ブログ「クロロフィル通信」

2024.06.12 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

バラ栽培に革命!UV-B照射で「うどんこ病」を効果的に抑制する方法

こんにちは、豊川営業所です。

バラ栽培の「うどんこ病」にお悩みではないでしょうか?
今回は、紫外線(UV-B)照射による病害抑制技術についてご紹介します。

豊川営業所では、バラ農家様向けにUV-Bランプの販売促進を今年から行っております。
本ブログでは、導入に向けたメカニズムの解説、注意点、導入事例について紹介します。

◎ UV-B照射によるうどんこ病抑制のメカニズム
うどんこ病は、バラの葉や茎に白い粉状のカビが発生する病害で、栽培者にとって大きな悩みの種です。従来は主に殺菌剤を使って防除されてきましたが、今回の研究では紫外線(UV-B)の照射による新たな抑制方法が検討されました。

UV-Bは、波長が280nm~315nmの紫外線で、殺菌効果が高いことで知られています。研究では、このUV-Bをバラに照射することで、うどんこ病の発生を効果的に抑制できることが確認されました。

◎ 導入に向けての注意点
UV-B照射は、バラから1.2m~1.5mの距離が適正と言われています。あまり近づけすぎると葉や花が焼けてしまうことがあるため、近距離の場合は「近接照射器具」を使用して適正距離を保つことをお勧めします。

また、豊川管内のバラ農家様では、自動防除機を使用している方が多く、これがUV-B取り付けの際に弊害となることがあります。特に、軒の高さによって取り付けが困難なケースがありました。導入を検討される場合は、ぜひ最寄りの弊社営業所にご相談ください。

◎ 豊川管内での導入事例とお客様の声
UV-B照射の基本は、UV-B蛍光灯を夜中に毎日2~3時間照射しています。ハウスごとに照射距離も変わってくるため、場所ごとの時間調整は必要です。品種ごとの照射時間の差は、現在まだデータがありません。

導入者様からは、うどんこ病が減ったという声が多いです。問題点としては、葉焼けの調整が難しいのと、照射が届かない範囲にはうどんこ病が発生してしまうことが挙げられます。

◎ UV-B照射の注意点と今後の課題
UV-B照射には人体への有害性があるため、照射は夜間に行い、直視しないように注意が必要です。また、高い放射照度では葉に軽い障害が出る可能性があるため、品種間の差を確認しながら、最適な照射条件を見つけることが重要です。

【ハウス圃場:UV-B電球の取付状況】
  ハウス圃場:UV-B電球の取付状況

UV-B照射技術は、バラのうどんこ病を抑制する新しい選択肢として非常に有望です。バラ栽培における病害抑制の革新技術として、今後の展開が楽しみです。ぜひ、バラ栽培者の皆さんもこの新技術を取り入れて、美しいバラを育ててください。

ご紹介した商品のお問い合わせは、お近くの弊社営業所、または弊社HPのお問合せフォームにてお問い合わせ下さい。

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