ブログ「クロロフィル通信」

2014.04.11 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

4月収穫の寒玉キャベツ

桜も散り、やっと暖かさを感じられるようになりました。
今年の冬は寒かったですね~。

トヨハシ種苗でも15名の新入社員が加わり、フレッシュな雰囲気となっております。
季節は4月で新しいスタートの時期ですが、まだまだ田原市のキャベツの収穫は続きます。
生産者の皆様におかれましては、くれぐれも無理をなさらぬように、ご自愛くださいませ。

今作は10月の2回の台風と10月中旬~下旬の大雨、11月の急激な冷え込みで、夏蒔きのキャベツにとっては受難の年だったと思われます。
特に4月どりの寒玉では、生育が遅れ外葉が出来ず、結球の葉の枚数が少なくなることで芯の押さえが効かず、芯伸びが助長されている状況です。

芯伸びの状況


特に4月収穫の寒玉キャベツは、播種の適期が非常に短く、また、定植期が台風や秋雨により天候が不安定で、キャベツの出来が天候や秋の冷え込みの早い遅いに左右されてしまう、生産者の方が大変ご苦労されている大変難しい作型です。

現在私共では、4月どりのキャベツのご苦労を少しでも改善できる品種を現在試験中です。
先日も試験栽培頂いた方の畑を見させていただきました。
生産者の方の腕ももちろん良いのですが、試験品種も特性を発揮しており、なかなか良い状況でした。


試験品種


この品種はすぐに商品にできるわけではありませんが、生産者の皆さんのお役にたてる品種ではないかと期待が膨らんだ一日でした。

田原営業所 坂神 

前の記事を見る

次の記事を見る

トラックバック

このページのトラックバックURL:
https://www.toyotane.co.jp/p/trackback/000436

コメント

この記事に対するコメントはまだありません。

コメントを投稿

前の記事を見る

次の記事を見る