ブログ「クロロフィル通信」

2016.09.28 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

ネナシカズラて何???・・・

こんにちは。

最近市内の生産者から相談がありました。
内容は育苗中のキャベツ苗から糸のような蔓が生えている。
何それと思い現地まで行き確認しました。
確かに茎より生えていました。
相談を受けましたが他社品であることでコメントは差し控えさせてもらいました。

nenashikazura

推測すると寄生植物の類ではないかと考え、
帰社後インターネットで寄生植物で検索。
ネナシカズラにヒットしました。多分これに近いのかも?

聞くところによりますと40年近く前に確認されたようですね。
当時は培養土は購入する時代ではなく農家さんの方で作られていたと思います。
基本材料は、土壌がメインとその他材料、その当りの材料は農家さんで個々に配合が違っていて分かりません。
培養土作りは土壌に含まれている雑草の種子を処理するために焼成行程を行っていたようですね。
焼成処理でも99.99%、完全ということは無く稀に発現もあったのではと思います。
また知っている人を探すことは難しいと思います。

一般的に流通している市販セル培養土の原料はピートモス、バーミキュライト、ゼオライト、パーライトなどの原料を使っているのでこのようなものを見る機会は無いと思います。
市販培養土が一般的になった歴史は浅く、その流れも速く、トマト苗などは培養土購入から苗購入へシフトしていますね。

ネナシカズラ絵
実際のところ寄生すると根は枯れて寄生された植物と一体となるので変な感じですね。


アメリカネナシカズラ
外来植物で元々飼料に混入して日本全域の野や山に広がったようです。
学名: Cuscuta 「からみつく」という意味のギリシャ語 「 kassyein 」 に由来するようですね。
夏から秋にかけていろんなところで見ることのできるヒルガオ科の寄生植物のようですね。
どんな植物や木々にも寄生するようです。
発芽したときには、根も芽もよく分からない糸のように伸びて寄生する植物を探します。
手近な植物に寄生根を出して植物から栄養分を吸収するとともに、根が枯れていきます。 
寄生根で栄養分を吸いながら先へ先へと糸の様なツルを伸ばしていきます。
案外近くで発見出来るかも?ただし私は今だに見たことは無いですね。
広がらない方法として秋口に花咲く時期に種が落ちないよう開花時期に処理するのが良いのかも。
またこの地域では探すのは難しいのではと思います。
日本全国で見られるようですが私も探してみましたが現実見当たりませんでしたね。
この植物が生息するには条件的に合わないのでは、牧場とか自然が多いところでないと難しそうです。


記事 編集室スタッフより

前の記事を見る

次の記事を見る

トラックバック

このページのトラックバックURL:
https://www.toyotane.co.jp/p/trackback/000917

コメント

この記事に対するコメントはまだありません。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

前の記事を見る

次の記事を見る