こんにちは!
露地もハウスも、植え付け時期のピークを過ぎましたね。
これからは花や見をつけたり、葉を伸ばしていったりと、生育期本番に入ってくると思います。
病害虫にやられない為の消毒ももちろん大切ですが、この時期に微量要素など与えておくことも大切です。
例えば、欠乏症を出しやすい『カルシウム』!
カルシウムが欠乏すると、トマトでは尻腐れになったり、キャベツでは葉先枯れになってしまいます。
カルシウムは植物の細胞の「細胞壁」を作る役割があるので、不足してしまうと体の組織がうまく作れず、傷んだり枯れたりしてしまうのです。
しかし、カルシウムは地面にあっても吸収されづらく、植物体内でも移動しにくい性質があります。
カルシウム欠乏が出てからでは欠乏症は抑えられないので、欠乏症が出る前のこの時期から、カルシウムを与えておく事は、対策として有効です。
カルシウムを与えるお薦め資材の一つとして『PSカル』をご紹介します。
PSカルはキレート化されたカルシウムを配合しており、即効的に植物に吸収されていきます。
葉面散布でも使えますが、養液栽培でも使うことができるのが特徴です。
やるタイミングとしては、キャベツ等の露地物の場合は、外葉ができて地面に広がる前に散布すると効果的です。
トマト等のハウス物の場合は、実がついて尻腐れが出る前から与えてください。
尻腐れが出てしまっていたら、次の実から出さないようにする対策としては有効です。
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記事 施設部【施設栽培課】 スタッフより
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