2013.12.10 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]
早、師走!そんな印象が特に強い1年です。今年の流行語大賞に「いつやるか?今でしょう」が選ばれましたが、弊社にもまさに「今でしょう!」があります。
12月3日、㈱デンソーさんの「農業支援ビジネス参入」プレス発表に同席させていただきました。多くの記者、TV局が参集されました。超優良大企業でありますが、自動車関連事業者と認識されている㈱デンソーさんが「農業ビジネス参入」という切り口は、メディアとしても新鮮だったのでしょう。当日夕方のTV、そして翌日の朝刊各紙で取り上げられました。
弊社は、㈱デンソーさんと共同で、施設園芸(当面はトマト対象)における生産性向上技術を網羅した「プロファームシステム」(商品名)の開発、販売に向けた一歩を踏み出しました。当面は、施設園芸トマト栽培における単位面積当たり生産性を、従来農法と比べ2~3倍にすることを目指します。そのために必要な設備投資を最小限に抑えながら、実用レベルで10a当たり40トン以上の収穫を目指します。
更に特筆すべきは、㈱デンソーさんならではの技術として、トヨタ生産システムにおける「カイゼン」を農作業現場に導入し、働く人の労働生産性を格段に向上させようと計画していることです。「カイゼン」という言葉は、深い思想と実践を意味するキーワードです。社長以下管理職は、常に「カイゼン」を志向し、組織に実行させる役目があると教えられました。常に生産性の向上とコストダウン、そして、お客様にとってより付加価値の高い商品を生み出すべく、「カイゼン」に夢中になる必要があります。現在の農作業現場において、規模拡大を目指す専業農家にとっては雇用労力の使い方も最重要課題です。農作業現場に「カイゼン」思想を持ち込むことは、大変価値があると確信しています。ITを駆使した、高品質でアイデアに満ちた機器、その上に適切な栽培指導、更に「カイゼン」が加われば、真に農家の皆様に役立つ商品になるのではないかと夢見ています。農業における「カイゼン」の取り組みはこれからですし、またそれをどうビジネスとするのか、今のところ答えは全くありませんが、とても楽しみだと思います。まさに「いつやるか?今でしょう」。前の記事を見る
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