ブログ「クロロフィル通信」

2020.03.04 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

新しいコナジラミ対策に『ベミデタッチ乳剤』のご紹介

だんだんと春らしい気候になってきましたね 🌸
今年は記録的な暖冬で、寒がりな人にとっては過ごしやすい冬だったように思います。
でもその影響で、なかなか害虫の発生が治まらなかった印象です。
特にハウス栽培では、コナジラミ類の防除に苦労された方も多いのではないでしょうか?

今回は、新しいコナジラミの対策資材として『ベミデタッチ乳剤』をご紹介させて頂きます!

ベミデタッチ乳剤

ベミデタッチ乳剤の有効成分は、食品添加物としても使われている安全な物質で、
チューインガムやケーキミックス等にも含まれています。
分類上「農薬」のくくりではありますが、直接の殺虫効果はありません。

①『忌避効果』
ベミデタッチ乳剤が散布されたトマトの樹には、コナジラミが定着しにくくなります。
これにより、コナジラミの産卵率の低下にも繋がります。

②『交尾阻害効果』
ベミデタッチ乳剤には、コナジラミの交尾を阻害し、繁殖を抑える効果があります。
ハウス内に侵入したコナジラミを増殖させることなく、密度を抑えることが可能です。

③『吸汁阻害効果』
ベミデタッチ乳剤が散布されたトマトの樹では、コナジラミによる維管束吸汁が減少します。
吸汁を抑える事で、ウイルス病の媒介抑制に繋がります。

ベミデタッチ乳剤は、定期的に散布するのが効果的です。
特に、8~11月の害虫の飛び込みが多い時期や、ウイルス病に罹病しやすい定植後の生育初期では、
7日間隔で散布していくことで、TYLCV等ウイルス媒介抑制の効果が期待できます。

また、冬から春にかけてのコナジラミが増殖しはじめる時期では、
慣行防除と一緒にベミデタッチ乳剤を10~14日間隔で散布することで、コナジラミ類の密度抑制となります。

ベミデタッチ乳剤では、直接コナジラミ類を殺虫することはできませんが、
従来の防除にプラスすることで、化学農薬の使用回数を減らせたり、
ウイルス病発生による損害を抑える事が可能です。

外部からのコナジラミ類の飛び込みや、化学農薬による防除に限界を感じている方は、
ベミデタッチ乳剤を試してみてはいかがでしょうか?

記事 栽培サポート課スタッフ

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