

 世界の施設園芸の先進地はオランダでありますが、オランダと日本では気候条件・地理条件などによる栽培環境も大きく異なり、ハウスの規模も10倍以上の開きがあります。日本においては一部の企業経営を除けば土地の制約もあり今後は10a~30a規模のハウスが主流と思われます。家族経営をベースとして、能力に応じてその数を増やし、必要に応じて雇用労力を活用するという流れが最も経営の安全性を担保できると考えます。うしたニーズを持つお客様に最も提案したいのが、株式会社デンソーとの共同開発による「Profarm」(プロファーム)です。プロファームは高度な環境制御装置ということではなく、日本の施設園芸における最適な栽培環境を実現する一連のシステムであり、それは単位面積当たり収量のMAXを目指します。同時に将来はトヨタ・デンソーの「カイゼン」思想を取り入れ、種蒔きから収穫に至るまでの作業性改善を通して労働生産性の向上を目指します。単位面積生産性×労働生産性のダブル効果により、国際競争力アップと働く人の労働時間短縮を図ることができれば、日本の園芸農業は明るい未来を描くことができます。そんな夢の実現の一端でもお役に立ちたいとの想いでしっかり育てたいと思います。今回のアグロ・イノベーション2013への出展はやっとそのスタートラインに立てたいうことで、企画させていただきました。