ブログ「クロロフィル通信」

2024.04.16 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

コストパフォーマンスの良いTSKハウスへの取り組み

こんにちは。施設部 施設設計課です。

今回は、最近の施設設計課の取組みについてご紹介します。

現在、当社の丸型ハウスには、基本となるTSKハウス、耐風速40mのTSK-40、大きな間口寸法に対応するTSKハウスWideの、大きく分けて3種類あります。

施設設計課では、現在、TSKハウスで使用する部品の、コスト削減、耐久性アップ、施工性をより良くする目的で、順次改良に取り組んでいます。

【最近の取組み事例】
1. 入口戸の隙間を塞ぐ「ドアスキガード」を、耐久性がある「モヘヤ」に変更。

2. ハウス周りのトタン上部に取付ける「アルミアングル+アルペット」を、コスト削減と見映えから、「アルミトタンカバー」に変更。

3. 天井換気部のツユ受けを「ツユトールZ Ⅱ」に変更

4. 水滴を防滴板へ流し、外部へ排水する「防滴配管セットVer.2」へ変更
 
・ 防滴配管セットVer.2は、ハチやゴミの詰まりによる防滴板のオーバーフローを防ぐ為に、防滴板の落し口やホースのサイズアップをしました。

防滴配管セットVer.2

 ・ 排水ホース先端妻部には、ホースの取り回しの改善や、施工性を良くするため、防滴配管セットを取付けました。

【ハウス内側】
 ハウス内側

【ハウス外側】
 ハウス外側

昨年はVer.1を数ヶ月取り付けましたが、職人から施工性が悪いと指摘を受け、現在はVer.2(写真参照)になりました。

今後も、よりコストパフォーマンスの良いTSKハウスにしていく為に、お客様からの御意見、社員からのダメ出しなどに耳を傾けてまいります。


2024.04.08 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

農業用ビニールハウス「TSKハウスWide」のご紹介

浜松営業所です。
今回は浜松営業所で3棟の実績があります農業用ビニールハウス「TSKハウスWide」のご紹介です。

TSKハウスWide①

TSKハウスWideは、間口8mの弊社オリジナル丸型合掌ハウスになります。

オススメPoint!
☆ 間口が広いことで、畝が多く作れる、栽植本数が増える。
☆ 連棟になれば間口が広い分、谷柱が少なくなるので、作業性が大幅にアップ。影も減らせる。

TSKハウスWide②

建設場所の風当たり等を考慮して、仕様はそれぞれの場所に応じて多少アレンジしていますが、お客様のご要望を踏まえてご提案をさせて頂いております。
台風で突風が吹いてもドアが飛ばされないように、カンヌキの設置もオプションで対応可能です。

 TSKハウスWide③

たいへんオススメのハウスです!
※ 建設場所によっては、自然条件などを考慮して、TSKハウスWideをオススメしない場合もございますのでご了承ください。

今回ご紹介しました「TSKハウスWide」について、詳しくはお近くの営業所、または弊社HPのお問合せフォームにてお問い合わせ下さい。


2024.04.02 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

おすすめ機能性緑肥

こんにちは、種苗課です。
今回は、5~8月に播種できる機能性緑肥種子をご紹介します。
機能性緑肥を使うことで、透水性の改善や、保肥力の向上、有害線虫の減少、雑草の抑制などの効果があり、土壌病害を低減したり、減農薬や減化学肥料を実現できたりすることができます。

1. クロタラリア
・ 温暖条件を好むマメ科作物で、根粒菌によって空中窒素を土壌に固定し、地力の増進や土質改善効果がある。
・ 線虫抑制効果の幅が広い。
・ 高い根耕効果で耕盤破壊し、物理性を改善する。
☆ 栽培ポイント
 ➤ 地上部を細断してから、すき込む。

2. ソルガム類
・ 初めて緑肥を蒔いてみたい、という方におすすめ。
・ 有機物補給に優れ、目的に応じて様々な種類がある。

3. パールミレット
・ 線虫抑制効果と栽培性の良さが特長。
・ 土壌を選ばず良く生育するので、ソルガムの連作障害発生圃場での播種もおすすめ。
・ 出穂しても柔らかく、すき込みしやすい。

4. ヒマワリ
・ 地中深くまで根を張るので、物理性の改善効果がある。
・ 土壌中の菌根菌を増加させ、リン酸を有効活用させる。
・ 景観用としてもおすすめ。


PDF版はこちら
緑肥チラシ5~8月_ページ_1   緑肥チラシ5~8月_ページ_2

※記載の播種期は東三河標準(暖地基準)で記載しております。

春まき機能性緑肥にご興味のある方や品種のご相談は、弊社HPの「お問い合わせ」、またはお近くの営業所までお問い合わせください。

2024.03.22 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

イチゴ苗の片付けに「根こそぎソケット」のご紹介

こんにちは、営業企画課です。

もうすぐお花見の季節がやってきますね。今年は、桜の開花が早いと予想されています。桜の開花ニュースをこまめにチェックしながら、いつ満開になるのかとソワソワしながら心待ちにしています。

今回は「根こそぎソケット」をご紹介します。
「根こそぎソケット」は、インパクトドライバーに取り付けて、イチゴ苗のクラウンを簡単に取り除くことができる商品です。

イチゴ苗を片付ける時に、クラウンが上手く取り除くことができなかったり、鎌での作業が大変だと思っている方におすすめです。

根こそぎソケット

【特徴】
・ 作業が簡単で早い
・ 給液用チューブや高設ベッドの発泡スチロールを傷つけにくい
・ 抜き取る体積が小さいので、培地の減少を防ぐことができる

実際に使用したことがありますが、イチゴ苗のクラウン部分に「根こそぎソケット」を挿し込んで、インパクトドライバーを回すだけで、簡単にクラウンを取り除くことができました。

コツを掴めばスムーズに作業できます。
鎌と「根こそぎソケット」で取り除いた苗を比べてみると、抜き取った培地の差も歴然で驚きました。

イチゴ苗の片付けをする時期になりますと、お問合せや注文を多くいただきます。「根こそぎソケット」が気になる、購入を検討している方は早めにお問合せ下さい。

「根こそぎソケット」について詳しくは、お近くの営業所、又は弊社HPのお問合せフォームにお問合せください。

また、「根こそぎソケット」の使い方や実際に使用している様子をYouTubeにアップしていますので、是非チェックしてみて下さい。

2024.03.15 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

白い防草シートの下には農ポリがおすすめ!

こんにちは、施設部です。

施設部では、園芸ハウスの見積もりのほかに、イチゴ高設栽培やココバッグ栽培などの栽培システムの見積作成を行っています。

近年では、システム導入の際に、「白い防草シート」を選択されるお客様が増えてきました。白い防草シートを敷くことで、光の反射による光合成促進や果実の色づきアップなどの効果が期待されます。

 白い防草シート

当社では、白い防草シートを導入されるお客様には、白い防草シートの下に農ポリ(農業用ポリエチレンフィルム)を敷くことをおすすめしています。

農ポリを敷く事による期待効果
・ 泥が浮き上がってくるのを防止して、シートの汚れを防止
・ 雑草が、シートから出てきてしまうのを防ぐ
・ 地面から湿気が、上がってくることを抑える

施設部では、長年の経験と知識を活かして、お客様にとってプラスになるご提案を今後もしていきます。

お気軽に最寄りの営業所、またはHPにてお問合せください。

2024.03.08 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

『赤穂』のスイートコーンご存知ですか??

こんにちは、種苗販売課です。
スイートコーンの播種時期ですね。
今回は『赤穂』のスイートコーンをご紹介します。

スイートコーンの雄穂は、通常は黄色ですが、雄穂が赤色の品種があります。
この赤色は、アントシアニンという成分です。茎の根元にも赤色が入るので、初めて栽培される方は驚くかもしれません。

個人的には、赤穂品種は風味が豊かで、他品種とは一味違ったおいしさがあると感じます。

【赤穂】
 赤穂画像

赤穂で今人気なのが『ドルチェドリーム』という品種です。

【ドルチェドリーム】
 ドルチェドリーム画像

ドルチェドリームは、赤穂で実はバイカラーと、とても特徴的な品種です。
「甘いコーンは小さい」というイメージがあるかもしれませんが、ドルチェドリームは400gを超えるサイズで、甘さとボリュームを両立した品種です。

ドルチェドリームは ⇒こちら!

当社では、他にも数多くの品種を取り揃えております。品種の特性や栽培方法などにつきましては、お近くの営業所、または弊社HPのお問合せフォームにてお問合せ下さい。

2024.03.06 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

暑さ対策!オススメ遮光剤のご紹介

こんにちは、営業企画課です。
先月に引き続き暑さ対策資材のオススメ資材をご紹介いたします。
今回オススメするのは遮光剤『エクリプスF4』です。

暑さ対策資材を先月の『トランスパー』に引き続きご紹介するのには理由があります。
その理由は、暑さ対策をすることが作物栽培において欠かせないことになってきているからです。

最近の夏は皆様も御存知の通り、とにかく暑いです。
猛暑によりハウス内が高温にさらされることは、作物にとって非常に大きなストレスになります。
また、ハウス内が高温になりすぎて人が中で作業ができない、作業ができても過酷な労働環境で生産性が著しく下がり、人間にも大きなダメージがあります。

エクリプスF4は、夏の強い日差しはしっかり遮光し、曇天時には光を取り入れることが可能な遮光剤です。エクリプスF4は、専用除去剤のエクリプスネットを使用しなくても、シーズン終わりに自然分解します。(除去剤を塗る手間、除去剤購入コストが省けます)

【エクリプスF4】
 エクリプスF4
規格:20kg

【1000㎡当たりの目安】
・ 2缶を水200Lで希釈(希釈率1:5) 遮光率68%くらいになります。
・ 1缶を水200Lで希釈(希釈率1:10) 遮光率45%くらいで施用することも可能ですが、持続期間は短くなります。

【夏場の暑さ対策目的の塗布事例】
6月下旬から7月上旬。ここから3ヶ月程度塗ったままの状態にする。

✧ 専用除去剤 エクリプスネット
✧ 規格    10L(12kg)
✧ 推奨倍率  1:3~5 
✧ 使用時期  塗布剤を落としたい時(推奨:日射量が低下する10月上旬頃)

除去剤を使用しなくても徐々に落ちて行きますが、使い方のポイントとして、遮光剤が付いた状態で除去剤を使用すると、ハウスのちりやホコリも一緒に除去してくれたり、除去後も汚れがつきにくくなったりする効果があるので、光が最大限に取り入れやすくなります。

汚れが気になる方は、是非除去剤をかけてハウスのフィルムを現状よりもきれいな状態にし、光線透過率を少しでも上げた状態で冬を迎えていただきたいです。

農業用ハウス内の暑さ対策、高温対策として、外部遮光は有効です。この理由から、外部遮光や外部遮熱ができる塗布剤は、非常に有効な資材と言えます。

遮光剤、除去剤の詳しいご利用方法や商品情報につきましては、お近くの営業所、又は弊社HPのお問合せフォームにお問合せください。

2024.02.08 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

アールスメロン、おすすめの品種「TS-M2110」のご紹介

こんにちは!種苗販売課です。
寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。暖地の皆さんは、収穫最盛期でご多忙のことだと思いますが、春夏野菜の作付けをまだ検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか!?

今回は、アールスメロンのおすすめ品種「TS-M2110」を紹介させていただきます。品種選定がまだの方は、是非ご参考にしてください!

 アールスメロン_TS-M2110

「TS-M2110」は、2月下旬~3月上旬の播種、6月中下旬~7月上中旬収穫の品種です。
  ※ 播種期、収穫期は愛知県での目安となります。

[オススメポイント]
・ 「TS-M2110」は、6月中旬から収穫できる春秋系アールスメロンです。
・ エソ斑点細菌病に抵抗性があり、うどんこ病に耐病性があります。
・ ネット盛りに優れた外観で、肥大性に優れるのが特徴です。

[注意ポイント]
・ 草勢は大人しいですが樹は良くできるので、交配前後の潅水管理に気をつけ、ヒルネットに注意してください。
・ じっくり糖度が乗るため、収穫日数は57-58日を目安にしてください。

以上、アールスメロン「TS-M2110」の品種紹介でした。

アールスメロンを含めた春夏野菜の品種の詳細については、お近くの営業所または弊社HPのお問合せフォームへお問合せ下さい。

2024.02.06 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

暑さ対策!オススメ遮熱剤のご提案

こんにちは、営業企画課です。春先の暑さ対策に向けて遮熱剤の導入準備を進めてみてはいかがでしょうか。

昨年は、観測史上最も暑い夏で猛暑が続き、農業に深刻な影響を与えました。今年も気温が高くなるのではと一部の有識者が予測しています。大切な作物が温度変化に起因する被害に遭わないためにも、早め早めの暑さ対策の導入準備をオススメします。
今回は、2024年の作物栽培において注目度が高い暑さ対策のオススメ資材として、遮熱剤のトランスパーをご紹介します。

トランスパーは、近赤外線を反射して温室内の温度を下げ、光合成に必要な「光合成有効放射=PAR光線」はしっかり通す遮熱剤です。

【トランスパー】
  トランスパー
規格15kg

【1000㎡辺りの目安】
・ トランスパー3缶を水130Lで希釈PAR光線透過率72%室温約6℃低下。
・ トランスパー2缶を水150Lで希釈、PAR光線透過率84%室温約4℃低下。
・ 推奨倍率 トランスパー:水=1:3~5

【トマトでの使用事例】
春先の3月に1回目の塗布(推奨倍率1:5)。その後は、塗ったままの状態を保つ。
6月末に2回目の塗布(推奨倍率1:3)

2回も塗布する必要があるの?どんな効果があるの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、それにはこんな目的があります。

☆ 1回目の塗布の目的
 ➤ 春先の強い日差しや、それに伴うハウス内の急激な温度上昇の対策
☆ 2回目の塗布の目的
 ➤ 高濃度の遮熱剤を塗布することで夏の猛暑対策
☆ 重ね塗りのメリット
 ➤ 梅雨時期に雨量が多いと、折角塗布した遮熱材が多く剥がれてしまうことがあります。例え塗布した遮熱剤が多く剥がれてしまっても、梅雨時期を過ぎた後に重ね塗りをすれば、夏の猛暑対策も万全になるというメリットがあります。

以上の理由から、合計2回の重ね塗りを推奨します。

◎ 専用除去剤「トップクリア」
規格 20kg
推奨倍率:1:5~7 
使用時期:落としたい時 例年10月上旬が多いです。

「暑さ対策って、まだ寒いのに気が早くないですか?」そのように思われる方も多いかと思います。しかし、色々調べてみると暑さ対策を早めに意識し、春先に遮光剤・遮熱剤を導入することにはメリットが多くあります。
代表されるメリットを3つご紹介します。

1. 春の急激な温度変化にも対応ができ、高温による葉焼けや成熟が早まるのを防ぎます。
2. 暑さ対策は夏のイメージが有り、春は対策をされずに品質の低下を招いている方も見られますが、春の対策をすることで品質低下を低減できます。
3. ハウス内が高温になるのを防ぎ、作物や作業者に対してもハウス内を良い環境にします。

春先から遮光剤・遮熱剤を塗布することでデメリットがあるとすれば、していなかった時に比べてコストがかかるということくらいではないでしょうか。
暑さ対策をせずに作物の品質を低下させ、作物をダメにしてしまったり、暑くて作業効率が下がってしまったりすることを考えれば、デメリットよりもメリットの方があると思います。

遮光剤・遮熱剤の詳しいご利用方法や商品情報につきましては、お近くの当社営業所、または弊社HPのお問合せフォームにてお問合せください。


◎トランスパーの商品情報は⇒こちら!


●トヨタネ排液リサイクルシステムって?

【トヨタネ排液リサイクルシステム】は、従来のかけ流し式養液栽培では圃場外に捨てていた排液(=植物が吸わなかった余分な培養液)を培養液として再利用する商品です。養液栽培における化学肥料の低減や、排液リサイクルする際に課題となる養液の肥料濃度を独自の技術で安定化する機能などをワンパッケージにしました。

次のような生産者様におすすめです。
・ 環境に配慮した栽培に関心がある
・ 安定した栽培のために排液量を確保しながら肥料代を抑えたい
・ オーダーメイドは設定も難しいし、メンテナンスも簡単な方が良い


トヨタネ排液リサイクルシステムの全体像


詳しくはコチラ⇒https://www.toyotane.co.jp/products/002473.html

◆ みどり投資促進税制とは?
農林水産省の「みどりの食料システム法」に基づき、国の認定を受けた設備(化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備)を導入した場合、導入当初の所得税・法人税の負担を軽減することができる制度です。
【トヨタネ排液リサイクルシステム】は、令和5年11月1日に認定されました。

◆ どんなメリットがあるの?
対象となる設備について、導入当初に、通常の償却額に上乗せして償却することができます。初年度の経費を多く計上できるため、資金繰りの面でメリットがあります。

◆ 申請について
環境負荷低減に取り組む5年間の事業計画を作成することによって、都道府県知事の認定を受けることができます。計画認定前に機械等を取得してしまうと、税制の適用を受けられませんので、ご注意ください。

「トヨタネ排液リサイクルシステム」にご興味の有る方は、お近くの当社営業所、もしくは弊社HPのお問合せフォームにてお問い合わせ下さい。