こんにちは! 種苗部種苗販売課です。
今回は、2月から3月の収穫に適し、色の良い中間タイプの春系キャベツ品種「TS-C2001」をご紹介します。
ご紹介するTS-C2001の品種特性・栽培ポイントは、東三河標準作型です。
◎ 品種特性
✧ 8玉中心でよく揃う、中間タイプの春系キャベツ
✧ 2月~3月収穫で色良く形状のまとまりが良い
✧ 晩抽性に優れ、3月収穫でも色あせが少ない
✧ 生育スピードが緩やかなので収穫作業に追われにくい
◎栽培ポイント
☆ その1 《適期播種、定植に心掛ける!》
・ 播種適期 8月20日~9月5日の間に播種する。
・ 定植適期 9月20日~10月5日の間に定植を完了する。
※年内に出来るだけ生育を進める。台風等で定植が遅れてしまった場合は、株間を広げる。
☆ その2 《初期から株をしっかりと作り、肥効を切らさない!》
・ 玉揃いが良い一方で、外葉がコンパクトで草勢がややおとなしいため、初期からの株作りを心掛ける。
・ 畝間がふさがる程度まで外葉を張らせ、収穫期まで肥効を切らさない管理を行う。
☆ その3 《菌核病・黒腐病の防除!》
・ 慣行品種に比べ菌核病に比較的強いが、従来通り予防を徹底する。
・ 収穫期に菌核病が発生しやすい時期となるので、定植直後~年明けまで予防を中心とした徹底防除を行う。
・病害株を出来るだけ圃場外に持ち出すのも有効となる。
☆ その4 《縁腐れ(Ca欠乏)の発生に注意!》
・ 3月の温度上昇期に発生。
・ 縁腐れの一般的要因は、乾燥後の多肥等による急激な伸長が影響する。
・なるべく上記のストレスを避け、じっくりと結球を進める。
以上がTS-C2001の品種特性・栽培ポイントとなります。
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