ブログ「社長のつぶやき」

2020.08.05 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

私にとっての地球環境問題の変遷

 今年も暑い夏がやってきました。
会社も種・野菜苗の生産販売の最盛期です。
猛暑期と最繁忙期が重なるこの季節は心配の「種」が尽きません。
おまけに新型コロナウイルス第2波が予想より早く到来、感染防止と熱中症対策の間で例年以上にストレスが貯まる毎日です。

 少し話題が現実からそれますが、この新型コロナウイルスによるパンデミックは地球環境問題にどのような影響を与えるのか今のところ見通せません。最悪のシナリオは感染症問題が今後も次々起こり、地球環境問題は2の次、国家も企業も理念の上でも財政的にも関心が薄れ、予算を割く余裕もなくなることです。それとも更なる過酷なパンデミック自体によって地球環境問題自体が消滅・・・これは今を生きる我々にとって最悪のシナリオです。

 1957年生まれの私にとって、1960年代の環境問題は公害問題でした。
「水俣病」「四日市喘息」「イタイイタイ病」、毎日ニュースで流されるベトナム戦争の映像と水俣病の映像が焼き付いています。ドブ水のような身近な河川の存在はリアルな問題でした。また枯葉作戦に象徴されるベトナム戦争そのものも地球環境問題でした。

 1972年ローマクラブが「成長の限界」を発表し、化石燃料の枯渇を警告しました。
翌1973年第4次中東戦争が勃発し、トイレットペーパー騒動が起きました。このまま石油を使い続ければ20世紀中に石油は枯渇すると言われました。後から知ったことですがこの1972年国連による初めての地球環境会議が開かれ、ストックホルム宣言が採択されました。
「ONLY ONE EARTH」(かけがえのない地球)が標語となりました。
当時左巻きだった私にとって車社会の伸展は敵(人類の未来にとって悪いこと)でした。車に憧れる同世代は無責任ではないかと自暴自棄な気分になったときもあります。一方原子力は化石燃料に代わる夢のテクノロジーと信じていました。70年代から80年代の環境問題は化石燃料の枯渇、及び地球資源の有限と人口爆発問題でした。

 ところが1990年代になると、新たな油田も次々発掘され、化石燃料の寿命も21世紀後半まで持ちそうだという話になりました。1990年代の主な地球環境問題は「オゾン層破壊問題」となりました。そのような時代に国連主催でリオデジャネイロで開かれた地球サミットでの標語「SUSTAINABLE DEVELOPMENT](持続可能は発展)には心を動かされました。

 この理念が本当に実現可能であれば正に人類社会は持続可能と楽天的に考えました。ゼロ・エミッション社会という言葉も提唱されました。しかしその後21世紀を迎えると地球環境問題は二酸化炭素(CO2)排出量増加による地球温暖化問題に収斂されつつあります。オゾン層破壊の問題はどこに行ったのだろうと思う程です。そして2015年の国連会議後提唱されている「SDGs」の標語、あるいはレインボーのようなデザインは、1992年のリオでの熱狂の焼き回しではないかと思ってしまいます。そして今年2020年の新型コロナウイルスによるパンデミック。地球温暖化と未知の感染症によるパンデミックは連動しながら、今後次々未知の現象が人類社会に起きるのではないかと恐れられています。

 未来について悲観的な見方となりましたが、その中でも食糧生産を担う農業の役割はますます重要になると自負しています。人口爆発は90億人前後で収斂するというのが私の見方ですが、安定的な食糧生産は唯一「持続可能」な人類資産であると考えます。農業の未来に少しでも役立てばと思っています。

川西裕康

2020.07.27 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版7月 (46号)

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東京

2020.07.10 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

誰も予想しなかった今年の夏!

 今年も夏がやってきた。とは言うものも1年前に想像していた夏とは全く違う。「東京オリンピック2020」で日本中お祭り騒ぎの予定でしたが、もはや忘却の彼方、過去の記憶のようです。来年開催についても大半の日本人があきらめムード。新型コロナウイルス第2波がこの夏に再来するかどうかが最大の関心事、国はほぼ鎖国状態で関東地方中心にまだ移動もままならない実状です。おまけにかつてないほどの梅雨前線の停滞で来る日も来る日も雨、九州地方を始めとして多くの死者を出すほどの歴史的大災害になりつつあります。穀倉地帯は最も重要な生育期ですから、直接的な被害と日照り不足で作況もかなり下振れする可能性が出てきたと思います。新型コロナウイルス禍と梅雨豪雨のダブルパンチです。
 それでも会社にとってはこの7月~8月は最繁忙期となります。露地野菜の種蒔き・育苗時期です。トマトに代表される施設野菜もこの時期が定植時期ですが、多くの生産者は苗を購入します。弊社も自社苗生産に力を入れているのですが、この曇天続き高温多湿条件下でお客さまに納得していただける苗を供給するのは大変です。枯れそうだからと水をやれば、徒長苗となりますし、予期に反して急激に晴れるのも大変危険です。植物が変化に対応できず、一気にしおれてしまうこともあるからです。またこの高温時期にコロナ予防でマスクをしながらハウス内で仕事をする職員も大変な思いをしています。暑くなればコロナよりも熱中症のほうが遥かに危険だろうと思います。
 何れにせよ太平洋側の園芸農家にとって、7~8月は冬の収穫に向けての最重要なスタート時期となります。弊社もその分野でお役に立つことが根幹の会社ですので、とにかくこの時期は槍が降ろうとも前に進むしかありません。正月を中心とする冬場に野菜や果物がスーパーから消えたなどという事は許されません。国民そして消費者は新型コロナ禍以上のパニックです。今回の新型コロナウイルス禍ではっきりしたことは、食料は生命の根幹、新鮮でフレッシュな野菜や果物を食べられることがいかに幸せかということを実感したことでしょう。まもなく終わるだろう長い梅雨がすぎると夏の太陽と連日30度以上の極暑が待っています。それは弊社が頑張る時でもあります。
川西裕康

2020.06.24 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版6月 (45号)

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新城市野田城大橋
新城市野田城大橋

2020.06.05 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

新型コロナウイルスと夏本番!

 本年3月頃は、6月になれば新型コロナウイルス禍も収束するだろうと楽観的な期待を抱いていましたが、未だ世界への蔓延は拡大途中であります。何よりも我々一人一人が程度の差こそあれ、コロナウイルスの恐怖心を脳の深い部分にインプットされたような気がします。
弊社が関わる農業分野も悲喜交々です。一口に農業と言っても大きな括りとして「穀物」・「園芸」・「畜産」があります。「穀物」分野は、食の源、国民のカロリー源ですので被害は比較的軽微だと思われます。「畜産」は和牛や給食向け牛乳生産等で大きな被害がありました。さて弊社が主に関わる「園芸」分野はどうでしょう? ジャンルによって被害に大きな差がありました。
「花卉」園芸は、冠婚葬祭と大きく関わりがあり、葬式もまともに出来ない、結婚式他祝宴もほとんど中止となる中で、需要が激減しました。また都会では花屋さん自体も長期の休業を強いられる事態となり、売りたくとも売れない現実が続きました。また豊橋を中心に東三河で盛んな「つまもの」園芸も甚大な被害を受けています。「つまもの」は和食を中心とする外食産業においては必需品ですが、家庭消費において買うという人は少ないと言わざるをえません。
どちらも高度施設園芸の産物であり、初期資本とランニングコストが高い分野だけに行政支援は必須です。「野菜」園芸については、影響はあるものの上記2分野と比べれば比較被害は少ないと言えるでしょう。ただ学校牛乳と同様に特定契約の野菜生産者においては大きな損害があったと聞いています。またどの分野においても外国人研修生の「帰国」も「新規受入」もままならぬ状況で、働き手不足はこれからいよいよ顕著になる気配です。
 少しだけ明るい話題としては、世界中がほぼ「鎖国」状態の中、国内農業の重要性と国産生産物の価値を多くの人が感じていただいていることです。ステイホームがスローガンとして広報される中、多くの国民のせめての楽しみと気分転換は馴染みのスーパー等で新鮮野菜や魚・お肉を購入することだったように見受けられます。まだ少数ではありますが、新鮮で可憐な国産の花を買って、家庭にうるおいをと思っている人も増えたと聞きます。また家庭菜園やガーデニングは、このコロナ禍故にか?静かなブームとなっているように感じます。
生協さん等、あてが外れた業務用農産物に対して生産者を守ろうとの立場で各地で買い支えてくれたという話も聞きます。
 弊社の業務も夏が本番です。特に秋冬野菜の生産は、夏場の種まき・育苗から始まります。
多くの生産者が今年の冬はどうなるのか全く予測がつかない中で、とにかく生産をスタートさせます。弊社も良い年になることを願い、多くの生産者に寄り添って夏の繁忙期にお役に立ちたいと思っています。
川西裕康

2020.05.27 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版5月 (44号)

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小松原インターから農場新事務所まで約2km(車で約5分程度)
小松原インター

23号線バイパス(小松原インター)

2020.05.15 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

コロナ禍雑感

 5月は弊社にとっては新年度(4月末決算)です。毎年5月2日は、豊橋駅に併設するホテルで経営計画発表会、新人歓迎会、懇親会がお決まりでした。延期実施も試みましたが、結局中止となり、第54期経営計画書を全社員に配布するのみとなりました。そして政府の緊急事態宣言に従い8割近く人と人との接触を減らすべく、全社での交代勤務、出張の禁止、集合朝礼の廃止、テレワーク、ZOOMでのWEB会議等を実施しています。昭和感覚の中小企業の親父社長(自分のことですが)から見ると、自分の出番がなくてウロウロです。朝礼や全体会合でアナログで話をするのが自分の仕事と勘違いしていた者にとっては、結局これは自己満足のためだったのかと思い知らされています。出張の多くも役職だから自分が行かないと成り立たないと思っていたのは本人だけかもしれません。実際ネット会議をやってみると案外使い勝手がよく、これが普通になれば出張の70%は必要が無くなりそうです。 JR東海のライバルはJR東日本ではなく、ZOOMが天敵になるのではないでしょうか。 web会議
 昨年の今頃は政府が提唱する「働き方改革」に適合すべく、社内の労務管理体制の変更に大慌てでしたが、今回の歴史的なパンデミックは真の「働き方改革」を迫っています。年を重ねながら積み上げてきた各々の人生哲学もモデルチェンジです。
 弊社は農業の発展に役立つ会社を目指しています。しかし農家が大変です。特に花卉園芸、つまもの(大葉等)園芸は厳しい状況です。今年の秋冬作をどうすればよいか、先行き見えない中、明るい展望が開けません。単に新型コロナウイルス禍が今後どんな展開になるかが見えないだけでなく、人々の心の変化、また生活様式の変容によって需給に大きな変化が起こりそうだからです。国境が閉鎖される中、食糧自給の重要性は益々高まりそうですが、それだけでなくこういう時だからこそ生活に彩りを、家での食事にもつまものを添え、家庭で花や鉢物を飾ることの価値観が高まれば良いなと思うこの頃です。
川西裕康

2020.04.28 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版4月 (43号)

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海岸
殆ど人のいない日曜日の海岸、

2020.04.13 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

新型コロナウイルスその後

 4月1日は恒例の入社式、おかげさまで今年も14名(女9:男5)の素晴らしい新卒新人を迎えることができました。新型コロナウイルス禍拡大の中、人数を制限し、多くの社員もスマホやPCで参加することができました。今年は多くの大学で卒業式が中止になり、近年恒例の「卒業旅行」もキャンセルせざるを得なかった学生が多いようです。なんとしても入社式は実施したいと思っていたので安堵しています。しかし更に気の毒なのは現在リクルート中(2021年度新卒)の学生たちです。会社説明会も合同説明会も中止・延期が相次ぎ右往左往している上に、この未曾有の「恐慌」です。採用予定を大幅に減らす企業が増えることは目に見えています。数年後に「貴重な経験ができ、良い成長の機会だった」と振り返ることができる学生の多からんことを祈るのみです。
 今回の新型コロナウイルスによるパンデミックは、メルケル首相の言う通り「第2次世界大戦以来の大惨事」になることはほぼ確実、経済的にも1929年の世界大恐慌以来の「恐慌」となるでしょう。殆どの人類が生まれる前の出来事です。大嵐の後には素晴らしいお日様が出ると信じたいですし、実際人類は近いうちに克服すると信じます。ただ一つ言えるのは新型コロナウイルスが去った後の世界は、それ以前の世界に戻るわけではないだろうということです。幸せとはなにか、豊かさとはなにか、強さとはなにか、多くの人々の思考が変わり、結果として「欲しい物」(商品トレンド)が大きく変化するでしょう。中高年もテレワーク、TV会議が使えるようになり、5GやAIはさらに加速するでしょう。また子供の学習法も大きく変化するでしょう。東京の会議に行かなくても、学校に行かなくても、今まで通り、いや今まで以上に効率的な時間の使い方があると多くの人が実感するでしょう。平常時の国会予算に近い財政出動を各国が実施すれば、急激な信用膨張によるハイパーインフレ、あるいはスタグフレーションが起こる可能性が更に高くなります。貨幣のあり方あるいは貨幣そのものの形が変わる可能性があります。
 ポストコロナウイルスのことも想像しながら、明日の経済、そして経営を見直す必要があります。おそらく経営も世代交代の大きな契機になるのではないかと思っています。
川西裕康

2020.03.28 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版3月 (42号)

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上空から北方撮影
上空から撮影
正面「のんほいパーク」大観覧車

ブロッコリーの菜の花畑
ブロッコリーの菜の花畑

【内容】
◎巻頭記事:沈黙の春
◎緊急時の対応検討
◎種苗だより3月
◎広報について考える
◎マイライフとツーリング
◎3.11
◎マイナンバーカード取得で変わる生活
◎編集後記