ブログ「クロロフィル通信」

2023.07.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

春系キャベツ新品種「TS-C2001」のご紹介

こんにちは! 種苗部種苗販売課です。

今回は、2月から3月の収穫に適し、色の良い中間タイプの春系キャベツ品種「TS-C2001」をご紹介します。
 
TS-C2001

ご紹介するTS-C2001の品種特性・栽培ポイントは、東三河標準作型です。
◎ 品種特性
 ✧ 8玉中心でよく揃う、中間タイプの春系キャベツ
 ✧ 2月~3月収穫で色良く形状のまとまりが良い
 ✧ 晩抽性に優れ、3月収穫でも色あせが少ない
 ✧ 生育スピードが緩やかなので収穫作業に追われにくい
   
◎栽培ポイント
 ☆ その1 《適期播種、定植に心掛ける!》
 ・ 播種適期  8月20日~9月5日の間に播種する。
 ・ 定植適期  9月20日~10月5日の間に定植を完了する。
  ※年内に出来るだけ生育を進める。台風等で定植が遅れてしまった場合は、株間を広げる。

 ☆ その2 《初期から株をしっかりと作り、肥効を切らさない!》
 ・ 玉揃いが良い一方で、外葉がコンパクトで草勢がややおとなしいため、初期からの株作りを心掛ける。
 ・ 畝間がふさがる程度まで外葉を張らせ、収穫期まで肥効を切らさない管理を行う。

 ☆ その3 《菌核病・黒腐病の防除!》
 ・ 慣行品種に比べ菌核病に比較的強いが、従来通り予防を徹底する。
 ・ 収穫期に菌核病が発生しやすい時期となるので、定植直後~年明けまで予防を中心とした徹底防除を行う。
 ・病害株を出来るだけ圃場外に持ち出すのも有効となる。

 ☆ その4 《縁腐れ(Ca欠乏)の発生に注意!》
 ・ 3月の温度上昇期に発生。
 ・ 縁腐れの一般的要因は、乾燥後の多肥等による急激な伸長が影響する。
 ・なるべく上記のストレスを避け、じっくりと結球を進める。

以上がTS-C2001の品種特性・栽培ポイントとなります。

ご紹介した春キャベツ新品種「TS-C2001」は、弊社2023秋冬総合カタログ23ページに記載しております。TS-C2001が春系品種の一員となれば幸いです。

TS-C2001に関するお問い合わせは、お近くの弊社営業所、または弊社HPにてお問い合わせ下さい。

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