2019年5月1日年号が平成から令和に変わります。
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弊社は4月決算、しかも前52期(2018.5.1~2019.4.30)は会社創立50周年に当たり、様々なイベントもさせていただきました。新たな50年に向かう最初の日に年号が変わると言うことは、とても意義深いと感じます。これからの50年、もっともっと良い会社にしたいと心から念願しています。 めまぐるしく変化する平成の30年間を大人として、社会人として過ごせたことは(昭和32年生)、本当にありがたく、幸せだと感じています。 |
平成30年の最大の変化は言うまでもIT・通信革命の30年、1989年はワープロ習い始め、
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ポケベルすらまだ普及していませんでした。衣食住は人が生きるための3本柱でしたが、その3つよりも重要なのが情報(通信・IT)となりました。経済的には失われた30年と言われ、個人の可処分所得が上がらない中で、情報に使うコストだけは上がり続けたわけですから、結果として「食」の単価が上がるはずがありません。 |
総需要が増えず、むしろデフレ社会の中で農業及び食料産業は生き延びる方策を模索してきました。そして少子高齢化、2008年には日本の総人口はピークアウトし、2019年は年間で40万人以上の人口減少が予想されています。日本はもはや「量」や「数」の力で世界に立ち向かっていくことはできません。「質」そして健康、更に次世代に残せる日本独自の「美」に目を向けていくことが肝要と思っています。国内の食料総需要は減少を続けるでしょうが、安心安全で質の高い国産農産物を求める国民の目線は不変と信じています。すべての動物にとって、とりわけ人間にとっては「食」はますます重要になることは疑いありません。60歳を過ぎた自分が証明しています。食欲、おいしいものを楽しく食べたいという欲求が何ものよりも勝っていることを自覚できるからです。弊社は引き続き「食」の分野で、しかもその入り口である農業、農家への奉仕を通して食料生産に役立つ会社であり続けたいと念願しています。
川西裕康