日に日に秋が深まって来ておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
今回は、秋まき緑肥のご紹介です。
緑肥というと、この地域ではソルゴーなどの春まき利用が多いですが、秋まき可能な種類もございます。
空いている畑がありましたら、次作に向けて緑肥を栽培してみてはいかがでしょうか。
「収穫出来ないものを作るのは・・・」と思うかもしれませんが、地力が改善されれば肥料・農薬の節約にもなります。また、春の景観作物としての利用にもおすすめです。
秋まき緑肥の各種
☆ヘアリーベッチ(マメ科植物)
・根粒菌によって空中窒素を土壌に固定し、地力の増進や土質改善効果があります。
また、アレパシー効果による雑草抑制効果も期待できます。
・大豆の後作や、遊休地の雑草対策に。果樹園にも。
・5月頃~紫の花が咲くので景観作物としても利用できます。
・秋まき:9月中旬~11月上旬
・播種量:3~5kg/10a
☆れんげ
・田植え前にれんげを作付けする「れんげ農法(れんげ米)」としておなじみの緑肥です。
・窒素固定はもちろん、景観用としても活躍します。
・播種期:9月下旬~11月上旬(4月下旬~開花)
・播種量:3~4㎏/10a
☆エンバク野生種
・春・秋播種可能で栽培がしやすく、短期有機物補給が可能です。
・キタネグサレセンチュウの密度抑制効果も期待できます。
・秋大根の収穫後やトンネルメロンの後作に。
・秋まき:10月~11月
・播種量:10~15㎏/10a
☆ライ麦
・低温発芽性が良く、他の麦類より遅くまで播種可能です。
・初期成育が良いので、短期間での緑肥栽培に。
・秋まき:9~11月
・播種量:8~10㎏/10a
コメント
この記事に対するコメントはまだありません。