春4月、ソメイヨシノは例年並みに咲きましたが、少し不思議でもある。今年の春は梅の開花が遅れ、河津桜も遅れ、ハクモクレンの開花も遅れたのにソメイヨシノは大体例年通りの開花となっている。これも地球温暖化の一現象なのか、春が例年のようなステップを踏まず、時間を大幅に短縮して、ぎゅっと詰まったような感じだ。昨年秋、多くの人が暑い夏から短い秋を過ぎ一挙に冬が来たと感じたように、今年の春は短く、若葉の季節になれば一気に夏を感じる天候になるのだろうか?
弊社も4月に10人の新人を迎え、実質新年度入り、5月からは会計年度の変更になる。
それにしてもわからないことが二つある。一つはお米の値段の今後の推移だ。恐らく国は今の価格は高すぎ、2年前までの価格は安すぎで、その間に適正価格を落ち着かせようと思っているのだろうが、需給調整は容易ではない。このまま上がり続ければ間違いなく需要が減り、消費者も生産者も共倒れになる可能性がある。食糧安全保障政策を新たに施行した政府には大打撃となる。今までとは違うアイデアやアプローチを創造することはできないのだろうか。
もっとわからないのはトランプ関税の日本農業への影響と、実際の弊社の経済活動への影響だ。農業だけを見れば米国は相当困るのではないだろうか。中国への穀物輸出には高関税がかかり、輸入されるリン・カリ肥料は高関税をアメリカ農民が負担することになる。米国農民はそれでも長期を見据えてトランプ大統領を支持するのだろうか? 日本農業そしてそれを担う生産者・農民にも大きな転機が訪れていることは間違いない。
しかし残念ながら私も全く予測がつかなく、ぼちぼちこの老いた頭は、新しい頭脳に取り換える必要がありそうだと感じるこの頃です。