弊社では3回の節目がある。1つ目は正にお正月、新しい年の始まり。 2つ目は4月1日、新入社員を迎え、組織も新年度に向けて再編、スタートする日です。そして3つ目が5月1日、会社にとっては新年度です。しかし、5月1日はゴールデンウイークの真っ最中、どうも新しい年度を迎えたという雰囲気にはならない。
日本では3月決算が多い中、どうして4月決算になったのか、私も正確には知らないが、4月は家庭菜園や一般園芸が活発な月、もともと店頭小売が原点だったので、3月は避けたかったのだろうと推察します。そして5月・6月は、例年最も売上が少ない月ですから、決算業務に時間を割ける4月が選ばれたのだろうと思います。
しかし、5月には重要な行事がある。弊社は「経営計画書による経営」を標榜しています。昨年、某大手中古車販売会社の不祥事があり、この経営計画書は社員の手足を縛る道具ではないかと叩かれたが、私から見れば使い方・考え方によっては凶器になりうるという教訓を頂いた。
私は、経営計画書を会社の理念を共有し、お客様への姿勢や行動基準のベクトル合わせの道具だと考えています。人にはそれぞれ個性があり、得手不得手がある。社交的な人もいるし、対人関係が苦手な人もいる。苦手を克服するよりも、自分が楽しい、好きだ、やりがいがある、正しいと思うことをその人なりのやり方で表現してくれれば良い。真摯な思いがあれば、必ずお客様はわかってくれる。
ただ理念や思想がバラバラでは困る。だから会社が向かおうとする方向性、ベクトル合わせは重要だ。迷った時には、経営計画書を読んでもらえば、考え方は書いてある。方向性が定まれば、やり方は一人ひとりバラバラでも良い。
5月には全社員に新しい経営計画書を配布し、全社員参加の「経営計画発表会」を実施する。やはり5月は大事な月、本来は会社にとっては「お正月」のようなものなのです。
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