2024.08.28 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは!種苗課です。
毎日、暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。秋冬作の作業も最盛期となり、ご多忙のことと思います。
そのような中、秋冬野菜のキャベツ作付けをまだご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
今回は、これからでもは種できる春系キャベツのおすすめ品種をご紹介させていただきます。
そのおすすめ品種とは「ゆいな」です。
[品種特性]
・ 耐病性、耐寒性、晩抽性に優れる良質春系品種。
[栽培ポイント]
・ 9月1日~20日は種、10月1日~20日定植、2月~4月上旬収穫。
※は種期、収穫期は愛知県東三河地域での目安となります。
[注意ポイント]
・ 基肥を控えめにし、追肥主体で肥切れしないよう管理する。
・ 尖り玉を防ぐために、定植を遅れないようにし、年内までの生育をスムーズにする。
・ 4月上旬までには収穫を終える。
以上が「ゆいな」の品種紹介でした。
2024.08.26 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、営業企画課です。暑いですね、とにかく暑い。天気予報では、10月頃まで残暑が厳しい予報が出ています。
この暑さに影響を受けるのは、我々人間だけではないです。トマトやいちごの受粉に役立つマルハナバチも暑さの影響を受けます。代表的な影響と言えば、マルハナバチが受粉活動に専念しない。マルハナバチの寿命が短くなることがあげられます。
これは、巣内部の温度が高すぎると働きバチが授粉活動に専念せず、巣内にとどまって送風行動をとるからです。この送風行動で働きバチが体力を消耗し、結果として寿命が短くなってしまうことが原因です。
さて、ここからはハウス内が高温になる時期に、マルハナバチの巣箱内環境を快適な空間へと導いてくれる画期的な商品を紹介致します。
おすすめ商品 アグリ・トップまるはな冷すばこ(株式会社アグリセクト)
【おすすめポイント】
✧ 気化熱を利用して巣箱温度を下げ、巣箱内を快適な環境にすることができる。
✧ 季節を問わず使用できる「てきおん君(株式会社アグリセクト)」よりも安価で、高温対策目的で利用される方が、比較的導入がしやすい価格設定となっている。
✧ 重量も軽量で、100Vのコンセントと、水さえあればすぐに使用でき、使い方が簡単。
【どんなお客様に購入していただきたいか】
✧ 暑さにより巣箱が熱くなりすぎて、マルハナバチが巣箱からでてこない。訪花活動をしてくれないという課題に直面しているお客様。
✧ 手軽にハチの巣箱の暑さ対策をしたいお客様。
昨年は、9月にマルハナバチが中々出てこなかったと聞いています。9月はマルハナバチを諦めてホルモン処理をするか、「アグリ・トップまるはな冷すばこ」を導入し、マルハナバチを使えるようにするかで、かなり作業効率は変わってきます。かゆい所に手が届く「アグリ・トップまるはな冷すばこ」をご検討してみてはいかがでしょうか。
2024.08.19 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、種苗課です。
8月になり、本格的な夏が始まりましたね。
暑い中での作業となりますが、適度に休憩しながら体調管理に気を付けて、猛暑を乗り切りましょう!
今回は、これから、は種が始まる白菜のおすすめ品種「黄づつみ」シリーズをご紹介いたします。
☆ 黄づつみ78
✧ 8月下旬~9月上旬は種 11月中旬~12月中旬収穫(暖地基準)
✧ 年内収穫の作型は不安定な作型となりますが、「黄づつみ78」は黄化病耐病・細菌性病害にも比較的強く、形状安定性にも優れる品種です。
✧ 株張りはややコンパクトな品種となります。
☆ 黄づつみ90
✧ 9月上中旬は種 1月上旬~3月中旬収穫(暖地基準)
☆ 黄づつみ95
✧ 9月上中旬は種 1月中旬~3月中下旬収穫(暖地基準)
「黄づつみ90」、「黄づつみ95」は、葉が肉厚で耐寒性に優れ、厳寒期でも寒さ傷みが少ないことに加え、晩抽性にも優れる品種です。
◎ <「黄づつみ90」と「黄づつみ95」の使い分け>
①収穫時期:熟期と耐寒性の違いから
・ 1月上旬からの収穫を狙う場合は「黄づつみ90」、より遅い作型で3月中旬収穫を狙う場合は「黄づつみ95」
② 玉形状
・ 箱詰めしやすくコンパクトな形状を求める場合は「黄づつみ90」
・ 重量と玉肥大を求める場合は「黄づつみ95」
是非、品種選定の参考にしてください!
2024.08.08 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、しんしん明和店です。
いよいよ夏本番!!
8月は、秋冬野菜のたねまきが始まります。
しんしんでは、種子はもちろん、たねまき資材も豊富に取り揃えております。
皆様のご来店をお待ちいたしております。
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しんしん明和店へのご来店をお待ちしております。
お問い合わせは、
電話番号:0596-53-1088(しんしん明和店・松阪営業所、共通)
*しんしん明和店について
2024.07.24 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは営業企画課です。
いきなりですが、竹満作という菌体資材を聞いたことがございますか?
竹満作は、日本を代表する菊の大産地である田原市でも、多くの人に愛用していただいている菌体資材です。
今回は、竹満作の基本情報と、どのようなお客様にこの資材を知っていただきたいかを中心にご紹介したいと思います。
竹満作の基本情報
竹満作とは、フルボ酸入りの強化微生物を16種添加してある発酵竹粉の事です。1gに300万個以上の菌が付着しており、1袋中には約450億個以上の有用微生物菌が付着していて、効果・発現能力が高い菌体資材です。
規格
・ ペレットタイプ【内容量】20kg
・ 粉(パウダー)タイプ【内容量】15kg
こんな方にオススメ!
① 土壌改善をしたい方
・ 強化微生物菌を16種添加しており、竹炭が菌の住処となることで効率よく土壌で繁殖し、土壌の団粒構造を作り出します。
・ 強酸性(ph2.0~2.5)の乳酸やアルコール(酵母菌が作る)で悪玉菌を制菌し、土壌改良をします。
② 病害虫対策をしたいお客様
・ 乳酸菌が作り出す乳酸が、強酸のため病害虫を抑制します。
・ トリコデルマ菌施用で根圏環境を良好にして、作物の抵抗力を高めます
③ 秀品率を上げたいお客様
・ 善玉菌が生成する各種有機酸で、土中の鉱物化したリン酸、カルシウム等を 溶解(キレート化)し毛細根が吸引して、健康生長し、増収、糖度、秀品率、日持ちがアップします。
今回ご紹介させていただいた「竹満作」は、土壌の環境を整えたり、作物自体が病害虫にかかりづらい環境を作ったり、作物栽培の手助けを大いにしてくれる商品だと自信を持って言える商品です。驚愕の有用微生物含有数を誇る竹満作を一度試してみてはいかがでしょうか。
2024.07.18 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、施設部です。
今回は、東都興業株式会社様から発売されました遮光システム「ヒロシェード」をご紹介します。従来の巻上げ式ではなく、二重の棟のパイプに巻き取る方式です。
◎ 特徴
・ 巻き上げ式ハウス内張りでは解決が難しかった、巻き上げパイプの蛇行を解決しやすいシステムです。
・ とにかく部品点数が少なく、安い!
・ 部品点数が少ないから施工性も良い!
・ 昨今の酷暑により、遮光ネットの遮光率が高くなっている中、開閉できる遮光カーテンシステムは時流にあっている。
・ 「日焼け果」対策に効果あり。
曇天が続く梅雨時期などに、急に晴天となった場合は「日焼け果」の要因となります。強い日差しを防ぐには、巻き取り制御が効果大です。
<製品仕様>
・ 奥行50mまで
・ 遮光ネットは熱融着品推奨
・ 巻き取り幅は4m程
2024.07.05 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、種苗課です。
7月になり、キャベツのトップバッター品種の播種が、じきにスタートしてくる頃になってきましたね。今回は、キャベツの育苗管理と新品種のご紹介をします。
☆ キャベツの育苗管理
最近は、毎年猛暑が更新されております。ここで暑さに耐えうるための、基本的な育苗管理について整理した特集を「2024秋冬トヨタネ総合カタログ」でご紹介していますが、今一度ご案内いたします。
品種の能力も高くなってきていますが、それ以上に環境も変わってきています。カタログでご紹介している「育苗の基本3点」の対策をとられ、葉面散布剤などを活用しガッチリとした良い苗を作りましょう!
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☆まだ播種の間に合うニューフェイスキャベツをご紹介。
≪TS-C910≫ 8/10~8/20播種(東三河基準)
◎ 品種特性 12月下旬~2月上旬の年またぎ品種
✧ 色が濃く平玉で安定!
✧ じっくり締まるので在圃性に優れる!
✧ 低温伸張性があり厳寒期でも栽培可能!
◎ 栽培ポイント
✧ 乾燥する圃場には根が動きにくいため圃場選びには注意する。
✧ 黒腐れ病のリスクがあるので、12月上旬を狙った早播きは避ける。
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弊社では、まだまだ秋冬種子のご注文承っております。ご用命の際には、いつでもお声がけしていただければと思います。今後とも宜しくお願い致します。
2024.07.02 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
皆様こんにちは、岐阜営業所です。
近年、夏に限らず異常な猛暑日が多い環境下で栽培を強いられる農家様に、画期的な遮光ネットが出てきましたのでご紹介します。
ご紹介する商品は、株式会社イノベックス様の光を遮らずに熱線だけをカットする遮光ネットの「ダイオネオシェード清冷」(以下、清冷)です。
ハウス栽培では、高温対策として遮光ネットを使用することが一般的ですが、遮光することにより、作物の光合成を低下させてしまうといった悪影響もあり、光と暑さのどちらかを犠牲にせざるを得ない状況でした。農林水産省が2023年10月に発表したリポートによると、生育~収穫期の高温によって、トマトの着花・着果不良の影響が全国で2割程度みられたとの事です。
清冷は、透明度の高いクリアグレー色をしており、太陽光のうち熱の成分である赤外線を吸収して、ハウス内への侵入を遮断しますが、光合成に必要な光は透過させます。
株式会社イノベックス様の試作展張の結果からは、ハウス内の温度のみならず、作物体(葉面)の温度を低下させることも確認されており、暑さに対して作物自体にも好影響が予測されます(下記図)。
23年夏期に、清冷30~35%と白色遮光40~45%との比較試験をしたところ、赤外光の透過量は変わらないのに、光合成に有効な波長の透過量が多いという結果となりました。
従って、清冷は「熱線だけを遮断し、より多く光合成に有効な光を透過する」といえます。
清冷の最大の特徴である「赤外線吸収」ですが、従来は熱線の吸収剤に有機物を使っている事が多く、紫外線によって成分の分解が進むため、性能を長く維持が出来なかったところ、今回の清冷では、無機物の吸収剤を採用することで、経年劣化を防ぐことが出来たそうです。
【クリアグレー色】
また、清冷は作物体のみならず、ハウス内で作業する方の労力負担軽減、熱中症対策としても有用です。
2024.06.26 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、営業企画課です。
皆さん、育苗をする際にどんな培土を使ったらよいのか迷うことはありませんか?
今回は「使用してよかった」とご好評いただいている育苗培土をご紹介します。
◎タキイ培土 TypeZ 50L
【こんな方におすすめ!】
・ 根回りの良く締まった苗を育てたい方
・ 高い透水性や保水性に優れた育苗培土をお探しの方
【特長】
・ 高品質なピートモスや粒土の揃った原料(ゼオライト等)の使用によって高い透水性を実現
・ ゼオライト等の配合により、肥効の持続力が長く、締まった苗姿に
・ 根回りに優れ、さらに内部にしっかりと細根が張るため、定植後の発根に優れる
・ 生育後半もしっかりと太根が張り、収量増加や栽培安定性の向上が期待される
TypeZ |
比較培土 |
太根、根数多く、根鉢全体から発根 |
細根、根数少なく、根鉢下部から発根 |
ラインナップは、N 80~180 までの5種類。果菜・葉菜問わず使用可能で、播種用としてだけでなくポット用としてもご使用いただけます。
「規格がたくさんあるけど、どの規格を選んでいいのか分からない」とお悩みの方は、下記表を参考にしてみて下さい。
また、「タキイ培土 TypeZ」を使用したお客様より感想をいただいております。
・ 根張りが良くなった。
・ 今までは根の色があまり良くなかったが、「タキイ培土 TypeZ」は白い根がたくさん張る。
・ 定植後の成長が早い。
資料提供:タキイ種苗株式会社
2024.06.12 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、豊川営業所です。
バラ栽培の「うどんこ病」にお悩みではないでしょうか?
今回は、紫外線(UV-B)照射による病害抑制技術についてご紹介します。
豊川営業所では、バラ農家様向けにUV-Bランプの販売促進を今年から行っております。
本ブログでは、導入に向けたメカニズムの解説、注意点、導入事例について紹介します。
◎ UV-B照射によるうどんこ病抑制のメカニズム
うどんこ病は、バラの葉や茎に白い粉状のカビが発生する病害で、栽培者にとって大きな悩みの種です。従来は主に殺菌剤を使って防除されてきましたが、今回の研究では紫外線(UV-B)の照射による新たな抑制方法が検討されました。
UV-Bは、波長が280nm~315nmの紫外線で、殺菌効果が高いことで知られています。研究では、このUV-Bをバラに照射することで、うどんこ病の発生を効果的に抑制できることが確認されました。
◎ 導入に向けての注意点
UV-B照射は、バラから1.2m~1.5mの距離が適正と言われています。あまり近づけすぎると葉や花が焼けてしまうことがあるため、近距離の場合は「近接照射器具」を使用して適正距離を保つことをお勧めします。
また、豊川管内のバラ農家様では、自動防除機を使用している方が多く、これがUV-B取り付けの際に弊害となることがあります。特に、軒の高さによって取り付けが困難なケースがありました。導入を検討される場合は、ぜひ最寄りの弊社営業所にご相談ください。
◎ 豊川管内での導入事例とお客様の声
UV-B照射の基本は、UV-B蛍光灯を夜中に毎日2~3時間照射しています。ハウスごとに照射距離も変わってくるため、場所ごとの時間調整は必要です。品種ごとの照射時間の差は、現在まだデータがありません。
導入者様からは、うどんこ病が減ったという声が多いです。問題点としては、葉焼けの調整が難しいのと、照射が届かない範囲にはうどんこ病が発生してしまうことが挙げられます。
◎ UV-B照射の注意点と今後の課題
UV-B照射には人体への有害性があるため、照射は夜間に行い、直視しないように注意が必要です。また、高い放射照度では葉に軽い障害が出る可能性があるため、品種間の差を確認しながら、最適な照射条件を見つけることが重要です。
【ハウス圃場:UV-B電球の取付状況】
UV-B照射技術は、バラのうどんこ病を抑制する新しい選択肢として非常に有望です。バラ栽培における病害抑制の革新技術として、今後の展開が楽しみです。ぜひ、バラ栽培者の皆さんもこの新技術を取り入れて、美しいバラを育ててください。