ブログ「クロロフィル通信」

2022.01.21 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

伊勢地区のしめ縄の紹介

こんにちは、松阪営業所です。
しんしん明和店では12月になると「しめ縄」の販売を行っております。

 しんしん明和店 しめ縄販売中

お正月には、玄関、門口などにしめ縄を飾り、歳神様を迎えるという日本の習わしがあります。
しめ縄は、松の内を過ぎると外されることが、一般的ですが、こちら伊勢地域では、一年を通してお飾りします。

しめ縄を一年中飾るようになったのは、地域の言い伝えに由来すると言われています。
その昔、伊勢を旅していた須佐之男命(スサノオノミコト)が、夕暮れに泊まるところがなく困っていたところ、蘇民将来(ソミンショウライ)という男が、貧しいながらも一夜の宿を貸し、もてなしました。
須佐之男命はこれを喜び、一宿の恩として『蘇民将来の子孫と書いて茅の輪を門口にかけておけば、子孫代々病を免れる』と言い残し、以来、蘇民家は疫病を免れ代々栄えました。

この言い伝えにあやかって、伊勢の人々は「蘇民将来子孫家門」の札をしめ縄につけて、一年中門口に飾り、無病息災を願う、慣らしとして今に受け継がれるようになったそうです。
木札の文字で「蘇民将来子孫家門」より多く見かけるのが『笑門』です。
「笑う門には福来る」というのが一般的ですが、他の説として「蘇民将来子孫家門」を略した『将門』としていたものを「平将門(たいらのまさかど)」と紛らわしいことから、笑門としたとする説もあります。

しんしん明和店の正面入口にも大きなしめ縄をつけおります。
木札には「千客万来」。
店舗ですので、商売繁盛を願ってつけております。

しんしん明和店 正面入り口しめ縄

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