ここ数年、東海地区に接近する台風が多くなる傾向がみられます。
そこで、静岡県の農家さんに取り外し可能なパイプ補強資材を試験的に取り付けて頂きました。
■ 特徴 ■
・42.7Ф直管をクロス状に設置
・サイド面の下から天井肩上面に特殊な自在金具を使用して補強
・クロスした所も金具止めを行う
≪ 通常時 ≫ ≪ 強風前 ≫
通常のパイプハウスが台風等の強風に遭遇しても、大きく揺れなくなったとの評価を頂きました。
通常時は左の写真の状態で使用しているのですが、台風等がくると予想された時には右の写真の様な状態を作ります。
間口5.4m、奥行42mの単棟ハウスに20箇所設置できる様にしてありますので、2mピッチのクロス補強となります。取り付け作業を短時間にするために、サイド面の補強パイプ及び金具は付けた状態で、天井肩上の金具も付けたままにしてあります。いざという時に長い42.7Фパイプを取り付けるだけとなり、施工が短時間で行えます。
今年の台風では2度取り付けを行いました。1回目は、台風の直撃の可能性があったため、すべて取り付け、2回目は西側を通るルートだったため、1本おきに取り付けて様子を見ましたが、2回とも被害はなく、無事に通りすぎました。台風の大きさにもよりますが、試験結果では効果がありました。
社長室 大橋
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