ブログ「クロロフィル通信」

2014.12.15 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

緑の安全管理士会に参加しました

先日、「緑の安全管理士 東海・北陸大会」に参加し、松くい虫についてお話を聞く機会がありました。

このように赤くなった松を見かけることはないでしょうか。松は紅葉する植物ではありませんよね。赤い松は紅葉している訳ではなく、枯れてしまった為に赤くなっているのです。

松枯れの原因の一つとして、松くい虫…「マツノザイセンチュウ」によるものがあります。マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリの気門(呼吸をする管)に入り込み、寄生することで他の木に移動し感染拡大していきます。この松枯れを防ぐには、薬剤によるカミキリムシ駆除や、伐倒駆除が一般的となっています。

しかしここ数年、薬剤散布に規制がかかる事もあって防除が困難になり、この松枯れの被害は急速に広まっているそうです。安全に配慮して薬剤を減らしても、正しい防除方法を行わないと、感染拡大させてしまうだけでなく、結局は環境汚染や人畜への被害に繋がってしまう事も…。何十年かけて育てた松林が、たった数年でほとんど枯れてしまった場所もあるとか。

弊社の場合、農薬や防除関連は園芸作物が対象となる事が多いですが、正しい防除知識を…という事については同じだと思いました。自分も正しい知識、指導ができるようにしていきたいです。


余談ですが会場近くに大須観音があったのでちょっと行ってみました。噂に聞いたとおりに鳩だらけでした!
私がいらん事したせいでこの鳩はみんな逃げてしまい…
近くで鳩の写真を撮っていた男性がいたので非常に申し訳なかったです(--;)笑


≪種苗課≫

2014.11.22 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

花壇も冬仕様に

11月も後半。
朝晩冷えるようになり、だんだんと冬が近付いてきていますね。



本社の花壇に、今年もパンジー、ビオラをみんなで植えました。
色々な種類のビオラを買って来たものの、「配置は任せるわ」と言われると自分のセンスに自信が無くて途端に手が止まってしまい…(--;)笑
「そこはこっちを植えた方がいいんじゃないですか?」「あれはもうちょっと左じゃないの?」とか言いながらも何とか植え終わりました(´▽`;)


パンジー、ビオラは寒さに強く丈夫で、冬でも楽しめる代表的な花ですね。この花が植わると、花壇も冬仕様になってきているなぁと感じます。



今回、私がイチオシなのはこの薄い青紫色&白模様のビオラです。真ん中に更にビオラがあるようで可愛いですよね!
私が花を並べた部分はこのビオラをふんだんに使わせてもらいました(^^)

トヨタネ社員のセンスがいいかどうか…は、お越しになった時に判断してみてください(笑)


≪種苗課≫

2014.08.30 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

千葉県:長生郡白子町 環境制御勉強会開催

トマト生産者の方々の栽培技術向上のために、『 施設内の環境制御のポイント 』と題した勉強会が、長生郡白子町役場にて開催されました。

勉強会の様子 白子町役場内 会議室にて
↑ 白子町役場内 会議室にて ↑


長生郡管内のトマト生産農家さん、JA長生職員・白子町職員・千葉県職員・普及所職員など30名ほどの方々が参加されました。
予定時間は2時間でしたが、3時間ほどに延長するほど質問も多く出て、大変熱心な勉強会となりました。

環境制御に熱心な地元農家のハウス
↑環境制御に熱心な地元農家さんのハウス


当社プロファーム事業部の大月からも、環境制御の中の温度制御・湿度制御を中心にお話をさせていただきました。
生産者の方へも分かりやすく質問もしやすいよう当社研究農場での実践的な事例を多く交えお話いたしました。

基本的な環境制御をよく理解していただき、手間のかかる各種機器の制御にプロファームコントローラー等の統合環境制御装置を使う事により、少しでも楽にハウス内制御ができるようになっていただければと思います。
そしてこれらがきっと増収増益へと繋がり、お客様に喜んでいただけると信じています。

環境制御に熱心な地元農家のハウス


社長室

2014.08.25 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

サンパチェンスを楽しみにしているのは…



今年も本社前の花壇にサンパチェンスを植えました。
暑い中でも、鮮やかな花を咲かせています。
でも、このサンパチェンスが植えられるのを待っていたのは私たちだけではありません…



探してみると、やっぱり大きく太ったセスジスズメの幼虫がいました。背中の目玉の模様がこちらを見ているようで、頭を丸めているとまるで蛇みたいです。

終齢幼虫は人差し指くらいある大型の蛾の幼虫で、サトイモ、コンニャク、ブドウにも発生します。コナガのように大量発生はしませんが、体が大きい分たくさん食べるので、放っておくと数匹いるだけでも作物は丸坊主です。防除するには早めに発見し、取り除かなくてはいけません。



ちなみに成虫はこんなかんじです。スズメのように活発に飛び回ること、背中の一本線が名前の由来だそうです。

サンパチェンスについた幼虫は、丸坊主にされる前に取り除きました。でも私は殺すのは苦手なので……(--;)
その幼虫をどうしたかは秘密です。

≪肥料農薬担当≫

2014.08.23 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

植物工場と6次産業化

豊橋技術科学大学のオープンキャンパスで開催された「植物工場と6次産業化」という講演を聴きに行きました。

三枝教授の講義「ITで拓く 植物工場と6次産業化」に引き続き、実際の植物工場と6次産業化を行っている企業、農家の事例発表がありました。

その中でのトヨハシ種苗研究農場にて研修生として勉強され、ミニトマト栽培をされている冨永氏の発表では、お父様からの長年の経験の基づく栽培技術と最新の環境制御技術やITを駆使した栽培管理を上手く融合させた発表はすばらしいものでした。

企業の閉鎖型植物工場の取組と農家の太陽光利用型植物工場の最前線がどうなっているのか良くわかる講演会でした。 

種苗部

2014.07.18 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

スイートコーン圃場見学会

今年度最後のスイートコーンの圃場見学会を実施しました。

種苗メーカーの育種担当の方から品種についての細かな説明をしていただきました。

参加していただいた農家さんからは熱心な質問、そして他の品種を含めた試食会もありました。

来年から本格販売をする予定のサカタのタネのスイートコーンの新品種が中心の見学会でした。

今回の新品種のテーマは、風で倒れない、収穫適期が長い(在圃性)です。


お客様の圃場やトヨハシ種苗の研究農場での品種の試作を通じて、その地域にあった品種をお客様に提案してゆくことになります。

2014.04.11 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

4月収穫の寒玉キャベツ

桜も散り、やっと暖かさを感じられるようになりました。
今年の冬は寒かったですね~。

トヨハシ種苗でも15名の新入社員が加わり、フレッシュな雰囲気となっております。
季節は4月で新しいスタートの時期ですが、まだまだ田原市のキャベツの収穫は続きます。
生産者の皆様におかれましては、くれぐれも無理をなさらぬように、ご自愛くださいませ。

今作は10月の2回の台風と10月中旬~下旬の大雨、11月の急激な冷え込みで、夏蒔きのキャベツにとっては受難の年だったと思われます。
特に4月どりの寒玉では、生育が遅れ外葉が出来ず、結球の葉の枚数が少なくなることで芯の押さえが効かず、芯伸びが助長されている状況です。

芯伸びの状況


特に4月収穫の寒玉キャベツは、播種の適期が非常に短く、また、定植期が台風や秋雨により天候が不安定で、キャベツの出来が天候や秋の冷え込みの早い遅いに左右されてしまう、生産者の方が大変ご苦労されている大変難しい作型です。

現在私共では、4月どりのキャベツのご苦労を少しでも改善できる品種を現在試験中です。
先日も試験栽培頂いた方の畑を見させていただきました。
生産者の方の腕ももちろん良いのですが、試験品種も特性を発揮しており、なかなか良い状況でした。


試験品種


この品種はすぐに商品にできるわけではありませんが、生産者の皆さんのお役にたてる品種ではないかと期待が膨らんだ一日でした。

田原営業所 坂神 

2014.04.01 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

災害に強い施設園芸を目指す研修会

先日、『災害に強い施設園芸を目指す研修会』に参加してまいりました。

災害に強い施設園芸_2

平成23年9月に来襲した台風15号により、静岡県西部地域を中心にハウス施設に甚大な被害が出ました。
このため静岡県内の関係機関にて『 災害に強い施設園芸を目指す研究会 』が発足し、台風等の強風対策技術を普及させるため、今回の研修会が開催されることとなったのです。

被害が出る前の対策に役立てる事を主眼とし、補強方法の事例を中心に行なわれました。
農研機構の森山研究員の講演では、強風対策だけでなく、今年の北関東の大雪被害の説明もあり、ガラス温室等の屋根型でもガラスが割れ、倒壊したという現場説明をお聞きし、改めて自然災害の恐ろしさを教えて頂きました。

当社は静岡県内で行われた補強方法を中心に施工事例・部材金額を説明し、静岡県農業振興課の職員の方は施工方法の小型模型を作成されました。
模型に触れて動かす事で、補強方法の違いによる揺れ方の違いが良く分かり、大変良い展示でした。

災害に強い施設園芸_1

地域単位での研修会開催依頼の話や、いかに実際に現場に浸透させるかなど、今後の大きな課題や災害対策の進め方について話し合うことができました。


社長室

2014.03.07 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

第35回施設園芸総合セミナーに参加しました!

ちょっと暖かくなってきたなと思っていたのですが、また寒くなってきてしまいましたね。。

さて、先日のブログにも掲載されましたが、東京湾に面した晴海客船ターミナルホールにて、第35回施設園芸総合セミナーが開催されました。

東京湾

『 施設園芸新技術とトマト高収益施設園芸の実現を目指して 』 をテーマに掲げ、参加者が1日目に400名超え、2日目には500名を超えて立ち見が出るほどの大盛況となりました。
このとき関東地方では大雪の影響により、ハウスの倒壊等の被害が多く発生してしまったため、参加したいが見送った方がさらに多くいらっしゃると事務局の方からお聞きました。
改めてトマト栽培における多収栽培技術が大変注目されている事が感じられました。

当社も展示ホール機器資材展の一角にて、環境制御機器の一環としてCO2当番を展示し、濃度施用の重要性を説明させていただきました。
トヨタネ展示の様子

「統合環境制御には哲学がある」、
重油の高騰があり施設園芸には大変厳しい経営環境ですが「経費削減は利益率の改善にはつながるが、事業の成長には直接貢献しない」、
「環境制御機器等の必要な投資を行う事が、施設園芸の継続的な成長につながる」
という、誠和株式会社の斉藤氏の力強い説明をお聞きすることができ、改めて環境制御機器の重要性を実感したセミナーでした。

セミナーの様子
社長室

2014.01.23 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

梅の花が待ち遠しいです。

受付の内藤さんが、梅の枝を生けてくれました。
開花が楽しみです!!
たくさん蕾が生っています♪

枝をよく見ると、元々生えていた部分は茶色に、新しく生えてきた部分は緑色にくっきり染まっています。

小さな剣山から大きく広がる枝は、一本一本は細いですが、力強く生えているように見えます。
カメラのレンズに納まりません☆
2月になれば、枝先まで花を咲かせて今度は可愛らしく変身することでしょう(^^)

寒さに負けず開花の時を待つ梅を見ると、パワーをもらいますね!!

受付に飾ってあります。お越しくださいます際は、どうぞご覧ください。
編集室