ブログ「社長のつぶやき」

2022.05.13 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

第56期経営計画発表に当たり

 弊社の新年度は5月1日です。ゴールデンウイーク中ですが、創立以来の会計年度です。そして20年近く5月最初の土曜日に豊橋駅前のホテルで全スタッフを集め『経営計画発表会』を行っています。

 目的は新年度の数値目標及び中長期の理念をスタッフ全員で共有してもらうことです。思いっきり個性豊かに、しかし組織としては目指すベクトルを合わせよう!これが私なりの狙いです。しかし新型コロナウイルスによるパンデミックで2年間開催できませんでした。かろうじて昨年はWEBで実施しました。今年もまだ新型コロナのリスクはあるものの、なんとしてもアナログでやりたいとの思いから開催にこぎつけました。結果として190名近くの社員が集まってくれました。ありがたいです。

 今年の社長目標は、敢えて中長期的な理想論や地球環境問題への配慮ではなく、今最大のピンチを迎えつつある農家に寄り添い、できれば応援団と思っていただけるような行動に徹しようと言うものでした。 以下は経営計画書「第56期経営計画発表に当たり」社員向け社長原文です。

 2年を超える新型コロナウイルス禍による「パンデミック」も収束を迎えつつあります。幸い社内においては、大きな混乱なく乗り切れそうな状況となりました。ひとえに関係者一同の意識の高さ、努力の賜物と厚く感謝します。しかしポストコロナ社会が、コロナ以前の社会に戻るわけではありません。大きな地殻変動が起きたことは間違いありません。会社としても、また個人としても新時代に適合する働き方、生活スタイルが求められています。営業もアナログ一辺倒から、あらゆる角度・手法を用いてお客様への接触・認知を図る必要があります。

 一方今回のコロナ禍は国内農業の重要性をより広く国民に認知させたと思う反面、現実の農業現場では、需要減による市況の悪化と生産資材価格の高騰のダブルパンチで、かつてない厳しい局面を迎えています。今後は更に地球温暖化防止対策に伴う制約条件も増大する見通しです。政府も2050年カーボンニュートラルに向け「緑の食料システム戦略」を発表しましたが、具体策についてはまだ藪の中です。将来を予見するにはあまりに未知数が多く、多くの農業者も近未来に明るい展望を描けない状態が続いています。

 それでも多くの農家はあらゆる方策を練り、農業の未来を信じて努力を続けています。弊社のミッションは頑張る農家の最も頼れる応援団になることです。第56期の社長方針は、「頑張る農家が頼るNO1応援団を目指す!」とします。

 会社としては引き続き地域密着営業を基礎と位置づけた上で、全国の農業に役立つ会社を目指します。少子高齢化と人口減少社会においては、全体の需要も減少傾向となりますが、頑張る農家の支持を一人でも多く獲得できるならば、まだまだ当社が活躍できる市場は大きいと思います。頑張る農家からは弊社がどう見えているのか、その視点に集中して問題点を抽出し、より大きな変革を継続していく決意です。社員を始めとする関係する皆様の絶大なご協力をお願い申し上げます。

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