2015.05.22 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
「クールボジャメロン」が手に入りました・・・!
白くてつるんとした皮が綺麗ですね。弊社発祥の品種なのですが、実物を見るのは初めてです。なので、今回はこの「クールボジャ」の紹介を少ししていきたいと思います。
アールスメロンのような高級ネットメロンよりも、手頃な値段で身近に食べられるメロン・・・いわゆる大衆メロン先駆けとして、昭和37年に「プリンスメロン」が誕生しました。クールボジャはその10年くらい後の昭和48年に、プリンスメロンより少し大きく獲れる大衆メロンとして登場します。
当時の弊社カタログです。私が産まれるよりずっと前のカタログに思わず騒いでしまいましたが、表紙をめくると早速
クールボジャがありました。この頃の品種のラインナップを見てみると、マクワウリと交配させた、ノーネット地這の「瓜」っぽさが残るメロンがずらり。
クールボジャは宮城県の名取市~岩沼市に産地があり、海岸沿いの砂地で栽培されていました。しかし東北大震災の津波によって大きな被害を受け、多くのハウスや畑が被災し、一時はほぼ「ゼロ」の状態にまでなってしまったそうです。今では名取市の別の場所に新たにハウスを建てるなどして徐々に復興され、生産者や支援者の尽力によって、少しずつ栽培が復活してきています。
そんな地域限定の、こちらでは殆ど手に入らない大変貴重なクールボジャを頂きました。切り口は鮮やかな青色でしたが、さっぱりと、けれどもしっかりとした甘みがあって美味しい!(*^-^*)地元ではクールボジャを使用したワインや、クールボジャをホイップクリームにしたメロンパンもあるみたいですね。
生産者の「作りたい」という強い思いで、震災後も栽培が再開されたクールボジャメロン・・・
また地域の特産品として、多くの人のもとに届くようになるといいですね。
おまけ・・・
昔のカタログを漁っていたら、設立当時のトヨタネがありました(^^)ちなみに当時の本社は、現在は店舗として使われています。
≪種苗課≫
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