ブログ「クロロフィル通信」

2023.07.31 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

秋冬作種子の発芽試験

こんにちは、種苗販売課です。今回は、種子の発芽試験についてご紹介します。

種苗販売課では、大事な仕事の一つとして、本年販売する品種の発芽試験を行っています。種子をトレーに播種して発芽率をチェックします。
高温下で発芽不良などがあれば、農家さんに注意を促し、涼しい場所での発芽に努めてもらう為に行っています。本来なら、低温下での発芽率、シャーレでの発芽率がクリアされれば良いのですが、農家さんにより近い方法で試験をしています。

発芽試験は、キャベツ50品種、ブロッコリー20品種、白菜6品種を行います。これら試験品種は、産地指定の主だった品種のみで、東三河ではこの2倍もの品種が販売されています。

当社の発芽試験内容をご紹介します。

1.  夕方、播種したら2日間 ハウス内の涼しい場所に積み置きします。 

発芽試験①

2.  2日後の夕方、ベンチに広げます。(1トレーは遮光の下・1トレーは遮光無しに)
3.  3日目に遮光無しのベンチに広げます。
発芽試験②


4.  4日目 発芽勢の調査を行います。200穴トレーに何本発芽しているかカウントします。
発芽試験③


5.  7日目 発芽率の調査を行います。(遅れ株のカウントもします)
6.  カウントが終わったら、最後に天気・最低気温・最高気温など記載して完了になります。

【令和5年度種子発芽試験結果(一部品種)】
令和5年_発芽試験結果(一部品種)

発芽試験の結果、注意しなければいけない品種があれば、社内へ情報を発信して共有しています。

みなさん、暑い日が続きます。発芽率は、播種して4日間をいかに涼しい場所で過ごすかで決まってきます。高温にならないように遮光ネット・遮光剤などで高温対策を取りましょう。
遮光剤の商品一覧はこちら

秋冬種子に関するお問い合わせは、お近くの営業所、または当社HPにてお問い合わせ下さい。

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