こんにちは。
6月上旬にスリランカに輸入の関係で出張してきました。
4月21日(日)に起きたスリランカの現況はTVを見て多くの人が知っていると思います。
スリランカの面積は、北海道くらい。
人口は約2000万人。北インドアーリア人を起源とするシンハラ人が75%。
政治・経済の中心的存在のようです。
シンハラはライオンを意味します。
スリランカの国旗にもライオンが描かれています。
南インドのタミール地域から紅茶栽培の労働力として連れてこられ労働に従事したタミール人が10%。
シンハラとタミールが数年ほど前まで、内戦状態でした。
仏教徒70%、ヒンドゥー教12%、イスラム教10%、キリスト教7%。
復活祭(イースター)のミサ中のカトリック教会(Negomboの聖セバスチャン教会など)
五つ星ホテルのコロンボのシャングリラホテル、シナモングランドホテル、キングスベリーホテルなどです。
その後、非常事態宣言が発令され、夜間外出禁止令も発令されました。
事件が起きたあと、スリランカの業者から、「来ないほうが良い」と言われました。
その後、各地で散発的な銃撃戦が展開されていたようです。
5月下旬くらいになると、業者より「落ち着いてきたから、来てもいいよ」との連絡がありました。
成田空港からのスリランカ航空は、モルジブ観光のドル箱路線なので、いつも満席でした。
この日は搭乗率が50%くらいでした。
コロンボ空港に着いてみると、迷彩服を来た軍隊が自動小銃を持って、各所で警備にあったっていました。
これは以前のタミール人との内戦のような状況でした。
感想としては、40年前(トヨタネに入る前)にフィリピンに派遣されたときのほうが、マルコス独裁政権のもと、戒厳令の中で、もっと緊張感がありました。
観光地のNegomboに宿泊したのですが、観光客が少なく、ホテルの朝食でもビュッフェスタイルではなく、注文を取りにくるような状況でした。
ホテルのレートも上がっているようでした。
特に中国はスリランカ渡航を禁止してるようで、世界中を買い占めている中国人を見かけませんでした。
土産物店が並ぶ道路も欧米系の観光客少なく、閑散としていました。
観光客はすぐには元には戻りません。
観光立国のスリランカにとって、大きな痛手になります。
記事 種苗課スタッフ
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