只今ナーセリー課では、日本初の種子繁殖型イチゴ『よつぼし』の定植苗の生産の試験を行っています。
種子繁殖型イチゴとは、従来のようなランナーで増殖する栄養系ではなくて、種子から育てる実生系のイチゴ品種です。
☆種子繁殖型イチゴ品種のメリット
1.育苗期間が短縮でき、省力化につながる。
2.種子から育てるので、ランナーによる増殖の手間が無い。
3.育苗期間が短いので、イチゴの重要病害である炭疽病への感染リスクが低減できる。
4.ランナーで増殖しないので、病害の親子間伝染が回避できる。
このようなメリットから、種子繁殖型イチゴは省力化と病害に関するリスクの低減で生産者の方に貢献できる品種だと考えております。
種子繁殖型イチゴは「よつぼし」だけでなく、品種開発も進んでいく予定です。
定植苗生産は、7月、8月のトマト苗のシーズンと重なり、技術的にも課題は多いですが、数量限定での生産を検討しております。販売が出来るようになりましたら、ぜひご検討を頂きたく宜しくお願い申し上げます。
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